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10/23。あのホラー漫画の神様、
“楳図かずお”先生が亡くなりました。
88歳の大往生でした。
今回は、先生を偲びつつ先生の産み落とした、
5つの作品についてまとめます。
楳図かずお先生の生涯
楳図かずお先生は、
日本のホラー漫画の
開祖とも言える漫画家です。
まずは先生の生涯を、振り返ってみましょう。
[出生から漫画家になるまで]和歌山県で生まれ、奈良県で育ちました。
意外なことに全員教員の家系で、
幼少の頃に、父親から地域伝承など
を聞かされ育ちました。
そんな彼が漫画家を志すのは、
小学校4年生頃です。
その頃は、五條市に住んでいました。
もちろん、和歌山との関係は続いていました。
青年期には、和歌山県橋本市が、
楳図青年のお気に入りの散歩コース。
橋本市の広報誌に、
4コママンガ『オテンバ日記』を載せたり(1956年)、
橋本駅前に『まことちゃん』の像が建てられたり(2002年)と、
何かと縁がある。
そして、18歳大学受験失敗をきっかけに、
貸漫画家として”森の兄妹”でデビューしました。
その後は、少年少女雑誌を中心に、
ホラーを始め、ギャク(主に裏)やSF等多彩な
作品を世に残しました。
残念ながら、1995年に”14歳”の連載終了後に、
重度の腱鞘炎となり、
漫画家としてはほぼ活動休止となりました。
[タレント時代]1995年以降は、その個性的なファッションと
キャラで、バラエティタレントとしても、
大活躍していました。
さらに、彼は映画監督として、
長編ホラー映画『マザー』
のメガホンを取りました。
彼の半生を追ったような作品で、
ファンの心を掴みました。
[まことちゃんハウス事件]彼の個性が爆発した、まことちゃんハウス。
2007年に吉祥寺の自宅(まことちゃんハウス)を改築した際、
外壁に赤と白のボーダーラインを入れた点について、
近隣住民2人から「景観を損ねる」として建設差し止め
仮処分申請に発展しました。
しかし、東京地裁は10月12日に住民側の請求を却下し、
終結しました。
その後も、今度は損害賠償など泥沼化しましたが、
すべて訴えは棄却されました。
[楳図かずお先生の最後]わたしは慎吾も映画化され、
14歳以降26年ぶりの新作発表など、
今後の活動が期待された2024年7月。
末期の胃がんであることが、
判明して療養に入りました。
しかし、そのかいもなく
2024年10月28日に永眠しました。
楳図かずお先生の作品5選
楳図かずお先生は、
仕事もプライベートも、とにかく個性の向こう側
を追求していました。
そんな彼が産み落とした、
怪作名作を、5つまとめてみました。
1.へび少女 (1966年)
あらすじ: 美しい少女の体内にヘビが宿り、
奇妙な事件が次々と起こる。
少女の恐怖と葛藤が、読者をゾクゾクさせます。
魅力: 楳図かずおひいては、
ホラー漫画の代表作の一つ。
美しい少女とグロテスクな
ヘビのコントラストが、
強烈なインパクトを与えます。
人間の心の闇を暗示するような、
深いテーマも魅力です。
2.猫目小僧 (1967年)
あらすじ: 猫の目を持つ少年が、
不思議な力を使って悪者を懲らしめる。
コミカルな要素も含まれた、
少し変わったヒーロー物語です。
魅力: 妖怪や怪奇現象を題材にした作品。
猫目小僧のコミカルなキャラクターと、
ホラー要素のバランスが絶妙で、
子供から大人まで楽しめる作品です。
3.漂流教室 (1972年)
あらすじ: 学校の朝礼中に謎の光に包まれ、
交配した未来に飛ばされてしまいます。
そんな世界で、繰り広げられる
子供たちのサバイバルを描いたSFホラー。
魅力: 壮大なスケールと、
子供たちの成長を描いた感動的なストーリーが魅力。
食料を巡る人どおしの醜い争い(焼き肉だー)や、
衝撃的なラストが魅力です。
4.まことちゃん (1976年)
あらすじ: 普通?のちょっと変わった幼稚園児、
まことちゃんの日常を描いたギャグ漫画。
魅力: ホラーのイメージが強い楳図先生ですが、
この作品ではコミカルな才能が開花。
まことちゃんのユニークなキャラクターと、
テンポの速いギャグが笑いを誘います。
グワシやサバラなど名言は、社会現象となりました。
5.わたしは真悟 (1982年)
あらすじ: 少年・真悟が、不思議な能力に目覚め、
周囲の人々を巻き込んでいく。
魅力: 楳図ワールドの集大成ともいえる作品。
人間の心の闇、家族の絆、そして成長を描いたドラマチックなストーリー。
ホラー要素も盛り込まれ、読者を飽きさせません。
外伝的に14歳も取り上げます。
こちらは、漂流教室の続編とも言われる作品です。
まず主人公が、鶏工場で作られていた鶏に、
人間の知性が宿った、
“チキンジョージ”。
このリアルに描かれた鶏頭は、
それだけでもインパクト大です。
お話も、人の業などを、
これでもかと詰め込んでいます。
ぶっ飛んだ地球救済プランなど、
楳図かずお先生ワールド全開な名作です。
ホラー漫画界を牽引した漫画雑誌
楳図かずお先生が作ったとも言える、
ホラー漫画。
これらを連載していたのが、
少年サンデーやマガジンなど
少年誌だけではありません。
女の子が読んでいた、
週刊少女フレンドなど少女雑誌こそ、
ホラー漫画の苗床となりました。
“うずまき”などで有名な伊藤潤二先生など有名な
ホラー漫画家が連載を続け、
ひどいときは、
ほぼホラーなんて時代もありました。
現在、いろいろな雑誌で必ずと行ってもいいほど、
連載されているホラー漫画。
最近まで連載されていた、
呪術廻戦なんかも、
思い切りホラーアクションだと思います。
みなさんも、お気に入りのホラー漫画を、
見つけてみましょう。
楳図かずお先生のお宝中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“楳図かずお”で検索しました。
おまけで、eBayでも調べてみます。
ヤフオクでは、取引数2,035件、平均 4,989円、最高 500,000円でした。
最高落札された品物は、週刊少年ジャンプ創刊号から10号までです。
この間に、楳図かずお先生が連載していたのは、
驚きました。
ついでに、eBayでも調べてみました。
90日で、平均$70.47、$12.29 – $122.55でした。
最高落札された品物は、楳図かずお美少女コレクションでした。
こういった画集も、今後どんどん価値が高まると思うと同時に、
ホラー漫画って世界レベルで売れているのだなと、
おもいました。
まとめ
楳図かずお先生の作品で、
最初に読んだのが漂流教室でした。
この作品は、全11巻(文庫版)と読みやすいです。
衝撃のラストはもちろん、途中で明かされる
この世界に飛ばされた真の理由など、
見どころだらけでした。
当社では、楳図かずお先生にまつわる品物を、
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