川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
個人の古物商として活動しています。
前回まで自転車のホイールについて、解説しました。
今回は、使い尽くした自転車のパーツ達を捨てる場合の注意点について、
深堀りしました。
前回の続き
前回と前々回は、ロードバイクのホイールについて、
どんな物があるのか?車種ごとサイズごとに深堀りしました。
あわせて、初心者がこれから選ぶならどんなホイールが良いか?や、
実際の中古相場についても詳しくまとめました。
実際に買った後でフレームサイズの僅かな違いで、
手放す話はよくありますし、実際にオークション代行したこともあります。
今回は、役目を終えた自転車のパーツの捨て方について
いつものように川崎市、横浜市、世田谷区での廃棄する際の注意点などを深堀りします。
自転車パーツの捨て方をレクチャー
自転車と一口に言っても、じつはパーツごとに素材が違うので
全て金属の日や燃えるごみで出せばよいというわけではありません。
素材が違えば、燃えないこともありますし大きい場合は、
原則粗大ごみに出す必要があります。
ここで、パーツごとにどのような捨て方をすればよいのか、
川崎市、横浜市、世田谷区での違いについて深堀りします。
各自治体ごとの捨て方一覧
| 品目 | 川崎市 | 横浜市 | 世田谷区 |
|---|---|---|---|
| 自転車本体 | 粗大ごみ | 粗大ごみ | 粗大ごみ |
| フレーム | 基本的に粗大ごみ扱い | 30cm未満なら小さな金属類 | 粗大ごみ |
| ホイール | 粗大ごみ扱いが基本 | 粗大ごみ | 粗大ごみ扱い |
| チェーン | 金属なら小物金属 | 小さな金属類 | 不燃ごみ系 |
| サドル | サイズ・材質による | 小さな金属類 | 不燃ごみ |
| 金属製パーツ | 30cm未満→小物金属 | 30cm未満→小さな金属類 | 不燃ごみ等 |
| 電動自転車バッテリー | 通常の粗大ごみとは別扱い | 電池類 | 別途処分 |
特に注意したいのは、「自転車だから全部粗大ごみ」ではないことです。
1.川崎市
川崎市では、自転車全部や、フレーム本体などは粗大ごみです。
市の分別一覧でも「自転車=粗大ごみ」とされています。
また、川崎市の粗大ごみは、
- 最長辺30cm以上50cm未満で金属を含むもの → 300円
- 50cm以上180cm未満 → 600円
- 180cm以上 → 1,200円
という大きさによる料金体系です。
フレーム・パーツはどうする?
川崎市では、家庭から出る金属を含むごみについて、
最長辺30cm未満 → 小物金属
30cm以上 → 粗大ごみ
という基本ルールがあります。
したがって、
- 小さな金属製ボルト
- ステム
- 小型の金具
- 一部の小さなパーツ
などは小物金属にできる可能性があります。
一方、自転車のフレームのように30cmを大きく超えるものは、
原則粗大ごみと考えるのが安全です。
川崎市で注意したいこと
自転車を処分するときは、単にバラして普通ごみに混ぜればいい、
という考え方はやめたほうがよいです。
場合によっては燃えないものが混ざり、回収してもらえない場合もあります。
2.横浜市
今回調べた中で、一番わかりやすいのが横浜市です。
横浜市の「MIctionary」では、自転車関連をかなり細かく分類しています。
自転車フレーム
なんと、
自転車のフレーム → 粗大ごみ
ただし30cm未満 → 小さな金属類
となっています。
つまり、通常の自転車フレームなら粗大ごみです。
パーツ類
横浜市では、
自転車・バイクのアクセサリー/パーツ(金属製)
→ 小さな金属類
→ 30cm以上なら粗大ごみ
というルールです。
例えば、
- チェーン → 小さな金属類
- 金属製パーツ → 30cm未満なら小さな金属類
- 補助輪 → 30cm未満なら小さな金属類
- 荷台 → 小さな金属類、30cm以上なら粗大ごみ
- 金属製カゴ → 30cm以上なら粗大ごみ
- スタンド → サイズ・材質によって分別
となります。
ホイール
ホイールは少し特殊です。
横浜市では、
自転車の車輪 → 粗大ごみ
です。
さらにFAQでは、“ホイール+タイヤが付いた状態で2個まで1組”として
粗大ごみに出せると明記されています。
横浜市の「30cmルール」は覚えておくと便利
横浜市の小さな金属類は、
主に金属でできていて、一番長い辺が30cm未満
が基本です。30cm以上なら粗大ごみになります。
したがって自転車をバラす場合、
「30cm未満の金属パーツ」と「30cm以上のパーツ」を分ける
という考え方ができます。
ただし、何でも細かく切断して小さな金属類にすればいい、という意味ではありません。
3.世田谷区
世田谷区も基本的には、
一辺30cmを超えるもの → 粗大ごみ
という考え方です。
自転車も粗大ごみの代表例として扱われています。
粗大ごみは事前申し込み・有料で、持ち込みの場合は船橋粗大ごみ中継所を利用できます。
持ち込みは事前申込制で、1世帯1日1回・10個までという案内があります。
フレーム
世田谷区の自転車関連の案内では、
自転車フレーム → 粗大ごみ
という扱いになっています。
また、
- 自転車 → 粗大ごみ
- フレーム → 粗大ごみ
- カゴ → 不燃ごみ
- サドル → 不燃ごみ
- タイヤ・チューブ → 不燃ごみ
など、部品によって扱いが変わります。
ただし、ここは区の公式分別検索で個別品目を確認するのが確実です。

電動自転車の捨て方
前章では、普通の自転車の捨て方についてまとめました。
しかし、電動自転車についてはまた違うルールが存在します。
横浜市では、
電動自転車 → 粗大ごみ
バッテリー → 電池類
と明確に分けています。
また、バッテリーについては、可能な限り使い切って絶縁すること、
膨張・破損しているものは各区の資源循環局事務所へ持ち込むことが案内されています。
川崎市も2025年11月から充電式電池の出し方が変わっており、
30cm以上の充電式電池を粗大ごみに出す場合などに特別な扱いがあります。
電動自転車を捨てる場合は、
バッテリーを本体と一緒に粗大ごみに入れないのが基本、
と考えておくのが安全です。
逆に充電器などは、原則粗大ごみや雑金属の日に出せます。
バッテリーについては、小さいリチウムイオンバッテリーは
家電量販店でも扱えますが、
自転車用は買ったお店に相談するのもありかと思います。
電動自転車以外の捨て方注意点
ここまで自転車の一般的な捨て方について、
まとめましたがここから実は気をつけたほうが良い点について、
改めて深堀りします。
①防犯登録にも注意
完成車を廃棄する場合は、防犯登録の扱いにも注意したいところです。
特に、
まだ使える自転車を誰かに譲る場合
と
完全に廃棄する場合
では意味が違います。
以前の防犯登録の記事ともつながりますが、
売却・譲渡する可能性がある自転車なら、
処分前に登録関係を確認しておいた方がいいです。
② カーボンフレームを「金属ごみ」と考えない
アルミ・鉄・クロモリなら金属ですが、カーボンフレームは炭素繊維+樹脂です。
そのため、
「自転車フレーム=金属だから小さな金属類」
とは考えない方がいいです。
自治体が「自転車フレーム」として指定している場合は、
その品目指定を優先するのが安全です。
わからなければ、30cm以上のサイズが有れば迷わず粗大ごみにしましょう。
③ タイヤ・チューブは別物
フレーム、ホイール、タイヤ、チューブを全部まとめて
「自転車」と考えてしまうと分別を間違えます。
特に横浜市では、
車輪・タイヤ付きホイール → 粗大ごみ
という明確な指定があります。
ココで自転車パーツの売り方や相場をまとめます
ついでに、自転車はどこまでバラして売れるのか?
リユース目線で深堀りします。
自転車をバラすと、何が売れる?
結論から言うと、
フレーム > コンポ > ホイール > サドル > ハンドル・ペダル
という順番で「高額になりやすい」傾向があります。
ただし、これはあくまで一般論。
例えばDURA-ACE、ULTEGRA、105、MAVIC、ZIPP、S-WORKS、Fizik、Selle Italiaなど、
ブランド・グレードが良ければ、小さなパーツでもかなり値段が付きます。
① フレーム
特に高額になりやすい基本パーツです。
Yahoo!オークションの「自転車フレーム」では、
過去180日間の平均落札価格が28,652円、
最高は99万円。ロードバイクの中古フレームに絞ると平均58,217円、
カーボンフレームでは平均68,827円となっています。
もちろん高額ブランドが平均を押し上げています。
ざっくりした目安
| フレーム | 中古販売・落札の目安 |
|---|---|
| 無名・古いアルミ | 1,000~10,000円 |
| 一般的なアルミロード | 10,000~30,000円 |
| 人気ブランドのアルミ | 20,000~60,000円 |
| 一般的なカーボン | 20,000~80,000円 |
| 人気ブランド・上位カーボン | 50,000~200,000円以上 |
| ハイエンド | 数十万~100万円超もあり |
実際に2026年の落札例でも、CANNONDALE CAAD13のフレーム系車体が約6.3万円、
KUOTAのカーボンフレーム+105車体が6.6万円などの例があります。
ここは要注意
カーボンフレームは、
- クラック
- 打痕
- 補修跡
- BB周辺
- ヘッド周辺
- シートポスト周辺
を必ず確認。
「古いけどカーボンだから売れる」ではありません。
むしろ事故歴やクラックがあると安全性に直結するので、状態説明が非常に重要です。
② コンポーネント
ここはかなり狙い目です。
特に、
- DURA-ACE
- ULTEGRA
- 105
- Campagnolo
- SRAM
など。
中古パーツ専門の買取価格を見ると、
DURA-ACEコンポセットで3万~5万円、
ULTEGRAで2万~3.5万円、Campagnolo RECORDで2.5万~4万円という
目安が出ています。
さらに、105 R7000については、
Yahoo!オークションでもコンポセットが3万円前後で出ている例があります。
コンポの目安
| グレード | セットの目安 |
|---|---|
| TOURNEY等 | 数百~数千円 |
| SORA | 3,000~10,000円程度 |
| TIAGRA | 5,000~15,000円程度 |
| 105 | 10,000~40,000円程度 |
| ULTEGRA | 20,000~50,000円程度 |
| DURA-ACE | 30,000~100,000円超 |
| 電動Di2等 | モデル次第でさらに上 |
もちろん、世代によって大きく変わります。
面白いのが「バラ売り」
例えば、
- STIレバー
- リアディレイラー
- フロントディレイラー
- クランク
- ブレーキ
- スプロケット
など。
セットで売るだけでなく、人気パーツは単品でも売れます。
実際、105のSTI左右セットで9,000円、R7000のブレーキセットで3,200円という直近の落札例もあります。
つまり、
「完成車としては安いけど、コンポだけ抜くと意外と値段になる」
ということがあります。
③ ホイール
これは前回まとめたので、省略しますがビンテージものは型番などを念入りに探しましょう。

④ サドル
サドルはサイズが小さいので、売る側として非常に扱いやすい部品です。
特に、
- Selle Italia
- Fizik
- Specialized S-WORKS
- Brooks
- Selle San Marco
など。
一般的な人気モデルなら、
1,000~5,000円程度
から。
上位モデルになると、
5,000~15,000円程度
が狙えます。中古パーツ買取業者でもSelle Italia/Fizikのサドルは、
5,000~15,000円程度の参考価格が、
掲載されています。
「サドルなんて中古では値段が付かない」
は完全に間違い。
ブランドとモデル次第で、かなり化けます。
⑤ ペダル
ペダルは、
- Shimano
- LOOK
- TIME
- Crankbrothers
- Speedplay
などが狙い目です。
ざっくり
| ペダル | 目安 |
|---|---|
| 一般車用 | 数百~1,500円 |
| Shimano SPD | 1,000~4,000円 |
| SPD-SL | 2,000~7,000円 |
| LOOK KEO | 2,000~8,000円 |
| XT等上位MTB | 3,000~10,000円 |
| Crankbrothers等上位 | 3,000~10,000円以上 |
直近のYahoo!オークションでも、
未使用のJAMIS純正ペダルが1,200円、105ペダル+トークリップが1,980円などの例があります。
ペダルは単価こそフレームほど高くありませんが、
小さい・発送しやすい・型番が分かりやすい
という3点が強い。
⑥ ハンドル
ハンドルも意外と売れます。
特に、
カーボン製ドロップハンドル
は要チェック。
中古買取の公開価格では、
- Bontragerカーボン → 2,000~10,000円
- AERONOVA PROアルミ → 1,000~7,000円
- Eastonドロップ → 1,000~8,000円
程度の参考価格があります。
目安
アルミ:1,000~5,000円
ブランド品:3,000~10,000円
カーボン:5,000~20,000円以上
という感覚で見ておくとよいでしょう。
ただしカーボンハンドルもフレーム同様、クラック・締め付け跡・落車跡には注意です。

⑦ 実は「小物」が侮れない
今回の6種類以外にも、
- ステム
- シートポスト
- クランク
- スプロケット
- ディレイラー
- STIレバー
- ブレーキキャリパー
- ボトルケージ
- サイクルコンピューター
- パワーメーター
などがあります。
特にパワーメーターやGPSサイコンは別格。
GarminやWahoo、パワーメーターなどは中古でも需要があります。
まとめ
自転車は商材としても面白いですが、
危険が伴うので初心者は気をつけたほうがよい点が多いです。
特にフレームやホイールの目に見えないラックなどは、
見落とさないように気をつけて売りましょう。
困ったときは、当社に相談してください。
出張買取、オークション代行します。
お気軽にお問い合わせください。