【法律tips】100年前の拳銃を手に入れたら捕まった。古い銃剣類を見つけたときの対処

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ニュースで、100年以上前の旧日本軍が使用していた、十四年式拳銃を所持していた茨城県男性が逮捕されました。今回は、もし実家でこのようなものを手に入れた時の正しい対処をお伝えします。

もし100年前の拳銃を手に入れたら

むかし、湘南純愛組という漫画がありました。とあるいじめられっ子が、じいちゃんの形見の拳銃を手に入れ、そこから人生の歯車が狂い始めるお話が印象的でした。

拳銃は、そういう魔力を持っています。

しかし、そのまま所持していて、仲間の通報やうっかりヤフオクなどで売ってしまうと、銃刀法違反で逮捕されます。罰金や懲役を受け、前科者になってしまいます。ちなみに先程紹介した、いじめられっ子も、悲しい結末を迎えます。

銃刀法違反とは

以下のような物を所持、もしくはかくれて取引した場合は逮捕され、場合によっては逮捕勾留されます。今回の事件は場合によっては、懲役を受ける危険性があります。

-けん銃や猟銃以外の鉄砲や刀剣類を所持していた場合

→3年以下の懲役または50万円以下

-けん銃の所持は

→1年以上10年以下の懲役

-拳銃を2丁以上所持していた場合

→1年以上15年以下の懲役

– 猟銃を所持していた場合

→5年以下の懲役または100万円以下の罰金

遺品から拳銃を手に入れたとき

もし実家の古い机や軒下などから、第二次世界大戦までに使われた拳銃を見つけた場合は、絶対に触らないようにしてください。

そして、所轄の警察署に連絡してください。

なぜ触ってはならないのか。もし、実弾が入っている場合は、ちょっとした衝撃で暴発する危険性があります。暴発すると、指がなくなるならまだしも弾が当たると死亡事故に至る場合もあります。

日本でも、整備されている猟銃の暴発でなくなる事故は、なくなりません。

ヤフオクに出してしまうと、売ったあなたはもちろん、買ったお客様も逮捕されます。

以下、警視庁の遺品拳銃についてのリンクに詳細が書かれていますので、ご参考にされてください。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/drug/kenju/ihin.html

まとめ

もし遺品整理で気になるものが出てきた場合は、一度当社に相談してください。力になれることもあるかもです。とにかく、武器になり得るものは、登録された刀剣類以外は決して取引はしないでください。