コミックと攻略本どちらが高いか検証してみた

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

マンガコミックとゲーム攻略本、この二つはお世話になった人多いと思います。最近この二つの買取を実施して、ふと思った事があります。

果たして、どちらが高いのか?お得なのか?私見ですが、まとめたいと思います。

漫画VS攻略本相場比べ(2021/8/25~2021/9/25)

オークファンは、ヤフーオークションでの、落札相場を最大10年の範囲(*有料)で、調べられる機能がありそちらに以下の条件で、直近1ヶ月分の落札相場を比べてみました。(2021/9/25時点)

全巻 コミック

攻略本

まずコミック全巻は、2229件落札され平均価格が8828円でした。

続いて攻略本は、169件落札され平均か価格は49058円でした。

直近では、攻略本が圧倒的に高値で取引されているように見えます。

漫画VS攻略本相場比べ(2020/9/25~2021/9/25)

データを集める期間が短く、たまたま高いものが出品された可能性があるので、1年間に広げると以下のようになります。

コミック 22699件で76788円そして、攻略本では1928件で35256円です。

逆転しましたが、理由は去年の今頃は鬼滅の刃のコミックの転売騒動です。

当時は約80000円位まで高騰しましたが、今は中古では平均6000円位に落ち着いています。この差が、高値の理由です。

また、単行本1冊の金額も調べましたが、70年代の漫画などは希少本のカテゴリーにカウントされると判断して含めないとします。80年代のコミック達で限ると平均して約数百円位~数千円位です。対して、攻略本では比較的メジャーで、流通料も多い魂斗羅やマザー等メジャーなレゲーの攻略本でも数千円~1万円台後半と高値で取引されています。

結局どっちがいいの?とその理由

落札価格と落札数ではコミックの圧勝ですが、私は攻略本の方が扱いやすいと思います。

理由は5つあると考えます。

1.集める手間の違い。

コミックは全巻セット売りが基本で、抜けている場合は価値が下がるため、抜けている場合は探す必要があります。対して攻略本では一冊でも売ることが可能です。

2.流行り廃りの激しさ。

コミックは、その波が激しく基本的に完結から1年位で、ほぼ忘れられたかのように相場が落ちます。アニメ化されても、同時に新装版が出るので古いコミックは値段がつけづらいです。攻略本も同様に相場の上下はあります。しかし、発売時は評価が低くても、後にネットで再評価される場合もあります。特に、ファミコンやスーパーファミコン、メガドライブ等90年代のゲームは、その時代で完結しその後続編が未だに待たれる名作ゲームも多く、新たに名作として見直される例も多数出てくると思われます。さらに、PSやセガサターン等2000年代初頭のゲームも、徐々にレゲー化していて再評価されつつあります。これに、動画配信でのレゲーやり込み動画が、拍車をかけています。

3.コンディションの維持と置くスペース。

単行本で使用される紙は攻略本ほど質が良くなく、あっという間にシミだらけになります。対して攻略本は、カラー印刷が基本なので強いです。また、コミック全巻は、それだけでも本棚のスペースが必要となりますが、攻略本はそこまで集める必要がないため思い切り買えます。

4.販売時のコストの違い。

漫画全巻セットは、かさばるため配送コストが高くなり100冊を超える大作では100サイズをゆうに超えます。そのため買う側も配送料も気になるので、高値を付けると売りづらくなります。ちなみに、攻略本は厚みがあっても1冊で60サイズ前後で収まるため、若干攻めた価格で出品できます。

5.使用頻度からくるレア度の高さ。

攻略本は実用される機会が多く、酷使され壊して捨る可能性が高いため単体で残る確率が低く、それが出品数の少なさに現れていると思われます。

まとめ

家庭用ゲームは、今でも熱いということです。しかし、漫画も貴重な文化史の一翼を担う当時の暮らしや思考を物質化した大切な資料として残すべきだと思います。

当社では、攻略本買取強化中で一冊でもいいのでお持込大歓迎です。引き取りもしますので、お気軽にお申し付けください。

あなたの家に眠る名作の攻略本、これから名作に再評価される物も含めて、当社に売って漫画やゲームを買ってみませんか?

画像は、今回調べたオークファンのスクショです。(2021/09/25当時のデータ)