川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。
あなたは、オークファンはご存知でしょうか?使えないという情報もありますが、その噂は本当か?ということで、実際にどのようなツールで、使えるか出張買取業者目線で調べてみました。
オークファンとは
オークファンとは、株式会社オークファンという会社が2007年に設立しました。ヤフオクなどショッピングサイトの相場を調べるサイト”オークファン”を運営しています。ちなみにこのaucfanは、元々は川崎修平氏が東大在学中に個人で営んでいました。使いやすさに目をつけた株式会社オークファンが、川崎氏を勧誘してシステムとして確立しました。
2013年から、”商品流通プラットフォーム事業”と”在庫価値ソリューション事業”を展開中です。
商品流通プラットフォーム事業では、NETSEA(BtoBの卸売り・仕入れ)など複数の物販業者向けの販売サービスを展開しています。
在庫価値ソリューション事業で、今回解説する”aucfan.com”など中古相場の解析ツールを運営しています。ちなみに川崎氏はオークファンを退社し、現在DeNA取締役最高技術責任者となっています。
オークファンを使う利点と欠点
オークファンの検索システムは、”ヤフオク”、”モバオク”のオークションサイトの相場と、セカイモンやAmazonの相場を調べられます。
サービスは、”無料版”と”有償版”2つに分かれています。”無料版”では、ヤフオクと同様180日間に落札された品物の一覧と、落札相場を確認することができます。
毎月980円を支払うと、有償版”オークファンプロ”となり毎月1000件まで無料で10年間分の落札相場を、スマホ・パソコン問わずどこででも閲覧できます。自分は約10年近くプロPlusを利用しています。
それ以降、詳細な解析ツールを利用したい場合は、月額利用料がアップします。ちなみに昔は、メルカリの相場も調べられた時期がありました。これ便利でしたので、できれば再開してほしいです。
オークファンの使い道
ここからは、オークファンプロの自分なりの使い方についてまとめます。
1.ヤフオクで直近180日売れていない場合
ヤフオクでは、最大180日間落札相場を確認することができます。もし、180日間売れない場合はヤフオクの落札相場がわからないので、ここでオークファンプロを使います。
少なくともオークファンの過去3年間の売上実績から、品物のポテンシャルを調べます。
2.商品の名前がわからない時に文字で検索する。
グーグルレンズなど、画像解析技術は日進月歩で進んでいます。しかし、画像を撮影した状況や角度によって、トンチンカンな答えが返ってくることもしばしば。ヤフオクでも落札履歴が追えないビンテージな品物の詳細を文字で検索することはまだまだ廃れないと思います。例えば”LOUIS VUITTON”の”モノグラム柄”がわからなくても、ブランド名や特徴や形状などが分かれば、それをオークファンの検索窓に打ち込めば、推理することも可能です。
3.場所を問わず使える
今はスマホでもパソコンのサイトが使えるので、お気に入りに入れておけば、思い立ったら検索が可能です。店舗せどりはもちろん、出張買取でぶっちゃけトークをするため、わざと検索結果を見せるテクニックもあります。
4.ライバルの相場や撮影テクニックの研究ができる
物販や出張買取を初めたばかりのときにつまづくのが、どうやって写真を取るのかです。ヤフオク以上の量を一気に見れるので、先輩バイヤーの撮影テクニックや、値付けを学べます。
5.eBayの仕入れにも
eBay向けの品物を仕入れるとき、出口戦略も考えることも大切です。売れずにデッドストックとなるのは、目も当てられないです。eBayの仕入れ時に、オークファンも一緒に開いて、ヤフオクなどの落札相場を一緒に調べると、より手堅い仕入れができます。逆に、eBayから日本で売れるお宝を見つけることも可能です。
オークファンは本当に使えるのか?体験談から
画像の品物の正式な名前即答できる人いますでしょうか?
答えは、「腹黒やかん」です。これは、お茶を点てる時に使う茶道具です。
オークファンで調べたところ、3年間で数点しか落札されていません。
グーグルレンズでも判明する可能性はあります。しかし、撮影技術によって、欲しい情報が手に入らない可能性もあります。また、海外のアンティークな品物は、英語表記のためそもそも読めないことが多いです。また過去に使われた検索ワードをタイトルに加えることによって、売上がアップする可能性があります。実際にこの品物は、1980円で出して、2080円と微増ながらせり上がりました。
これが、ブランド品の場合は、もっと売上が上下する要素となります。
なので、正確な品物の名称や検索キーワードをタイトルに盛り込むために、オークファンを利用する理由となります。
まとめ
世間一般的にお金を使わず稼ぐという考えがあり、それは否定できません。自分も余計な出費は、避けるべきだと思います。しかし、物販は目先の利益だけではすぐに立ち行かなるので、知識の集積も常に行うことが必須です。画像検索や動画は、まだまだ発展途上な部分も多く、文字による検索も組み合わせることが必須だと思います。
980円を毎月払って、700億(オークファンサイトより)にも渡る膨大なデータを、いつでも閲覧できることも、物販や店舗や出張買取を志すものに取って、必要経費だと思います。
ちなみに、先程書いた”NESTA”も新品や訳あり商品を、卸価格で購入できます。ここからeBay向けの品物を見つけることもおすすめです。
もし、オークファンのことをもっと詳しく知りたい場合は、↓バナーから資料を是非確認してください。