川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援する”ものと人生の水先案内人アニー堂”です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。
先日からヤフオクに出品していたヨドコウの物置、本日解体して引き渡すことになりました。今回は、備忘録として残します。
ヨドコウ物置のエルモシャッターとは
まずは、今回販売した物置について軽く紹介します。
正式名称は、ヨドコウ物置一般型土間タイプエルモシャッターです。こちらは、地面に直接設置するタイプで、オプションでアンカーを地面に打ち込んで固定することもできます。
その最大の特徴は、ディンプルキーで施錠することが可能ということです。最初から、引っ掛け棒と鍵が2本ついています。扉は、上から引き下ろすシャッタータイプですが、女性でも楽々開閉ができます。セキュリティも高くて、おまけに堅牢で雨樋も付けられます。また、建材は軽くて強いのでバラして持ち運ぶときに思いなと思えたのは、シャッターを巻き取るユニットと、床材くらいです。
ざっとメリットを紹介しましたので、つづいて簡単な解体手順をまとめます。
なお、品物の詳細や図面を知りたい場合は以下リンクから探してみてください。
エルモシャッター紹介
https://www.yodomonooki.jp/products/lumberroom/erumo_sh/
エルモシャッター図面
https://www.yodomonooki.jp/download/lumberroom/erumo_sh/index.html
必要な工具と注意点
まずは必要な道具の紹介です。以下のものが必須となります。
インパクト(六角ボルト対応)、モンキーレンチ、脚立とたくさんのネジを入れる深いバケツです。
バケツは20センチ以上の深いものが必要だともいます。後述しますが、とにかくネジなどパーツが多いのでまさに大は小を兼ねるでいきましょう。
作業者は、2人できれば一名インパクトなどを使うことに慣れた、軽作業経験者がいると頼りになります。意外と重いものも多く、一人が解体して一人が解体したものを運び出すを永遠に行うので。また組み立ても、重量物の持ち上げがあるので2人は必須です。
なお、車で運ぶ場合は平ボディの軽トラ2tが良いと思います。結構大きなパーツがあるので、軽ワゴンだとそもそもはいりきりません。ハイエースならギリギリかと思いますが、積みやすさの点から軽トラに軍配が上がると、個人的には思います。
ざっとした解体手順紹介
1.まずは、奥に設置されている棚2つを外します。下から軽く叩くと外れます。棚受けも、ひねると簡単に外れます。
2.正面のシャッターを外します。まず物置内左右にある、2本のガイドレールを取り外します。シャッターがだらんとなったら正解です。
3.シャッターを巻き上げるユニットを外します。まずは、シャッターを一番下までおろします。その後内側から、シャッター巻き上げるユニットを固定している、ごついネジ二本をはずします。ちなみにこのパーツが一番重いので、必ず相棒と二人で持ちましょう。ユニットを外したら、シャッターごと外に出します。なお、シャッターは、3分割可能です。よく見ると内側に折り曲げられている部分があるので、そこをドライバーでちょっと広げて外します。その後は、ユニットをこていていた金具を外します。
4.入り口上部の雨よけを、外します。まずは入口側の外側の銘板がついている部分と、シャッター上にあるパーツを外します。物置内と屋根の上部についてる、ボルトを外します。その後引き抜くようにすると、銘板ぶぶんが取れます。
5.裏にある、あまどいを取り外します。固定しているネジを外して、ジャバラ部分をしたに押し付けるようにして、少し折り曲げて、斜めに引き抜くように抜きます。その後、雨樋の地面に向かって伸びるつつもネジをはずして、金具ごと取ります。これで、壁と屋根を取外す準備ができました。
6.壁を取り除きます。壁を固定してる柱から、ネジを外して壁を取り外します。こちらも少しひねるようにすると外れます。とにかく細かいパーツたくさんで止めているので、なくさないようにしましょう。これで屋根と柱、そして床だけになります。
7.屋根を外します。固定しているネジ(内側にあったかな?)をすべて外すと、屋根を持ち上げて外すことができます。屋根板も、細かく分割して外すことができます。
8.柱を、取り外します。これは、たしかネジで根本が固定されているだけなので、簡単に外すことができます。
9.床を外します。これは、物置の奥にある固定バーについているネジを外します。その後、床をひねると、ポコっと外れます。こちらも屋根と同様、複数枚に分解して運ぶことができます。
10.最後に枠材をバラします。こちらは簡単にネジで止められているだけなので、はずれば分解して持ち運ぶこともできます。あとは、地面に敷設していたブロックも、忘れず回収します。
ちなみにこの枠、アンカーボルトで地面に固定されていました。この部分は、購入者の方にとって、必要ないので、安全のため曲げて庭に埋めました。掘り出したら20センチくらい地面に埋められた巨大なコンクリの塊に塗り込まれていました。ちなみに、アンカーなしでも使用は可能なので、用途に応じて使い分けてください。
解体作業時間と感想。そして購入者も協力して解体するメリット
今回9:40分くらいからスタートして、終了したのが約11:30位。おもったよりも早く終わりました。その理由は、購入者のお仕事が建築関係で、足場を組むなど複雑な手元作業に慣れているからでした。熟練者でも、2人作業が必須となると思います。特にユニットは、高いところにある割に20キロ以上あるので。
一通りやってみておもったことは、“ネジ多すぎ”です。種類はもちろん、その固定の方法も千差万別。ボルトで固定されているだけ、異様に長くてでかい、小さいクリップと一緒についているなど、まるでWBCの”ダルビッシュ投手”のように多彩でした。作業を終えてネジ受けを見て仰天。深さ20センチくらいのバケツが、ネジでいっぱいになっていたので。
ちなみに、なぜ積極的に購入者が参加したかといいますと、解体を一通り体験すれば、組み立ても出来るかもと言うことですが、このブログをまとめていて意外と手順が頭に残っているので、そのとおりだなと腑に落ちました。
ちなみに購入者の方いわくいなばの物置のほうが、簡単に貼らせるようです。理由は、パーツがほとんど同じものを使っているからだそうです。しかし、この複雑さのお陰であんなに、重い大人三人が乗れる汽車を安心して預けられるのだなと思いました。
やっと終わった、、、
今回は、久しぶりに手元作業員として仕事をしていました。やっぱり、こういった大型の施設の解体は、ちゃんとした現場でたくさん学ばないと行けないなと思いました。
インパクト一つとっても、まともに扱えない自分に、少し悲しくなりました。
大きな物置が無くなった庭は、主がもういないことを実感させ、少し寂しくはなりました。しかし、希望の風と日当たりが向上して、メリットのほうが大きいと感じました。それ以上に、お客様に喜ばれて、大満足でした。
まとめ
今回は、落札者の協力の下無事仕事を終えることができました。このような大きな物置などの処分に悩んだら、是非当社に相談してください。一緒に今後のことを考えて、人生が前向きになれるようなサポートが出来るといいなと思います。