川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
先日放送されたサザエさんの、
とあるエピソードをきっかけに、
ネットがざわついています。
今回は、この国民的アニメ”サザエさん”の歴史と魅力、
そしてこの世界を作り上げた長谷川町子先生についても、
深堀りしました。
もちろん、中古相場についても調べます。
サザエさんの歴史=古き良き日本
サザエさんは、長谷川町子先生が描いた、
コミックスです。
1946年4月22日 – 1974年2月21日まで、
連載先を変えながら続いていました。
当時は、日常の些細なことを中心に、
日本の古き良き家庭の原風景を、
切りとったような作品でした。
その後、高度経済成長期を経て作品に、
社会の風刺など、
若干のシニカルさも加わりました。
連載末期は休みがちになり、
1974年に三年間休載することとなり、
そのまま再開されることはありませんでした。
82年に紫綬褒章を受賞した際のインタビューで、
もう漫画は書かないとおしゃっていました。
ちなみに、1993年に長谷川町子先生が亡くなった後に、
全集が発売されました。
コミックス編
年 | 出来事 |
---|---|
1946年 | 4月22日、『夕刊フクニチ』(福岡の新聞)で4コマ漫画『サザエさん』の連載開始。 |
1949年 | 連載の舞台を東京へ移し、『朝日新聞』夕刊で全国連載がスタート。 |
1951年 | 初の単行本(単行本1巻)が姉妹社から刊行。 |
1974年 | 新聞連載が終了(28年間の連載)。コミックスは全68巻に。 |
1993年 | 長谷川町子の死去後、全集版(『長谷川町子全集』)が発行。 |
朝日新聞で連載が始まってから、
人気に火がつきました。
その人気に目をつけたのが、
フジテレビです。
1969年(昭和44年)10月5日から、
アニメ版サザエさんが放映を開始しました。
その後、約55年にわたり放映が続いている、
国民的アニメとなりました。
アニメ編
年 | 出来事 |
---|---|
1969年 | 10月5日、フジテレビでアニメ『サザエさん』放送開始(日曜夜6:30枠)。 |
1970年 | 視聴率が30%を超え、国民的アニメとして定着。 |
1979年 | 放送10周年。視聴率が40%近くを記録する。 |
1997年 | アニメ『サザエさん』が「世界最長の放送アニメシリーズ」としてギネス認定。 |
2019年 | 放送50周年を迎え、記念番組が放送される。 |
2024年現在 | アニメ放送55周年を迎え、今もなお放送中。 |

サザエさんの魅力
サザエさんは、アニメもそうですが漫画も、
数十年にもわたり続きました。
その魅力について、まとめます。
[サザエさんの魅力]1.家族の温かさ
磯野家の何気ない日常が描かれ、
時には笑い、時にはほろりとさせます。
時代が変わっても、
共感できる家族の絆が魅力です。
2.時事ネタや季節感の反映
放送時期に合わせた、
イベントや流行が取り入れられ、
リアルタイム感がある。
3.昭和のレトロ感
現代の生活とは違うが、
どこか懐かしさを感じる磯野家の
ライフスタイルも見どころ。
4.独特な演出
未だに続く最後の「ジャンケン」。
独特のオープニング・エンディング映像など、
長年変わらないスタイルが安心感を与える。
[サザエさんが長く続いた理由]1. 戦後日本の家族像を象徴
『サザエさん』の連載が始まった1946年は戦後の混乱期でした。
磯野家の日常は、日本人が理想とする
「普通の家庭」の象徴となりました。
時代が進んでも、
家族の在り方は大きく変わらなかったため、
多くの世代に共感され続けました。
2. 新聞連載の特性
1949年から『朝日新聞』の夕刊で連載が始まると、
毎日読まれる習慣ができました。
新聞読者の多くがファンとなり、
「日常の一部」として受け入れられたことで、
長期連載が可能になりました。
3. 普遍的なテーマ
家族の絆や日常生活のちょっとした出来事を題材にしたため、
どの時代の読者にも親しみやすかったです。
特定の流行や政治には深入りせず、
時代を問わず楽しめる内容だったことも長寿の理由です。
4. 長谷川町子の観察力
長谷川町子は日常生活を細かく観察し、
それをユーモラスに描く才能がありました。
時代の変化を敏感に捉えながらも、
『サザエさん』らしい温かみを保ち続けたことで、
読者を飽きさせません。
5. 生活の変化に合わせた適応力
高度経済成長期には「家電の普及」、
オイルショック時には「節約」、1960〜70年代には「核家族化」など、
その時々の社会背景を自然に取り入れながらも、
磯野家の基本的な価値観は変えなかったため、
読者に違和感を与えずに親しまれ続けました。
6. コミックスの人気
連載中から単行本が次々と出版され、
売れ行きも好調でした。
コミックスを通して新しい読者も増え、
新聞を読まない世代にも親しまれるようになりました。
7. アニメ化による相乗効果
1969年にフジテレビでアニメ化されると、
原作の認知度もさらに高まりました。
アニメで興味を持った人がコミックスを手に取り、
連載の人気が長く続く要因となりました。
ネットを騒然とさせた、サザエさんのエピソードについて
このように日本人なら誰でも知っている、
といっても過言ではないサザエさん。
そんな最新話に、ネットが騒然となりました。
一部要約すると、一家がピクニックに行って
「こうして見ると、わが家の茶の間だな。
誰のところからでも、みんなの顔が見える。
ピクニックでもこれが一番良い座り方で、
良い過ごし方だ」と満足そうに話し、
みんなで下山しました。
このハイキングで下山するところが、
まさにエンディングの小さい家にそのまま
入ってしまいそうなので、
ネットではまるで最終回のようだと、
思わせてしまったようです。
サザエさんを生み出した長谷川町子先生について
ここで、長谷川町子先生についても、
まとめます。
[長谷川町子先生について]長谷川町子(1920-1992) は、
日本を代表する女性漫画家です。
福岡県で育ち、10代から漫画を描き始めました。
戦後1946年、『サザエさん』を新聞連載漫画として発表し、
国民的作品へと成長させた。
1969年、フジテレビがアニメ化を開始し、
以来50年以上放送が続いています。
また、彼女は生涯独身を貫き、
妹とともに出版社「姉妹社」を運営していました。
後年は美術品の収集にも熱心で、
のちに「長谷川町子美術館」を設立しました。
[フジテレビとの関係]ちなみに、長谷川町子先生自身は、
テレビアニメの展開には、
あまり関与していませんでした。
フジテレビとの関係では、
アニメ放送がスタートする際に
「原作とアニメは別物」というスタンスを貫き、
自由な解釈を許容したことで、
今もなお新しい時代に合わせた、
ストーリーが作られ続けています。

サザエさんにまつわる中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“サザエさん”で検索しました。
取引数は1,097件、平均 3,899円、最高 199,500円でした。
最高落札された品物は、週刊TVガイド (昭和44年10月10日号)です。
サザエさんの広告もあります。
こういう何気ない雑誌は、一夜にしてお宝化することも。
なので、古物はやめられないです。
まとめ
サザエさんは、子供のことは毎週欠かさず見ていました。
現在は生活時間が変わってしまったので、
見る機会は減りました。
しかし、心のなかにはサザエさんがいます。
当社では、サザエさんや長谷川町子先生にまつわる
お宝を出張買取、オークション代行します。
気軽にお申し付けください。