川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
個人の古物商として活動しています。
今日は三鷹セカンドオークションの開催日。
今日も数多くのブランド品が出品され、
大入り連発でした。
しかし、その影でアウトなブランド品も数件発見されました。
もちろん排除され、出品者に返します。
今回は、中古ブランド品を買うとき売るときにあるといい、
真贋ポイントについて、古物商の視点でまとめます。
今日のセカンドオークション
今日のセカンドオークションは、
月末最初の月曜日開催ということで大賑わいでした。
今回も、この市場の象徴とも言える香水化粧品の箱せりや、
最近の目玉でもあるティファニーなどのハイブランドアクセサリー。
いつも以上に、白熱したセリが展開されました。
もちろん、お得に仕入れられるアパレルやサングラス、靴、時計のまとめ売り。
そして、古物市場の華とも言えるシャネル、ヴィトン、グッチなどの
ハイブランドなバッグたちもたくさん登場しました。
全体的に、手頃なものからみんなが限界まで競る熱い展開が続き、
COACHのバッグ3つで驚きの価格で落札されました。
昔は3つで1000円台で買えたのに、、、、。
今日は展開を巻きで行ったため、
いつもより早く18;00台には終了しました。
市場を手伝う身としては、適度に早いと気持ちも楽です。
しかし、今回の市場でも残念な事がありました。
そう、偽物です。
次章では、この偽物についてまとめます。

出会った偽物について
今日も残念ながら、3点ほどセリの中で一流バイヤーたちが見つけて、
弾いた偽物ブランド品がありました。
その中で一番よくできていたのが、
ディオールのレディディオールのハンドバッグです。
全景は撮り忘れてしまいましたが、
真っ黒な革張りで、しっかりDiorのチャームロゴも付いていました。
外見、金具については、ほぼ完璧です。
しかし、持った時点で何となく素材に違和感を感じました。
さらに決め手となったのが、画像のタグです。
ここで、クイズです。どこがおかしいでしょうか?
答えは末尾に書きます。
このまま持っていても、全く偽物とは区別がつかないです。
久しぶりに真贋の目がうずきました。
このように、数は非常に少ないですがよく出来た偽物は、
普通のバイヤーの目なら見破ることが出来ないこともあります。
自分も、持った状態で違和感を感じれるようになったのが、
この市場の手伝いを始めてからです。
(今数えてみたらキャリアが14年目でした。時が立つのは早いです。)
ここで、自分が意識している偽物の見分け方についてまとめます。

簡単な偽物の見分け方をチラ見せ
偽物とは?と一言で表しますと、
「手間素材を惜しんで、利益を最大化することのみに特化した品物」
だと思います。
偽物を作る業者はあの手この手を使って、精巧なコピーを作ろうとしています。
今回は、今までのキャリアをチラ見せします。
特に古物市場だと「1か所だけで決めない」という考え方が重要です。
自分が意識するのは、以下の手順で見分けていました。
- ベルトのコバ(脇の塗り方)
- ベルトのまとまり(全体の雰囲気)
- 縫い目(中外含む)
→ 2つダメなら危険
- 金具
- タグ
→ 一発アウト
と見ています。
一つづつ解説します。
1.コバ
ベルトの脇は実は塗料で塗られています。
その部分があまりにも厚塗りだったり、
そもそも塗られていない場合は、疑うのが良いです。
2.まとまり
ベルトも複数の革を曲げて作ります。
その際、根本から縫ってゆくのですが、
そこの縫い方かが甘いことが偽物は多いです。
3.縫い目
バッグはすべて職人の手仕事で作ります。
縫い目があまりにも荒いと、疑うことがあります。
4.金具
金具はブランドの魂とも言える部分です。
金具の脇を見て刷毛の塗り跡が見られたら、コピーです。
また、金具の角を触って噛まれ(刺さる)たらほぼアウト。
ちなみにここの処理が甘いと、すべてやり直しを命じられるそうです。
5.タグ製造番号
タグがそもそも歪んでいる。また、字体がおかしい。
またタグが単なる革の切落しなど手抜きが見られたら一発アウトです。
ブランドごとに、詳しい見分け方もあります。
ここで有償ですが、真贋講習も存在します。
一部の会場をまとめます。

真贋講習について
ここで一部のブランド品を扱う古物市場や大手ブランド品販売会社などでは、
真贋講習を行うところもあります。
短いもので1日、長いものでは約1週間と長丁場なものまで、
たくさんあります。
自分はかつてイーレディという会社の真贋講習を受けました。
1日確か5万円くらいでしたが、自分の古物商としての根幹をなす
知識となりました。
先程まとめました、知識もこの真贋講習で教わったものです。
正直すべて安くはありません。10万円以上する場合もザラにあります。
しかし、お金を出して学ぶということは、
無料とくらべてより真剣に学ぶことになります。
実際に昔受けた真贋講習は、たくさんの本物と偽物を手にとって
しっかり学習することが出来ました。
おすすめの真贋講習については、
以下となります。
オークションワイズ
日本ブランド品鑑定協会
Entrupy
LegitApp AuthClass鑑定講座
株式会社LUCE 真贋鑑定JDSセミナー
特に古物市場のベテラン勢は、
講習で学んだ知識よりも
「月に何千点見るか」
を重視する人が多いです。
なので講習自体も大事ですが、
実際には
真物100点
偽物100点
を見比べる時間の方が強烈に勉強になります。
最近のスーパーコピーは本当に厄介で、
外装95点レベルも珍しくないので、
昔より「金具」「タグ」「内部刻印」「シリアル周辺」の重要度が、
さらに上がっている印象です。
自分が出会ったスーパーコピーについて(体験談)
ここで、自分が市場で体験した、体験談を語ります。
これはハイブランドを取り扱う市場で、見かけました。
品物は、セリーヌのファントムと呼ばれるロボットの顔のようなバッグです。
状態もよく革も作りもしっかりしていて、一流のバイヤーが確か8万くらいで
落札しました。
しかし、競り人のサポートしているバイヤーがふとしたきっかけで、
バッグの違和感に気が付きました。
そこから競り人を始め、
一列目にいるたくさんの超一流たちが、
詳しく観察を始めました。
格闘すること10分。偽物でした。
たしかベルトの内側の加工が甘いところが見つかり、
コピー判定となりました。
このように、かなり精巧なコピーバッグがたくさんあります。
みなさんも偽物には気をつけましょう。

ディオールにまつわる中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“ディオール バッグ”で検索しました。
取引数は4,968件、平均 32,889円 最高 555,555円でした。
最高落札された品物は、
オーストリッチ革を使ったサドルバッグです。
サドルバッグは変わったものほど、とんでもなく高いです。
まとめ
今回のように偽物を見つけると、成長できる機会となります。
自分は、ブランド品の真贋も可能です。
少しでも気になったアイテムについて、ご相談いただければ真贋判定します。
お気軽にお申し付けください。
また、今回のディオールの真贋ポイントは、
タグの縫い目です。左右でわずかに異なるところがアウトポイントでした。