川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
先日4/7の月曜日は、
毎月恒例三鷹セカンドオークション。
今回は、小物がたくさん出て大入りでした。
その中で光を放っていた、
ヴィヴィアン・ウエストウッドのオーブネックレス。
今回は、このヴィヴィアン・ウエストウッドについて、
色々と深堀りします。
今回のセカンドオークション
4/7のセカオクは、化粧品や香水はもちろん、
ティファニーやルイ・ヴィトン、シャネルなどの
アクセサリーやサングラスに混じって、
個性を放っていたのが、
ヴィヴィアン・ウエストウッド定番の
大きなオーブのネックレスでした。
もちろん、特別に時間を設けて丁寧に競る、
別展で高額落札されていました。
今回は、このヴィヴィアン・ウエストウッドについて、
まとめてみました。
ヴィヴィアン・ウエストウッドとは
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、
パンクカルチャー発の、
ファッションブランドです。
独自の美学と反骨精神で、
ファッション界に革新をもたらしました。
その歴史についてまとめます。
[パンクの象徴から至宝に]1970年代初頭、ヴィヴィアン・ウエストウッドは、
マルコム・マクラーレンとともに、
ロンドンのキングスロードにブティック「SEX」を開店。
ここからパンクファッションが生まれ、
セックス・ピストルズの衣装も手がけました。
その後、彼女は中世やロココ時代の衣装から、
インスピレーションを得たコレクションを発表し、
1980年代後半から90年代にかけては、
絵画や文学、オペラなどの中世風の衣装を、
インスピレーションとした、
個性あふれるデザインを展開しました。
1993年にはブランドを、
「ゴールドレーベル」「レッドレーベル」に分け、
1998年にはカジュアルライン「アングロマニア」を立ち上げ、
多様な顧客層にアプローチしました。
[パンク的な活動も有名]主である、ヴィヴィアン・ウエストウッドも、
核軍縮や市民運動など、
一般市民のための活動をしていました。
その気持が、ヴィヴィアン・ウエストウッドの
パンクなアイテムに宿っていると思います。





個性際立つヴィヴィアンの小物たち
アクセサリーを中心に、
個性あふれるアイテムがたくさんあります。
自分もオーブの財布は好きで、
市場で見かけたら、つい声を出してしまいます。
特に任意の高いアイテムについて、
5つまとめてみました。
1.オーブ(ORB)モチーフのアクセサリー
ブランドの象徴であるオーブ(地球と王冠を組み合わせたデザイン)は、
ネックレスやブレスレット、ピアスなど、
多岐にわたるアイテムで展開されています。
特に「ミニバス・リリーフ」シリーズは、
シンプルながらも存在感があり、
コーディネートのアクセントとして人気です。
2.パイレーツブーツ(Pirate Boots)
「パイレーツコレクション」で登場したこのブーツは、
複数のストラップが特徴的で、
ルーズなシルエットが独特のムードを醸し出します。
現在でも復刻されるほどの人気を誇り、
多くのセレブやファッショニスタに愛用されています。
3.チェック柄のアングロマニアシリーズ
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、
スコットランドのタータンチェックを頻繁に使用し、
アングロマニアラインでは、
特に印象的なチェック柄が多く見られます。
ジャケットやスカート、バッグなどに施され、
伝統的ながらも斬新なスタイルを演出します。
4.コルセットトップ
ロココ時代のファッションを、
現代的にアレンジしたコルセットトップは、
ウエストを美しく引き締めるデザイン。
特に90年代にマドンナやデヴィッド・ボウイが、
着用したことで話題になり、ヴィヴィアン・ウエストウッドの
アイコニックなアイテムとなりました。
5.ロッキンホースシューズ(Rocking Horse Shoes)
1987年のコレクションで初登場したこの厚底シューズは、
木製の分厚いソールが特徴で、
まるで「木馬」のようなデザインが特徴です。
日本の原宿系ファッションとも相性が良く、
個性的なシルエットながら、
履き心地も考慮されたデザインで、
長年愛されています。
日本ではやったきっかけ
日本でも大人気なヴィヴィアン・ウエストウッド。
高校生くらいでおしゃれに、
興味を持ち始めた頃に頑張って、
買い始めるイメージがあります。
日本での、ヴィヴィアン・ウエストウッドの歩みをまとめます。
– 1996年の日本初上陸と「ヴィヴィ子」文化の誕生
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、
1996年、東京・日比谷に日本初の旗艦店をオープンしました。
この出店を機に、ブランドの独創的なデザインが、
日本のファッションシーンに新たな風を吹き込み、
特に原宿を中心に「ヴィヴィ子」と呼ばれる、
熱狂的なファン層が誕生しました。
彼女たちは全身をヴィヴィアンでコーディネートし、
個性的なスタイルを楽しんでいました。
このおしゃれは女性に限らず、
一部のギャル男も大好きでした。
-ゴスロリ文化との親和性
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、
日本ではゴシック&ロリータ(ゴスロリ)ファッションが、
若者の間で流行しました。
ヴィヴィアン・ウエストウッドの
アヴァンギャルドなデザインや象徴的なアイテムは、
ゴスロリファッションと非常に相性が良く、
多くのファンを魅了しました。
このファッションの影響で、下妻物語などで
ゴスロリの世界に光が当たりました。
– 漫画『NANA』の影響
2000年代初頭に連載された矢沢あいの漫画『NANA』では、
主人公ナナが、ヴィヴィアン・ウエストウッドのアイテムを、
愛用している描写がありました。
この作品の影響で、
ブランドは一般層にも広く知られるようになり、
若者を中心に人気が高まりました。
自分もその頃に、このブランドの名前を知りました。
4. SNSとY2Kブームによる再注目
近年、2000年代初頭のファッションを再評価する、
「Y2Kブーム」が世界的に広がり、
ヴィヴィアン・ウエストウッドの
アイコニックなアイテムが再び注目を集めています。
特にSNSを通じて、
若年層の間でブランドの認知度が高まり、
国内外の店舗で行列ができるほどの人気となっています。
なので、いまだに高値で取引されているのに、
納得しました。

ヴィヴィアン・ウエストウッドの中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“ヴィヴィアン・ウエストウッド”で、検索します。
取引数は15,155件、平均 9,117円、最高 600,000円でした。
最高落札された品物は、
オーブモチーフのシルバーライターです。
やはり、これこそヴィヴィアン・ウエストウッド的なアイテムです。
つづいてeBayでも調べてみました。
“Vivienne Westwood”で、検索しました。
Seller数は、1,409。平均値Aveは、$92.41、maxは$3,400でした。
maxは、ヴィヴィアン・ウエストウッドの
ウエディングドレスです。
まさにヴィヴィアン信者垂涎ウェディングに、
ふさわしい逸品です。
まとめ
ヴィヴィアンとの付き合いは、
数年前買った財布から。
2000円くらいで買ったら、
1万円くらいまではねました。
その後も、たまに市場やリサイクルショップで見かけたら、
手を伸ばしてしまいます。
当社では、ヴィヴィアン・ウエストウッドにまつわる品物について、
出張買取、オークション代行します。
気軽に、お申し付けください。