川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。
今日6/3は、三鷹セカンドオークションの開催日でした。私もお手伝いで参加した。古物市場で、本物をたくさん見られたので、今回は、ルイ・ヴィトンの真贋の肝といえる、ブランドロゴの見分け方を、まとめます。
今日のセカオク
今日のセカオクは、LOUIS VUITTON、CHANEL、HERMESなど有名ブランドの定番アイテムたちが、一同に介しました。それいがい懐かしいLOEWEのネジネジバッグや、グッチのPVCデカリュックなど、かちょっとめずらしい品物もたくさん出てきました。。
特に、毎回ラスト恒例の香水箱ゼリも、一箱10万近い金額が飛び交う、バイヤーたちの真剣勝負を見ることが出来ました。
しかし、後悔も一つあるとすれば、箱せり10箱の中から平場に良いもの抜き出す際、処理時間が15分程度しかないとはいえ、真贋が不完全で一部偽物が混じった状態で流れてきたのは悲しいです。ちなみに、どんな市場でもごく一部偽物が出てくることがあります。偽物が交じるレベルは、荷主のレベル差もあるのはもちろん、真贋上級者でも100%ニセモノを弾くのは難しいです。
なので、市場では原則自己責任で買うこととなります。あまりにもひどい場合は、返品できる市場もありますが、やはり自分の真贋力の強さが試される場です。
ルイ・ヴィトンのロゴ見比べ
ここで、2枚のルイ・ヴィトンの財布のロゴや外側を比べてみましょう。
答えは、末尾に記載します。上手い人ならある程度は模倣できますが、やはり本物と比べると全く違うものとなります。
1問目
2問目
3問目
何故偽物が作られるのか?
それは、ニセモノは儲かるからです。偽物は、使っていると簡単にほつれたり壊れたりします。
なので、ニセモノは、たった数万円で販売しても、利益が出てしまうのです。
逆に本物は違います。素材の品質にとことんこだわり、手間ひまかけて作ります。
作る職人も、専門学校を出た一流の職人を使います。
だから、非常に柔らかく縫製も非常に強いです。市場では、未だに80年代に作られたバッグがまだまだ使える状態で残っています。今日も、80年代に作られたと思われる内張りが豚革のLOUIS VUITTONが売られていました。もちろん本物で、今でも普通に使えます。
ブランド品の偽物を見極めるちょっとしたコツ
ここで、ブランド品の偽物を見極める際の、簡単な心得をまとめます。
本物のブランド品は、最高の品質の素材をふんだんに使い、基本熟練の職人の手作りで、作られています。ルイ・ヴィトンなどは大きな工場で作られていますが、それでも品質管理は世界レベルに厳しいです。
逆に、ブランド品は利益を最大化するために、品質を安く手間を惜しんで作ります。なので見た目はそっくりですが、バッグの端、金具、ベルトの建付けなど細かいところに必ずボロが出ます。
それは使われる素材が、近くで手に入るような品質が低い素材を使うからです。縫製などの作業もほぼ省略しているので、すぐにほつれたり壊れたりします。手触りも悪く、ひどいものは持っただけでわかりますし、変な匂いがすることもあります
それらを一つでも意識してネットや市場でブランド品と向き合うことが大切です。
やっぱり安心古物市場
今日の例の最後の偽物の山にて、しっかり競り人や1列目に並ぶ一流バイヤーが、これだめだよとはっきり言ってくれます。
なので、初心者は自分の真贋能力を高めるためにも、古物市場でいろいろなブランド品をみることを勧めます。
そして市場で声を出して、品物を買いましょう。少なくとも、このセカオクは初心者にも優しい市場だと思います。
まとめと答え
今日は、バイヤーでもある自分にとって屈辱的な1日でした。次回は、しっかり見極めるよう一つでも多く偽物を弾きます。
ちなみにニセモノは、
1問目①、2問目①、3問目②です。
1問目は、本物は素材が柔らかいため、多少ロコが優しく見えます。対照的に、偽物は硬い素材を使っているため、ロゴがはっきりし過ぎです。
二問目も、ニセモノの工場番号がおかしく、また文字もはっきりしすぎです。
三問目は、見た目の硬さが見られます。持ったら、びっくりするくらい硬いです。
皆さんがもし、偽物を手に入れてしまったら、自戒の意味も込めて手元に置いておきましょう。もしくは刻んでゴミにして、二度と世に出さないようにしましょう。当社では、委託販売とあわせて無料で真贋判定もします。気軽に画像で見せてください。