アンティークとビンテージの使い分けについてと、私の出品物の体験談

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

田舎の家なら、押し入れから懐かしいブリキの缶が出てきて、意外な高値で売れることがあります。今回は、売れる懐かしい品物の見分け方と、”アンティーク”と”ビンテージ”の言葉の違いについて、まとめました。

私の思い出の出品

2018年6月頃。古物の先輩からシール?か、なにか多数の委託販売を依頼されました。そのシールはもちろん、入っていたブリキ缶が気になり、裏返してみました。その結果、1970年に開催された”EXPO70大阪万博会場”で売られていた、お土産のブリキ缶でした。「これはひょっとしたら売れるかも」と思い、撮影して出品しました。

1000円で出して、一回競って1100円でした。ちょっと汚れやサビなどがあり状態は微妙でした。しかし、思わぬ利益に先輩も笑っていました。

その後、2018年10月。知り合いの片付け屋から、依頼されトランクいっぱいのチラシ。60年代から80年代に作られたJAL旅の栞や、観光地の旅行センターで配られていた観光、神社仏閣の絵葉書や半券、そして観光ガイド等約9キロでした。結果、4000円以上で売れました。

売れる懐かしいものの見分け方

こういった懐かしいものは、何でも売れるとは限りません。私も、かつて新しいディズニーのブリキ缶を売ろうとして、全く入札がつかず断念しました。やはり、70年代~80年代までに開催された、大きなイベントで売られていたお土産など、それだけで意味があるようなものは売れるようです。

また、先述した60年代~80年代にかけて作られた観光地のチラシも、紙媒体のコレクターがいて、買われることがあります。

アンティークとビンテージの使い分け方

ここでふと、”アンティーク”と”ビンテージ”という言葉は、気分に合わせ何気なく使っていました。その基準はあるのか疑問に思い調べてみました。

すると、ビンテージとアンティークは明確な基準があるようです。その基準は、作られてからどれだけ時間が経過しているかです。ビンテージ<アンティークで古いです。

その使い分けは、製造してから20年以上経過している場合はビンテージ、100年以上経過したものはアンティークに進化するようです。

日本での基準に当てはめると、90年代のバッグなどはビンテージ、1923年以前に作られた品物はアンティークになるようです。

アンティーク、ビンテージのヤフオクでの相場

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

シンプルに、”ビンテージ”と”アンティーク”で分けてみました。

ビンテージでは、取引数は515,392件、平均 11,643円、最高 4,503,000円でした。最高落札された品物はパテックフィリップの金無垢時計でした。時計の王様ですね。

続いてアンティークでは、取引数は299,712件、平均 8,812円、最高 8,302,000円でした。最高落札された品物は、オーディマ・ピゲの腕時計。やはり時計は古物の王様です。

まとめ

ヤフオクでの使い分けは、正直よくわかりません。ある程度気分に合わせるのもありですが、ある程度年代を意識して使ったほうが、通好みのお店に育てることはできそうです。

当社では、こういったアンティーク、ビンテージな品物も大好きです。気軽に、買い取り委託業務もうしこんでください。