川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
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上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
今もなお、中古市場で高値で取引されるハード”PS3″。
実は、素人が手を出してはならない、
PS3本体があることをご存知でしょうか?
そんな一見さんお断りなPS3について、
その見分け方、そして簡単な電子工作で、
PS3を爆速化させるSSD換装化についてまとめます。
もちろん、PS3の中古相場についてもまとめます。
PS3とは
PlayStation3(PS3)は、
あのPS2の後継機種として、
2006年11月に登場したハードです。
最大の特徴は、DVD-ROMを使った大容量なゲームが、
作れるようになりました。
このあたりからオープンワールドを、
楽しめるゲームを気軽に楽しめるように
なりました。
あわせて、ゲームをダウンロードするという、
新しい遊びを提供していました。
また初代はPS2との、
互換性を持っています。
なので、懐かしいPS2の名作を
楽しめます。
[PS3通常版の発売日など]2012年までに発売された、
通常版歴PS3各ハードのスペックなどについて、
まとめます。
モデル名 | 発売日 | HDD容量 | 重量 | 消費電力 | 特徴 |
---|
初代モデル | 2006年11月11日 | 20GB | 約5kg | 約380W | PS2互換機能搭載、カードリーダー非搭載、Wi-Fi非対応 |
初代モデル | 2006年11月11日 | 60GB | 約5kg | 約380W | PS2互換機能搭載、カードリーダー・Wi-Fi対応 |
CECHL00シリーズ | 2008年10月30日 | 80GB | 約4.4kg | 約280W | PS2互換機能削除、DUALSHOCK 3同梱、消費電力削減 |
CECH-2000シリーズ | 2009年9月 | 120GB | 約3.2kg | 約250W | スリムモデル、PS2互換機能なし、サイズ・重量大幅削減 |
CECH-2500シリーズ | 2010年7月 | 160GB | 約3.2kg | 約230W | HDD容量増加、消費電力削減 |
CECH-3000シリーズ | 2011年6月 | 160GB | 約2.6kg | 約200W | さらなる軽量化・省電力化、バックライト・LEDの一部削除 |
CECH-4000シリーズ | 2012年10月4日 | 250GB | 約2.1kg | 約190W | スーパースリムモデル、トップローディング式ディスクドライブ、さらなる小型・軽量化、HDD容量増加 |
デザインとサイズ:
初代モデル(CECH-1000シリーズ)は、
曲線的なデザインでとにかくでかいです。
対して、最終モデルである
CECH-4000シリーズはスリム化され、
スタイリッシュかつコンパクトに進化。
消費電力:
初代モデルの消費電力は約280Wでしたが、
最終モデルでは約190Wまで低減されています。
機能の違い:
初代モデルはPlayStation 2(PS2)との、
下位互換性を持つモデルも存在しました。
しかしCECHL00から、
PS2ソフトの互換性が削除されています。
内蔵ストレージ:
初代モデルのHDD容量は20GBや60GBと
時代を感じさせる容量でした。
しかし、最終モデルでは、
500GBのHDDが搭載されています。



素人が手を出してはいけないPS3とその見分け方
実はPS3は今でも中古市場で、
大人気なハードです。
しかし、素人が手を出してはいけない、
危険?なPS3があります。
それは、すでに外装を開けられた
通称殻割りされたPS3です。
そんな素人お断りな、
殻割りされたPS3の見分け方を教えます。
[見分ける方法]それは、PS3裏側に貼られている、
封印シール(ワランティーシール・保証シール)
の有無で見分けることができます。
かつては、このシールの有無でメーカー保証が
受けられるか否かが決まりました。
時は流れてすでにメーカーでの修理は終わっています。
しかしこのシールは未だに、
主に以下の役割があります。
1.分解・改造されたか
PS3は分解・改造を防ぐために、
ネジの上に封印シールが貼られています。
これを剥がしていると、
「分解済み」と一目でわかります。
2.中古市場での状態確認
中古のPS3を購入・販売する際、
封印シールが残っているかどうかは、
「未分解かどうか」
の判断材料になります。
剥がされていると、
修理・改造歴がある可能性があるため、
価格に影響することがあります。
今は、この値段に関わるウエイトが高いです。
出品する際は、このシールも撮影しましょう。
殻割りされたPS3のリスクと殻割りする理由
殻割りされたPS3を知らずに買うと、
運が悪いと、色々と怖いことが起きる危険性があります。
以下に、封印シールの有無による、
リスクの違いと具体的な事例を紹介します。
[封印シールがある場合]未分解の可能性が高い:
封印シールがあれば、
内部が分解・改造されていない可能性が高く、
メーカーの設計通りの動作が期待できます。
動作確認の信頼性:
例えば、あるオークションサイトでは、
封印シールがあるPS3本体2台セットが、
「通電OK」として出品されていました。
これは、少なくとも電源が入ることが、
確認されていることを示しています。
できれば、通電している画面を、
撮影している投稿者は更に信用度が高まります。
[封印シールがない場合]分解・改造の可能性:
封印シールが剥がされていると、
過去に分解や改造が行われた可能性があります。
これにより、内部部品の交換や非公式な、
ソフトウェアの導入が行われているかもしれません。
それ以前に、大切なパーツが抜かれている危険性もあります。
動作不良や故障のリスク:
分解歴のある機体は、
再発の危険性が高まります。
特に素人による修理や改造が行われた場合、
動作不良や故障のリスクが増加します。
オンラインサービス利用のリスク:
過去に不正なソフトウェアが使用されていた、
PS3本体を中古で購入し、
正規のソフトウェアをインストールして、
使用していたにもかかわらず、
PlayStation Network(PSN)から、
アカウントが停止された事例(通称ハードウェアban)があります。
これは、前所有者が不正行為を行っていたため、
その本体がブラックリストに登録されていた可能性があります。
なぜ故障のリスクを犯してまで、
分解をするのでしょうか?
それは、PS3はSSDに交換(換装化)することが可能だからです。
続いて、換装化するメリットなどを、
解説します。



PS3の換装化とは
PS3あたりからゲームが大容量化して、
おまけにPS3にメインデータを、
ダウンロードするゲームが出てきました。
かつて、販売のために手に入れたPS3版
“龍が如く”の動作確認をした際、
家の初代PS3ではダウンロードに十分以上かかり、
80ギガくらいの容量だと、
2本入れたあたりで、
ほぼパンパンになりました。
そこで、一部の玄人はPS3のハードディスクを、
大容量なSSDに換装することで、
ゲーム読み込みの高速化を図ることができます。
[換装のメリットと注意点]HDDからSSDへの換装により、
ゲームのロード時間短縮や、
システム全体の応答性向上が期待できます。
ただし、PS3のSATAインターフェースは古い規格のため、
最新のSSDの性能を最大限に引き出すことは、
難しい点に留意が必要です。
SSD換装の手順:
1.データのバックアップ: 重要なデータを外部ストレージにバックアップします。
2.HDDの取り外し: PS3本体からHDDを取り出します。
3.SSDの取り付け: 取り外したHDDと同じ方法でSSDを取り付けます。
4.システムソフトウェアの再インストール: PS3公式サイトから、
最新のシステムソフトウェアをダウンロードし、
USBメモリ経由で再インストールします。
データの復元: バックアップしたデータを復元します。
公式にも、詳しい手順が載せられていますので、
参考にされてください。
https://www.playstation.com/ja-jp/support/hardware/ps3-hdd-support
おすすめのSSD選
換装するには、以下の基準を満たした、
SSDなら可能です。
いか、ソニーのサイトから引用します。
サイズ | 2.5インチ(内蔵型) |
---|---|
インターフェース規格 | Serial ATA(※1) |
HDD容量 | 最大1.5TBまで |
セクタサイズ | AFT / 非AFT両対応(※2) 最新のシステムソフトウェアにアップデートする必要あり |
事前フォーマットの要不要 | 内蔵HDDに関しては、不要(※3) |
Samsung 870 EVO 500GB
信頼性と性能のバランスが取れたモデルで、
多くのユーザーに支持されています。
KIOXIA EXCERIA 480GB
国産のBiCS FLASHを搭載し、
高い耐久性と安定性を誇ります。
Western Digital WD Blue 1TB
定番メーカーなので、
大容量でコストパフォーマンスに優れ、
PS3のストレージ拡張に適しています。
Samsung 860 EVO 250GB
初期型PS3への換装実績があり、
安定した動作が報告されています。
Crucial MX500 500GB
高い信頼性とパフォーマンスを備え、
PS3の動作改善効果バツグンです。
[選ぶときのポイント]容量:
PS3の利用状況に応じて、
適切な容量を選択してください。
一般的には250GBから500GBが、
バランスが良いとされています。
インターフェース:
PS3はSATA II(3Gbps)に対応していますが、
SATA III(6Gbps)のSSDも、
下位互換性により使用可能です。
厚さ:
PS3のドライブベイは2.5インチ、
厚さ9.5mmまでのドライブに対応しています。
7mm厚のSSDもスペーサーを使用すれば、
問題なく装着できます。

PS3の中古相場について
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“PS3″で検索しました。
取引数は12,464件、平均 11,874円、最高 299,980円でした。
最高落札された品物は、
初代PS3デッドストックです。
これからも、使われていないPS3の相場は、
上がり続けると思います。
eBayについても、調べてみました。
Seller数は7,016、Ave(平均)は$121.64、max(最高)$3,500でした。
最高落札された品物は、 MotorStorm Limited EditionのPS3。
もちろん未使用品です。
やはり、高値になるのは国内外問わず、
PS2との互換性が鍵だと思います。
まとめ
むかしPS3では、バイオハザードや、
デモンズソウル、ダークソウルなどでお世話になりました。
最近この封印シールなしのPS3を見つけたので、
記事にしました。
まだまだPS3は有名なソフトがたくさんある、
今後も遊ばれるレトロゲーム機として愛されると思います。
当社では、PS3本体やソフトなど出張買取、オークション代行します。
気軽に、お申し付けください。