初代からフュリオサまで。マッドマックスサーガを深堀り。お宝も調べます。

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今日は愛用している109シネマズの映画サービスディなので、”マッドマックスフュリオサ”を映画館で鑑賞しました。今回は、初代からカルト的な人気が続く、マッドマックスシリーズについて、まとめてみました。最新作の解説も少しします。

マッドマックスとは

マッドマックスとは、監督ジョージ・ミュラーがメル・ギブソンと組んで、1979年に制作された映画です。詳しくは後で述べますが、基本的には圧倒的な暴力に、V8エンジンを搭載した車で戦います。

当初は、低予算系ニューシネマの一本でした。しかし、本物のモンスターエンジンを積んだすごいパワーの車やバイクを使ったド派手なカーチェイス。エキストラの暴走族役は、本物を起用したので、よりリアルなヒャッハー感?が出ていたおかげか、大ヒットしました。

その後も続編が作られ大ヒットを飛ばし、メル・ギブソンは地位を獲得し、ジョージ・ミュラーは伝説となりました。ちなみに、初代マッドマックスで、トーカッター役を怪演した、ヒュー・キース・バーンは、数十年ぶりのデスロードにて、”イモータン・ジョー”として、マッドマックスの世界に戻りました。

ちなみに、初代に登場したV8エンジンは、最新作でも伝説のエンジンとして神格化しています。

ディメンタス将軍いい味出してました

歴代シリーズの魅力を解説

いままで上映された作品は、全部で5作品となります。各エピソードの魅力について、まとめます。

– マッドマックス (1979):監督: ジョージ・ミラー

あらすじ

近未来のオーストラリア、法と秩序が崩壊しつつある世界。主人公マックス・ロカタンスキーは、暴走族から家族を守るために戦う警官でした。しかし、仲間や家族を傷つけられ、怒りの化身となり壮絶な戦いを繰り広げます。

魅力

リアルなアクション: 低予算ながらも斬新なカーチェイスとスタントが話題に。キャストに本物の暴走族を使ったことでよりリアルに

荒廃した世界観: 近未来の無法地帯を描いた独特のビジュアル。メル・ギブソンのやばい雰囲気にもあってます。

キャラクターの深み: 家族を失った男の悲哀と、激しい復讐心が描かれています。ラストシーンは、色々な作品に影響を与えています。

– マッドマックス2 (1981) :監督: ジョージ・ミラー

あらすじ

荒廃した世界で、生き残りをかけた戦いが繰り広げられます。マックスは、燃料を巡る争いに巻き込まれ、コミュニティを守るために戦います。

魅力

よりスケールアップしたアクション: より壮大なカーチェイスとバトルシーン。ラストの衝撃は、忘れられません。

ユニークなキャラクター: ロード・ハンターやギャングのリーダー、ヒューマンガスなど。個人的には、マックスが、車のドアごと太ももに刺さった矢を123で抜くと言って、1で抜くのはツボりました。

ポストアポカリプスのビジョン: 前作よりもさらにディストピア的な世界が描かれます。

– マッドマックス/サンダードーム (1985):監督: ジョージ・ミラー、ジョージ・オギルビー

あらすじ

マックスは、バートタウンという新たな都市に到着し、そこでの支配者であるアント・エンティティと対立します。彼は「サンダードーム」と呼ばれる闘技場で戦うことになります。

魅力

多彩なアクション: ワイヤーに吊るされた状態で戦う、サンダードームでの戦闘シーンが面白かったです。たまに観客がやられるのは、深くにも笑ってしまいました。

人間ドラマ: マックスを取り巻く仲間のために戦う姿が印象的でした。個人的には、二人一組のファイターの友情も好きです。ラストで助けた少女が、マックスのお話を神話として語るのは印象的でした。

音楽と演技: ティナ・ターナーの強烈なパフォーマンスと楽曲が映画を彩ります。なぜ資源が乏しいのに、あそこまで贅沢にできるのかは、不思議です。最後あっけないのも悪くないです。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015):監督: ジョージ・ミラー

あらすじ

イモータン・ジョーによって支配された荒廃した世界。マックスは、反旗を翻す女性ウォリアー、フュリオサと、イモータン・ジョーの囚われた子供が産める女性達とともに逃亡劇を繰り広げます。

魅力

圧倒的なビジュアルとアクション: シリーズ最高峰の熱いアクションシーンと美しくも退廃的な砦のシーンは圧巻です。

強烈なキャラクター: マックスよりキャラが濃いフュリオサのカリスマ性や、イモータン・ジョーの恐怖政治。あと、味方になるウォーボーイが男前すぎます。片腕のシャーリーズ・セロンは、本当にかっこよかったです。

シンプルかつパワフルなストーリーテリング: ストーリーは、水と資源を巡る争いや、自由への逃走劇とシンプルです。基本ヤバい人が多いですが、やはり砦の圧倒的な存在感がすごいです。

全体を通しての魅力

革新的なアクションとスタント: シリーズ名物の、モンスターマシン同士の激突がど迫力で描かれます。個人的には、爆発槍を持ったウォーボーイが無限に湧いてくるのは、怖いですがなんかかっこよいです。

独特の世界観: 圧倒的な暴力が支配する、交配した世界がリアルに描かれています。

深いテーマ性: 人間の本性、社会の崩壊、復讐と贖罪など、多くのテーマが含まれています。個人的には、フュリオサの勇ましい背中がイカしています。

マッドマックスフュリオサ

ストーリー:世界の崩壊から45年。暴君ディメンタス将軍の率いるバイカー軍団の手に落ち、故郷や家族、すべてを奪われたフュリオサは、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになる。前作のイモータン・ジョーなど、おなじみのキャラたちも登場し、前作とのつながりを強く描いています。

魅力

濃いキャラクター:フュリオサをはじめとした、キャストがいい感じです。特に主演のアニャ・テイラー=ジョイには、シャーリーズ・セロンに負けない魅力があります。アニャ・テイラー=ジョイ役のクリス・ヘムズワースも、絶妙な小物感が出ていて、人間らしくて好きです。

シンプルなストーリー:シンプルかつわかりやすくまとめられています。前作が約3日の物語ですが、今回は彼女の10年以上に渡る戦いが、シリアスに描かれています。

かっこいい車が沢山:無駄に、車両などがたくさん出ます。中古パーツをかき集めて作り上げたバイクがたくさん出ます。もちろん、迷惑な音も添えて。資源が乏しいのにというツッコミは無しでお願いします。個人的には、ディメンタスが序盤で操っていた三台ハーレーで引っ張る神輿がうけました。

マッドマックスの中古相場

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

“マッドマックス”で調べました。取引数は2,949件、平均 6,454円、最高 615,000円でした。最高落札された品物は、ゼファー1100 マッドマックス・グース仕様です。マッドマックスは、バイクなどもにんきがあります。もし、実家の納屋にあったらラッキーかもです。

マッドマックスをモチーフとした作品

マッドマックスは、いろいろな映画やマンガに影響を与えました。

代表的な作品は、北斗の拳です。設定だけ頂いて、あとは拳法物というなかなかのアレンジでした。

永井豪のバイオレンスジャックも有名です。どちらかといえば、この作品のほうが、しっかりマッドマックスのテイストを入れていると思います。一人のデカい男が暴力の嵐を起こすというのも、いい感じです。

まとめ

自分が劇場で目撃した初マッドマックスは。”怒りのデスロード”でした。それまでは、ゴールデン洋画劇場など地上波で放映されるのを、楽しみにしていました。個人的には、サンダードームのいい意味で、大味な80年代感は好みです。今後は、このデスロード路線で、ゆくと思いますがその後の展開に期待します。当社では、映画にまつわる品物について、出張買取します。委託販売も大人気なので、気軽にお申し付けください。