川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
個人の古物商として活動しています。
自分が古物商として最初に手掛けたのが、
自転車のパーツでした。いまでも、その販売は続けています。
今回は、最近販売したホイールについて改めて、
深堀りします。
ロードバイクとアニー堂
自分が今の仕事を続けるきっかけとなったのが、
自転車のパーツの代行販売です。
思えば出会いは、趣味の場への足を探していて、
たまたま今でもお世話になっている、
自転車屋にたどりつきました。
古物商としては、確かマウンテンバイクに乗っていたときです。
前にも書いたかもしれませんが、
自転車屋はメーカーから売れないものを、
勝手につけられることがあります。
そういった物を、ヤフオクで売るお手伝いをしました。
最初は1つ出すだけでも半日以上かかった記憶がありましたが、
しっかり売り切ることが出来ました。
ちなみに印象に残っているのが、
キティちゃんのベル1ダースと、
パナレーサーのチューブでした。
いまでも自転車屋を起点に、いろいろな人の品物を預かりうる
オークション代行を続けています。
そうした中で、最近取り扱ったのがZIPPのトラック用ホイールを、
売ることとなりました。
10年以上前のホイールでしたが、
合計して15万円くらいで売ることが出来ました。
一方比較的新しいホイールでも、
数千円位の1本もあります。
まずは、自転車用のホイールについて改めてまとめます。

自転車のホイールとは
自転車用のホイールは、大きさ車種によって様々なホイールが用途ごとに存在します。
そこで、主なホイールについて種類ごとにまとめます。
まず大事なのは、ホイールの「26インチ」「700C」などの呼び方だけではなく、
“ETRTO/ISOのリム径(ビードシート径)”を見ることです。
同じ「26インチ」でも別規格が存在します。
🚲 自転車ホイールの主なサイズ一覧
| サイズ | ETRTO/ISO径 | 主な用途 | 現在の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 700C | 622mm | ロード、クロス、グラベル、トラック | ★★★★★ 主流 |
| 29インチ | 622mm | MTB | ★★★★★ 主流 |
| 650B / 27.5インチ | 584mm | MTB、グラベル、ツーリング | ★★★★☆ |
| 650C | 571mm | 小型ロード、TT・トライアスロン | ★★☆☆☆ |
| 26インチ MTB | 559mm | 旧MTB、クルーザーなど | ★★☆☆☆ |
| 27インチ | 630mm | 古いロード・スポーツ車 | ★☆☆☆☆ |
| 26×1 3/8系 | 590mm | ママチャリ・旧シティ車 | ★★☆☆☆ |
| 24インチ | 507mmなど | 子供用、小型車 | ★★☆☆☆ |
| 20インチ | 406mm / 451mm | BMX、折りたたみ、小径車 | ★★★☆☆ |
| 16インチ | 305mm / 349mm | 子供用、Bromptonなど | ★★☆☆☆ |
[用途別ホイール解説]
① ロードバイク・クロスバイク
700C(622mm)
現在のロードバイクでは圧倒的に中心となるサイズです。
特にロードでは、700×25C、700×28C、700×30C、700×32Cなど、
リム径は同じでタイヤ幅を変える使い方が一般的です。
② トラック・競技用自転車
700C(622mm)が基本
トラック競技では、
- スプリント
- ケイリン
- 1kmタイムトライアル
- チームスプリント
など、特に加速性能・空力性能・剛性が重要になります。
そのため中古市場では、普通のロード用700Cホイールとは別に、
「track」「track racing」「pista」「keirin」「sprint」
などのキーワードが重要になってきます。
ちなみに、2026年のUCIトラック世界選手権も開催されており、
トラック競技用機材は現在でも非常に専門性の高い市場です。
③ MTB
主に3種類です。
29インチ → 622mm
27.5インチ → 584mm
26インチ → 559mm
現在のMTBでは29インチがかなり主流になっています。
一方、
- 29インチ → 走破性・安定性
- 27.5インチ → 操作性・軽快感
- 26インチ → 旧MTB・一部特殊用途
という感じです。
ここで面白いのが、
ロードの700CとMTBの29インチは、リム径そのものは同じ622mm
ということ。
ただし、タイヤ幅が全然違うので、
「700Cホイール=29er MTBホイールとして何でも使える」という意味ではありません。
④ グラベル・ツーリング
主に
700C(622mm)
650B(584mm)
の2種類。
700Cは比較的細めのタイヤで走行効率を重視し、
650Bは太めのタイヤを組み合わせて悪路や長距離での安定性・快適性を狙う使い方があります。
⑤ 小柄な人向けロード・TT
650C(571mm)
これは中古市場ではちょっと面白いサイズです。
現在の主流からは外れていますが、
- 小さいフレームのロード
- トライアスロン
- タイムトライアル
などで使われてきました。
650B=584mmとは別物なので、ここは要注意です。
⑥ BMX
代表的なのが、
20インチ・406mm
です。
ただしBMXや小径車では451mmの20インチも存在します。
つまり、
「20インチだから20インチタイヤなら何でも合う」
ではありません。
⑦ 折りたたみ自転車・小径車
代表例は、
- 20インチ:406 / 451
- 16インチ:305
- 16インチ:349mm → Brompton系
など。
特に349mmはBromptonで有名なので、
古い小径車・折りたたみ車のホイールを見つけたときは要チェックです。
⚠️ 「26インチ」は特に注意
中古市場ではここがかなり重要です。
例えば、
26×1.95 → 559mm
なのに対して、
26×1 3/8 → 590mm
です。
どちらも「26インチ」と呼ばれますが、互換性はありません。
同じように、
27インチ=630mm
も存在します。
したがって、仕入れた中古ホイールを調べる場合は、
「何インチ?」ではなく
「ETRTOは何mm?」
を見る癖をつけると、かなり事故を減らせます。
💡 中古ホイールを見るなら、この順番がおすすめ
今回のように「ホイール単体で売れるか?」という目線なら、私は次の順番で確認します。
① リム径
→ 622 / 584 / 559 / 571など
② リム幅
→ 細いロード用なのか、太いMTB用なのか
③ ブレーキ方式
→ リムブレーキ / ディスク
④ ハブ
→ OLD、軸径、スルーアクスル、クイックなど
⑤ フリーボディ
→ Shimano / SRAM / Campagnoloなど
⑥ ホール数
→ 20H、24H、28H、32H、36Hなど
⑦ 用途
→ road / track / keirin / MTB / gravel / BMX
⑧ ブランド・モデル
→ Mavic、Campagnolo、Shimano、Dura-Ace、Zipp、ENVEなど
特に今回の”「短距離競技用」”は、単純な700Cホイールとして見るより、
トラック競技用・スプリント用という専門カテゴリーで調べたほうが相場を見つけやすいです。



初心者向けホイール
ここでふと疑問に思ったのが、
2026年現在で初めてロードバイクに乗りたい人向けに、
どのようなホイールがオススメなのかまとめます。
1. なぜ中古ホイールでも値段が付くのか?
ホイールが、ロードバイクの性能を比較的分かりやすく変えられるパーツだからです。
完成車を買い替えなくても、
「ホイールだけ交換して、今のロードバイクを少し速くしたい」
という需要があります。
特に上位グレードになると、
カーボン製・軽量・エアロ形状などにコストがかかっているため、
中古でも需要が残ります。
例えばSHIMANOの現行ロード用ホイールでも、
同じ700Cでリムハイト36mm、50mm、60mmなど複数の選択肢があります。
2. ロード用ホイールは「リムハイト」がかなり重要
ざっくり分類すると、
| リムハイト | 性格 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 20~30mm前後 | 軽量・登り向き | ヒルクライム |
| 30~40mm前後 | 軽さと空力のバランス | オールラウンド |
| 45~50mm前後 | 空力重視 | ロードレース・高速巡航 |
| 50~60mm前後 | さらに空力重視 | 平坦・レース |
| 80mm前後~ | 強烈な空力性能 | TT・トライアスロン等 |
例えばSHIMANOの現行製品でも、36mm、50mm、60mmといった
リムハイトが実際にラインナップされています。
またMAVICでは、TT/トライアスロン向けとして55mmや85mmといったかなり深いリムも展開しています。
つまり中古市場で、
「なんだ、このディープリム?」
と思ったものが、実はかなり高価な競技用ホイールだった……ということもあります。
3. 初心者なら、どんなホイールを選ぶ?
ここは逆にシンプルです。
私なら初心者には「30~40mm前後のアルミまたはカーボン」をまず勧めます。
理由は、万能だから。
通勤通学、サイクリング、ポタリング(軽いサイクリング)から、
レース用まで比較的対応できます。
いきなり60~80mmのディープリムに行く必要はありません。
初心者向けを3段活用
🥉 ① とにかく普通に乗りたい
アルミ・25~35mm程度
これが一番無難。
メリット:
- 比較的安い
- 扱いやすい
- 壊しても精神的ダメージが少ない
- タイヤ交換なども比較的分かりやすい
- 日常使用に向く
「初めてホイールを交換する」という人にはかなりおすすめです。
🥈 ② 少し速く走りたい
アルミまたはカーボン・30~50mm程度
ここが個人的には一番おいしいゾーン。
軽量性と空力性能のバランスを取りやすい。
特に、
「ロードバイクに慣れてきたので、ちょっといいホイールが欲しい」
という人には、この辺りが候補になります。
🥇 ③ レース・高速巡航を重視
カーボン・40~60mm程度
ここから一気に「競技機材」感が出てきます。
平地を高速で走る場合やレースではディープリムのメリットが大きくなります。
ただし、
軽さだけで選ばない
ことが重要。
深いリムほど空力面で有利になる一方、
横風などの影響も考える必要があります。
4. 初心者が意外と見落とす「ブレーキ方式」
これは中古ホイールを買うとき、
むしろリムハイトより先に確認したいポイントです。
大きく、
リムブレーキ
ホイールのリム部分をブレーキシューで挟むタイプ。
ディスクブレーキ
ハブ側のローターをブレーキで挟むタイプ。
があります。
そして、この2つは基本的にホイールを自由に交換できません。
例えばSHIMANOの製品情報でも、
同じ700Cでもリムブレーキ用とCENTER LOCKディスクブレーキ用が明確に別製品として設定されています。
今は、ほぼディスクブレーキが世界市場を、独占しています。
5. さらに中古市場では「ハブ規格」が重要
ここ、かなり大事です。
同じ700Cでも、
- クイックリリース
- 12mmスルーアクスル
- フロント100mm
- リア130mm
- リア135mm
- リア142mm
などがあります。
例えば現行のディスクロード用では、SHIMANOの製品に
フロント100mm、リア142mm、12mmスルーアクスルという仕様があります。
一方、リムブレーキ用ではリア130mmなどの仕様があります。
なので中古ホイールを仕入れたとき、
「700Cだからロードバイク用だ!」
だけではまだ不十分なんですね。
6. そして「カーボン=初心者向け」とは限らない
初心者が中古カーボンホイールを買う場合は、
落車歴・クラック・リムの傷・ブレーキ面・スポーク・ハブ
などをかなり慎重に確認する必要があります。
特に中古市場で怖いのが、
外見はきれいだけど、強い衝撃を受けている
ケース。
新品なら保証や販売店の確認がありますが、中古個人売買ではそこが難しい。
そのため初心者なら、
「高級カーボンだから買う」より「状態の良いアルミホイールを買う」
という選択も全然アリです。
まとめ
自転車のパーツは奥が深いです。
乗る人のコンセプトにあわせて、
無限とも言えるくらいの組み合わせがあります。
当社でも、エコに配慮したサイクリングを楽しむために、
色々なパーツを出張買取、オークション代行します。
お気軽にお問い合わせください。