川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで
20分上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
10/24東京地方裁判所から破産宣告を受けた、
船井電機。
自分も思い出のメーカーです。
今回は、この船井電機の歴史と、
破産の原因。
そして、世界のフナイと評された、
実力をヤフオクの中古相場で
調べてみました。
世界のフナイの破産とその原因
10/24に、あの船井産業が破産宣告をしました。
トランジスタラジオの生産などをはじめ、
一時はアメリカ市場を席巻し、
世界のフナイと評されました。
しかし、リーマンショックを経て、
経営が急速に悪化。
2023年から、別の会社として生まれ変わり、
再建を目指していましたが、
10/24の破産宣告となりました。
これで総合電機メーカーとして、
活動しているのは日立と、
三菱電機のみとなりました。
船井産業の歴史
船井産業は、船井哲良さんが1951年に、
個人経営のミシンの卸問屋「船井ミシン」です。
ミシンの部品や完成品の卸売から事業を開始しました。
トランジスタラジオへの進出: 1959年に、
船井軽機工業株式会社を設立し、
トランジスタラジオの製造に乗り出します。
船井電機の設立: 1961年に船井軽機工業の
トランジスタラジオ製造部門を分離し、
船井電機を設立しました。
最初は、ビデオデッキを作り始めましたが、
国内での販路拡大に苦戦しました。
しかし80年代に、ドイツなど海外向けに、
再生専用ビデをデッキを、
作り拡大のきっかけを掴みました。
90年代に入ると、
テレビなどを作り始めアメリカに進出。
ウォルマートを、中心に販路を拡大しました。
世界のフナイとして、
総合電機メーカーとしての地位を、
欲しいがままにしました。
[一部上場企業から転落]2000年に入り、一部上場企業となりました。
それまでの好調に陰りが見えたのは、2008年。
アメリカ発の、リーマンショックをきっかけに、
経営が悪化。
さらに、北米市場は、中国などの新興企業が進出し、
シェア戦いに巻き込まれ、
急速に経営が悪化しました。
経営を立て直すべく、
2023年に船井電機・ホールディングス株式会社に、
社名を変更しました。
しかし、親会社がミュゼプラチナムなどを買収し、
再起を図るも、経営に失敗。
しかし、不正会計疑惑などが発覚し、
債権が遠のき、2024年10月24日に、
残念ながら破産となりました。

FUNAIの魅惑の製品の一覧
船井電機は、たくさんの品物を世に広めました。
その代表的な品物を5つまとめます。
– ビデオメイト
魅力: 世界初の再生専用VHSビデオデッキとして、
その低価格とシンプルな操作性が大きな特徴でした。
誰でも手軽にビデオを楽しめるという点で、
当時の家庭に浸透し、ビデオ文化を大きく広めました。
– らくらくパンだ
魅力: 世界初のホームベーカリーとして、
家庭で手軽にパン作りを楽しむことが
できる画期的な製品でした。
忙しい現代人でも簡単に、
美味しいパンが焼けるという点が、
多くの家庭に受け入れられました。
– CVCビデオ
魅力: コンパクトで軽量なビデオカセットレコーダーとして、
持ち運びやすさが魅力でした。
エベレスト登頂番組にも採用されるなど、
その性能の高さが証明されています。
– 低価格テレビ
魅力: 高品質でありながら低価格なテレビを数多く発売し、
多くの家庭にテレビを普及させました。
特に、北米市場では高いシェアを獲得し、
「世界のフナイ」の名をほしいままにしました。
– トランジスタラジオ
魅力: 船井電機の創業期から主力製品であった
トランジスタラジオは、
小型軽量で持ち運びしやすく、
当時の若者を中心に人気を集めました。

船井産業の中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
FUNAIで、検索しました。
取引数は1,409件、平均 7,388円、最高 83,000円でした。
最高落札された品物は、FUNAIの有機ELテレビFE-65U6030。
65インチのど迫力テレビです。
まとめ
自分が初めてお小遣いで買ったビデオデッキが、
青いFUNAIの製品でした。
確か10年以上長持ちして、レンタルビデオや
録画に楽しんだ思い出の一台です。
当社でも、懐かしいFUNAIの製品を、
出張買取、委託販売します。
気軽に、お申し付けください。