古本の新たな楽園。バリューブックスについて

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

以前7000冊の文庫本を一括で個人経営の古本屋に持ち込み、わずか4万円にしかならないと嘆いた記事と、古物での本の立ち位置についてまとめました。今回は、そういった売れない古本を取り扱うバリューブックスについて紹介します。

以前の記事のリンクです。

https://anne3150.com/wp-admin/post.php?post=1694&action=edit

古本一日1万冊が増える本屋バリューブックスとは

バリューブックスは、日本のオンライン書店です。本社は、長野県上田市にあります。

2007年で、中村大樹さんが創業しました。創業するきっかけは、自宅にある本をアマゾンにて販売したところ、すぐに売れた小さい成功体験からです。まさに、古物の基本せどりです。

その後、順調に発展し、上田市に複数の倉庫を持ち常時在庫150万冊を誇ります。オンラインで、予約して本社倉庫に送られる量が、毎日2万~3万冊くらい来て1万5千冊が売れてゆきます。一つの会社で、ここまで処理する力の凄さを感じます。下記に、バリューブックスのリンクを貼りました。興味がありましたら、見てください。

https://www.valuebooks.jp/

驚異の査定方法と処理方法

最初に、査定方法についてもユニークです。

なんと、売りたい本をしまってる本棚の画像をシステムに送るだけです。すると、バリューブックスのシステムで自動査定され、その金額に納得したら送ります。一つ一つ売りたい品物を撮影する、買取店のライン査定システムはありますが、まるごと画像査定はあまり聞かないと思います。

毎日膨大な量の本がやってきますので、当然売りづらいものもあります。そういったものは、人の目で仕分けて図書館や福祉関連の事業者に寄本するサービスもしているようです。おそらく、ほとんどゴミにならずに、なにかしら役に立っていると思います。

ちなみに、古本屋といえばブックオフが最初に思いつくと思いますが、彼らが販売する古本は、新品を含めて約2億冊にのぼり、流通量の一割に登るそうです。改めて、恐ろしい量の紙が使われているなと思います。

紙ゴミの現実

今回この本屋さんを見て、ふと思ったのが日本ではどれくらいの紙ゴミが出るのだろうかと疑問に思いました。

そこでネットで、年間 書籍 処分数で検索し、環境省のPDF資料日本の廃棄物処理を見つけました。

本の処理数は見つけられませんが、年間で日本で処分されるゴミの量は、4,167万トンもあります。その中で紙ゴミは、1,533(千トン)約23.8%となります。約2割以上が紙ゴミです。そのうち6割が古紙再生に回されていて、残りの約4割が焼却処分されます。ゴミの量は、皆さんと行政の努力で減っていますが、まだまだ多いです。

まとめ

前回の記事にも書きましたが、古本は片付け屋や買取屋にとってライバルのような存在です。片付けるにも、コストがかかりその割に肌感覚95%はゴミになります。こういう仕組みを利用して、不用品の買取を利用すれば、お互いニッコリな結末が迎えられると思います。気軽に、利用して賢いエコライフを過ごしてください。