ついに終幕。和楽器バンドが使っている和楽器と、奥深い和楽器の世界について。

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本日千本桜の圧倒的な演奏で有名な、和楽器バンドが無期限活動休止を発表しました。今回は、彼らの魅力と、雅楽などで使われる和楽器についてまとめてみました。

和楽器バンドについて

和楽器バンドは、2014年にアルバム「ボカロ三昧」で、注目されたバンドです。彼らの特徴は、三味線、和太鼓など和楽器の若き奏者たちの手によって、結成されました。当初は、鈴華ゆう子with和楽器バンドでした。主に、ボカロ曲を和楽器で演奏するので激しく早い曲が多いのが特徴です。

人類が歌うには高難易度な歌を、メインボーカル”鈴華ゆう子さん”が艶のある声で歌い上げる姿に、圧倒されます。もちろんバックで演奏している彼らの演奏技術も、目を見張る物があります。

現在以下のメンバーが所属しています。

[Vol 鈴華ゆう子]

茨城県出身。詩吟師範として、ボーカルを担当。3歳よりピアノ、5歳より詩吟と剣詩舞を学び、2011年にコロンビアレコードが開催した歌謡大会の優勝した経験がある一流の歌手です。

[箏 いぶくろ聖志]

東京出身。高校生在学中から、箏(こと)の演奏者として活動を開始。中国、ベトナムなど世界各国でライブを成功させています。持つ楽器の可能性を追求するため、洋楽器も使えます。

[尺八 神永大輔]

福島県出身。18歳から尺八をはじめ現在都山流師範、”耀山”の号を得ています。豊富な海外公演経験を持ち、尺八に関する著書も多数執筆。他のアーティストとのコラボも多く、尺八の伝道者として活動を続けています。

[津軽三味線 蜷川べに]

京都出身。4歳から民謡始め、数々の大会で優勝する。7歳から、津軽三味線を始め、15歳から津軽三味線一本となる。そのルックスからメンバー一の人気者です。

[和太鼓 黒流]

東京都出身。3歳から和太鼓を始め、9歳で東京の和太鼓プロ集団に入門し、伝統的奏法を修行。世界15カ国で、和太鼓演奏を成功させた経験から、このバンドのライブ演出も担当しています。

[Guitar & Vocal 町屋]

北海道出身。幼少期よりギターを始め、インディーズバンドで活動を開始。和楽器バンド以外のアーティストとのコラボ経験も豊富で、このバンドの精神的支柱として存在感を発揮します。

[Bass 亜沙]

埼玉出身。学生時代からベースの演奏を始め、インディーズバンドで活動を続けています。ボカロPとしても活動中で、2012年の「吉原ラメント」がバズった経験から、コンポーザーも担当しています。

[Drums 山葵]

中国出身。中国人の父と日中ハーフの母の間に生まれる。15歳からドラムをはじめ、インディーズバンドなどで豊富な演奏経験があります。日々過酷なトレーニングで作り上げた肉体が自慢な彼ですが、イラストも得意です。

彼らが使っている和楽器

彼らが使っている和楽器は、”尺八”、”津軽三味線”、”和太鼓”です。

尺八:

中国で生まれ日本には、8世紀奈良時代頃に入ってきた、和の管楽器です。宗教行事や雅楽などで使われていましたが、幾度も消滅の危機がありました。しかし、室町時代頃、一般庶民の間で流行しはじめました。江戸時代では、浮世絵の題材として取り上げられるようになりました。明治時代に入り、さらなる可能性をもとめ改良を重ねて、現代でも息づいています。

津軽三味線

青森津軽地方で作られ続けている、三味線のスタイルです。農村で演奏され、、昔からの民謡や踊りと結びついています。特徴的なのは、三味線の弦が一般的なものより太く、力強い音を奏でることです。津軽の風土と歴史を反映した柔軟で表現力豊かな楽器として、地域だけでなく全国的に愛されています。

日本の弦楽器で、奈良時代に中国から伝わりました。指や爪をフル活用して演奏します。指で弦を弾くことで音を出し、三味線や尺八とともに日本の伝統音楽で広く使用されています。かつては、宮中音楽の中心として使われていました。現在では、色々な音楽に取り入れられ愛用され続けています。

ちなみに、琴と箏は別の楽器です。琴柱ことじをたてて音を合わせ、箏爪ことづめをはめて弾くのが箏、琴柱を使わず弦を押さえて音を作るのが琴です。

雅楽などで使われている和楽器について

現代では、東儀秀樹さんが有名にした雅楽。元々は皇居などで演奏される、宮中音楽の一種です。

東儀秀樹さんのサイトから引用しますと、以下となります。

“雅楽は上代から伝わる日本固有の音楽と1400年ほど前から順次朝鮮半島や中国大陸などから伝来した古代アジア諸国やシルクロードの芸能に基づき、またはその影響を受けて日本で熟成され、平安時代中期に完成し、そのまま原形のまま存在している世界最古の音楽芸術です。”

雅楽で使われている楽器は、以下のものを使っています。(日本雅楽会サイトより引用)


篳篥
龍笛・高麗笛・神楽笛
琵琶

和琴
鞨鼓・三の鼓
太鼓
鉦鼓

これらの楽器は、古来から日本の音楽や舞台芸術で使用され、独自の美しさと深い歴史を持っています。和楽器は手で演奏され、音色やリズムが感情豊かで、伝統と現代の文化を結びつける素晴らしい要素となっています。

和楽器の相場について

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

そのまま”和楽器”で調べてみました。

取引数は6,903件、平均 18,535円、最高 4,727,800円でした。最高落札された品物は、龍畝 金唄口金三線 三ツ印尺八です。かなり貴重な素材を使った尺八です。まさに、日本が大切にしないといけないアイテムです。

まとめ

自分もたまに作業用として重宝している和楽器バンドが、活動休止となるのは少し悲しいと思います。しかし、再結成したときにはそれぞれ成長していると思いますので、さらに足腰が強くなっていると思います。

当社では、和楽器も出張買取しています。車での持ち込みも歓迎なので、気軽にお申し付けください。