川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
個人の古物商として活動しています。
シルバーウィークである程度実家の細々したものを、
片づけられたと思って安心していたら、
2階のデカいあいつを思い出して、
戦慄している方がいると思います。
今回は、2階に鎮座している箪笥のおろし方をまとめます。
2階の箪笥を下ろす方法
実家の片付けの難関の一つに、大型な婚礼タンスなどの処理があります。
特に、2階にあって搬入時に吊り下げを行う場合はさらに難易度が上がります。
まずは、2階にあるタンスのおろし方を4つ紹介します。
2階にあるタンスの搬出・搬入は大きく分けて
「階段を使う」「分解する」「吊る」「機械で吊る」 の
4種類の方法が考えられます。
1.普通に階段から降ろす
最も基本的な方法です。
ただし、大型家具の場合は単純に「持って降りる」だけではありません。
- 家具を横向き・斜めにする
- ドアを外す
- 手すりを一時的に外す
- 家具の脚や棚板を外す
- 毛布や養生材で壁・床を保護する
- 複数人で上下から支える
といった方法があります。
特に古い住宅では、
“家具そのものの幅よりも
「階段の踊り場で方向転換できるか」”が問題になることがあります。
例えば高さ180cm、幅90cm程度のタンスでも、
1階→階段→踊り場→90度方向転換→2階
という経路の途中で引っ掛かることがあります。
そのため、現場では家具の寸法だけでなく、
玄関幅 → 廊下幅 → 階段幅 → 階段の高さ → 踊り場 → 2階廊下 → 部屋の入口
まで通る全てのサイズを確認する必要があります。
2.家具を分解して階段から降ろす
これは、個人的にはもっと最初に検討したい方法です。
例えば、婚礼タンスや食器棚などは、
構造によっては上下左右に分解できます。
「完成した状態では通らないけれど、分解すれば通る」というケースです。
ただし注意したいのが、昔の家具です。
婚礼家具などは非常に頑丈に作られている一方、
ネジで内側が固定されているなど簡単に分解できない場合があることです。
3.2階の窓・ベランダから「手吊り」
これはかなり実用的な方法です。
2階の窓やベランダからロープなどを使って、
家具を吊り下げて搬出します。
逆に1階から2階へ運ぶ場合は「吊り上げ」です。
実際に大型家具・家電の搬出入では、階段を通らない場合にこの方法が使われています。
イメージとしては、
2階
↓
窓・ベランダ
↓
🪑 家具
↓
ロープ
↓
1階
という形です。
手吊りのメリット
- クレーン車が入れない場所でも可能な場合がある
- 狭い住宅街でも対応できる場合がある
- 道路を大きく使わずに済む
- 2階程度なら対応できる業者がある
- 不用品搬出との相性が良い
実際に、クレーン車が入れない場所でも、
手吊りで2階から搬出・搬入した事例があります。
ただし後でまとめますが、これはプロにしか出来ない技です。
4.クレーン・ユニックで吊り上げる
大型家具、ピアノソファ、重量級キャビネットなど、
家具が非常に重い場合や、手吊りでは危険な場合には、
クレーン車やユニック車を使います。
ただし、クレーン車が使えるかどうかを確認するのが
重要な手順となります。
[確認するポイント]
- 家の前まで車両が入れるか
- 道路幅
- 電線
- 街路樹
- 隣家との距離
- ベランダ・窓の位置
- クレーンの作業スペース
- 道路使用・交通への影響
などです。
ちなみにクレーンを使う場合は、
車両を家具の真下付近まで寄せられるか、
付近に電線などの障害物がないかが判断材料になります。
5.「2階だから吊る」とは限らない
2階にあるタンスをシチュエーションごとにあらためて、
まとめます。
| 状況 | 考えられる方法 |
|---|---|
| 階段を通る | 階段搬出 |
| 階段は通らないが分解可能 | 分解して階段 |
| 階段NG・2階窓あり | 手吊り |
| 階段NG・ベランダあり | 手吊り |
| 重量が大きい | クレーン・ユニック |
| 窓が小さい | 窓・サッシ確認 |
| 道路が狭い | 手吊りを検討 |
| 家具自体を分解可能 | 解体搬出 |
| 売却価値がある | 原則、無理な解体は避ける |
という感じです。

吊り下げを行う前の手順
実際に業者を選んで吊り下げを行う前に、
やっておいたほうが良いことを先にまとめます。
調べ直すと、特に重要なのは
①中身を空にする、②搬出経路を確保する、③吊り下げ場所の下を空ける、④窓・ベランダを確認する、
⑤天候を確認する の5つです。
1.家具の中身を全部出しておく
これは最優先です。
衣類着物タンスなら、中身を全部出します。
特に本棚は要注意です。
「本棚だから軽いだろう」→実際には本が大量に入っていて非常に重い
ということがあります。
ちなみに、収納家具を空にしておくことは、
業者が作業を行う前の条件にしています。
また、引き出しが外せるなら、
引き出しを外して別に運ぶ、扉を外すのも有効です。
2.家具のサイズを測っておく
これもかなり大切です。
最低限、
家具
- 幅
- 高さ
- 奥行き
- おおよその重量
搬出口
- 窓の有効幅
- 窓の有効高さ
- ベランダの幅
- ベランダの奥行き
- 手すりの高さ
を確認します。
「家具が窓から出そう」ではなく、
実際に家具を通せる有効開口寸法を見る必要があります。
窓からの吊り作業では、
窓のサイズやベランダの寸法、
窓下の作業スペースなどを事前に確認することが、
推奨されています。
3.窓・網戸・雨戸などを確認する
意外と盲点です。
家具を吊り下げるとき、
「窓は開くけど家具が通らない」
ということがあります。
その場合、
- 網戸を外す
- 窓を外す
- 雨戸を開ける
- 場合によっては扉を外す
などを行う前に上記作業を済ませ、
搬出経路を広げる場合があります。
ただし、窓やサッシを素人判断で外すのはおすすめしません。
業者に、
「この窓は外す必要がありますか?」
と事前に写真を送って確認しておく方がいいでしょう。
4.1階の「家具が降りてくる場所」を完全に空ける
この手順が実は、かなり重要かつ忘れやすいポイントです。
特に1階部分に以下のものがないか確認して、
あったら必ずじゃまにならないところに退避させましょう。
- 自動車
- 自転車
- 植木鉢
- エアコン室外機
- 物置
- フェンス
- 庭木
- 屋根
- ウッドデッキ
なぜ片付けが重要なのか?
業者側も、窓の下に家具を持ち上げるための作業スペースが必要としています。
なので依頼者側では、
「家具が落ちてくる場所」ではなく、「家具が通過する空間全体」を空ける
ととらえましょう。
5.吊り下げる場所の周囲を写真に撮って送る
これは今ならぜひやっておきたいですね。
業者に、見積もりを取っている間でもいいので、
できるだけたくさん詳細に、以下の部分の画像をのこします。
① 家具全体
② 家具の横幅が分かる写真
③ 窓・ベランダ全体
④ 窓の下から道路まで
⑤ 建物から道路側を見た写真
⑥ 電線・樹木などの障害物
クレーン業者でも、現地の写真から手吊りなどの工法を判断できると案内しています。
これをやっておくと、
「当日になって、あれ?これは無理ですね」
という事態をかなり減らせます。
6.電線を必ず確認する
これは特に重要です。
例えば、
2階窓
↓
家具
↓
電線
↓
道路
という位置関係だと、単純に吊り下げられない場合があります。
引越業者も、吊り作業の可否について、
道路幅・電線・樹木・作業スペースなどを事前確認する必要があるとしています。
写真を撮るときに、
「窓から下を見た写真」
を1枚入れておくと非常に分かりやすいです。
7.ベランダの手すりを「吊り支点」と思わない
ベランダがあるから、
「手すりにロープを掛ければいい」
というわけではありません。
手すりが、吊り作業の荷重に耐えられない場合もあります。
家具の吊り上げでは、
手すりの強度が十分であることが条件として挙げられています。
つまり、
「ベランダがある」=「吊れる」ではない
ということです。
ここは記事にすると非常に良い注意点だと思います。
8.当日の天気を確認する
吊り下げでは、普通の家具搬出以上に重要です。
特に、”強風”を受けると、家具が振り子のようにゆれしまい、
制御不能となる危険性が高まります。
また雨によって、家具や作業者の足元が滑るなどの問題があります。
家具販売店なども、当日の天候によって吊り上げ作業ができない場合があると明記しています。
したがって、
「雨天・強風時は延期になる可能性があります」
ということを最初から了承しておくのが大切です。
9.近所への一声も忘れない
戸建てでも、道路や隣家に影響する可能性があります。
特に、
- クレーン車を使う
- 道路に車両を停める
- 大きな家具を外から吊る
- 作業員が道路を使用する
という場合です。
クレーン作業では、エンジン音や一時的な交通制限が発生する可能性があり、
近隣への連絡が必要になる場合があります。
あわせてマンションなど集合住宅なら、
管理会社・管理組合・階下住戸などへの確認が必要になるケースがあります。
10.室内も片付けておく
吊り下げ作業というと外側ばかり考えてしまいますが、
家具を窓から外へ出すまでの室内経路を、
片付けるのも重要です。
吊り作業の業者も、事前の片付けをお願いする場合があります。
11.「養生をどこまでやるか」を事前に確認
ここは見積もり時に聞いておいた方がいいです。
最低でも、
窓枠
↓
ベランダ手すり
↓
室内壁
↓
床
↓
家具そのもの
を保護することを考えます。
吊り下げでは家具が外壁・窓・手すりなどに接触する可能性があるため、
養生と家具保護が重要とされています。
12.作業当日は「見物人」を作らない
これも地味ですが重要です。
吊り下げ作業中は、
“家具の真下に人を入れない“
が基本。
子どもやペットはもちろん、
依頼者本人も安全な場所で待機する方がいいでしょう。
[吊り下げ実施例]
ベンリーの作業例でも、上階2名+下階1名という3名体制で、
下側のスタッフが家具のバランスを取っています。
つまり、単純に
「上からロープで下ろす」
という作業ではありません。
そして「自分で吊る」は別の話
YouTubeなどを見ると、
「ロープがあれば誰でもできそう」
に見えるだけです。
特にタンス・食器棚・大型冷蔵庫などは、
その大きさ重さ以上にバランスの悪さを含めて、
DIYでの吊り下げはおすすめしません。
プロに任せましょう。

吊り下げを使う方法
ここで実際に吊り下げを行う際の手順をまとめます。
はい。調べてみると、2階から大型家具を「吊り下げ」で搬出する場合、
手吊りならおおむね1.5万~3.5万円前後、クレーン・ユニックなら3万~5万円前後を見ておくと、
一般の方にも説明しやすいと思います。
特に川崎・横浜あたりで「実家の片付け」を想定するなら、
単純な吊り作業料金だけでなく、
人件費・車両費・養生・窓の取り外しなどが追加される可能性まで考えておくのがポイントです。
2階から吊り下げる場合の大まかな相場
現在公開されている業者の料金例を見ると、かなり幅があります。
| 方法 | おおよその目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 手吊り・人力 | 15,000~30,000円程度 | タンス、ソファ、本棚など |
| 手吊り+人員追加 | 25,000~40,000円程度 | 重量家具・大きな家具 |
| クレーン・ユニック | 30,000~50,000円程度 | 大型・重量物 |
| 特殊な吊り作業 | 40,000円~ | 作業スペースが狭い、障害物が多い等 |
例えば専門業者の公開例では、
横浜市の吊り下げで基本料金8,000円+吊り作業22,000円+車両代2,000円=32,000円という例があります。
別の業者では2階へのクレーン作業を
“24,000円~(税別)””としており、
基本料金・人件費などが別途になる場合があります。
また、手吊りについては”11,000円(税込)~”という公開例もあります。
ただしこれは、
条件のよいケースの最低料金と考えた方がよさそうです。
一般的な相場としては15,000~30,000円程度という情報もあるからです。
実家の片付けなら「3万円前後」が一つの目安
例えば、
2階の婚礼タンス1棹
を、
- 中身は空
- 2階の掃き出し窓から吊り下げ
- 戸建て
- 電線などの障害物なし
- 道路から作業可能
- 手吊り
- 窓・サッシの取り外し不要
という条件なら、
ざっくり
2万~3.5万円程度
くらいを想定しておくといいでしょう。
実際に公開されている料金例でも、
タンス・本棚・食器棚などの吊り作業について、
総額3万円前後となるケースが確認できます。
逆に、
「2階だから3万円」
という単純な話ではありません。
家具の重量、作業員数、窓の大きさ、ベランダの形状、
道路状況などで変わります。
例えばこんな見積もりになる
ケースA:小さめのタンス
手吊り
- 基本出張:5,000~8,000円
- 吊り作業:10,000~15,000円
- 人件費・車両等:5,000円程度
合計:2万~3万円程度
ケースB:大型婚礼タンス
手吊り・3名程度
- 基本料金
- 3名分の人件費
- 吊り作業
- 養生
- 車両
などを考えて、
3万~4万円程度
を見ておいた方が安全です。
横浜のベンリーでは、吊り上げ・吊り下げを、
“標準3名(上階2名+下階1名)”で行うと案内しています。
ケースC:クレーン・ユニック
こちらは、
3万~5万円程度
が一つの目安。
特にクレーン車の場合は、
- 車両
- オペレーター
- 作業員
- 吊り作業
- 交通費
などが絡むため、手吊りより高くなる傾向があります。
公開情報でもクレーン・ユニックは25,000~50,000円程度という幅があります。
平均相場は一回の作業で3万円近い値段を、想定しましょう。

当社のスタンス
正直に申し上げまして、当社では吊り下げ作業自体は行えません。
しかし、相談をいただければ吊り下げを行う業者を紹介することは可能です。
理由は、吊り下げはかなり技術が必要なもので、
素人が行うべきではないと考えています。
無理に行えば、家具はもちろん家を破壊する可能性が高いです。
もし、吊り下げが必要かわからない場合は片付け時に一度ご相談ください。
一緒に最善の方法を考えましょう。
まとめ
実はうちも吊り下げ自体を依頼した経験があります。
うちは婚礼タンスが3台あり、今後そう遠くない未来に
下に下ろす作業があります。
今回は、自分のためにもまとめました。
当社でも、しっかり最後まで片づけのお手伝いを行います。
お気軽にお申し付けください。