カーハート・ディッキーズ・ナイキを見分ける!タグで分かるヴィンテージ古着入門

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。

個人の古物商として活動しています。

最近90年代を中心に、adidasのジャージ、ビンテージのBurberrys、

Carharttなど、”the日本の古着”に注目が集まります。

今回は、古物商視点で高くなりそうな、古着についてまとめます。

今リユース業者が注目するアパレル達

ここ数年で、90年代から2006年の品物がビンテージとなりました。

この当時は、adidasのジャージなどがスポーツショップで、

たくさん売れていた時代です。

それらが、20年の時を経て、

ビンテージとなったので再び注目されています。

まずは、どのようなアパレルが人気なのか?

チャッピー先生に聞いてみました。

[人気の古着]

リユース・古物市場目線で見ると、

2026年後半~2027年にかけて狙い目のアパレルは、

「高級ブランド」よりも、

「実際に着る人が増えているジャンル」

が強いです。

特に市場や片付け現場で見つけたら、

以前より意識して拾いたいのは次の10ジャンルです。

① ワークウェア系

代表例

  • Carhartt
  • Dickies
  • Red Kap
  • Ben Davis

理由

  • オーバーサイズ人気
  • 男女兼用で着られる
  • 丈夫で長持ち

特に

  • ダックジャケット
  • チョアコート
  • ペインターパンツ

は安定しています。注意点は、古いもの以外は普通の古着となるので、見分ける力が要求されます。

② アウトドア・ゴープコア

代表例

  • Arc’teryx
  • Patagonia
  • The North Face

街着としてアウトドアウェアを着る流れが継続中です。

特に古いシェルジャケットやフリースは高値になりやすいです。

最近フルゴアなアークを見かけましたが、どれだけ高いのか気になります。

③ 90s~00sスポーツウェア

代表例

  • Nike
  • Adidas
  • Champion

市場で山ほど見かけますが、

  • 刺繍ロゴ
  • ビッグロゴ
  • 90年代製
  • 日本未発売モデル

は海外需要があります。

昔から、adidasのジャージやチャンピオンのリバースウィーブは、高い古着の代名詞。

④ サッカー・スポーツユニフォーム

近年かなり強いジャンルです。

特に

  • 90年代
  • 2000年代初頭
  • ワールドカップ関連
  • 欧州クラブ

は海外需要が非常に高いです。

⑤ バンドTシャツ

代表例

  • Metallica
  • AC/DC
  • The Rolling Stones

古着市場の王様です。

特に

  • 当時物
  • シングルステッチ
  • ツアーT

は別格です。

かつて、仲間の旦那さんが集めたバンドTシャツを扱った時に、そのポテンシャルの高さに驚きました。

⑥ デニム

代表例

  • Levi’s
  • Lee
  • Wrangler

最近はスキニーよりも

  • ストレート
  • ワイド
  • ルーズ

が人気です。

古いUSA製は今後も強いと思われます。

このあたりは、一本で新車が買えるレベルの品物が、まだまだ眠っています。

⑦ ラルフローレン

代表例

  • Polo Ralph Lauren

リユース業界ではもはや定番。

  • オックスフォードシャツ
  • ケーブルニット
  • スイングトップ

は安定しています。ラルフは、品物によって化ける可能性が高いアイテムです。

⑧ バーバリー

代表例

  • Burberry

特に

  • トレンチコート
  • ノバチェックマフラー
  • 英国製

は海外需要があります。Burberryのトレンチは、セカンドオークションでも大人気です。

⑨ クワイエットラグジュアリー

最近のトレンドです。

派手なロゴより

  • 上質素材
  • シンプルデザイン
  • 長く着られる

ものが好まれています。

市場では一見地味な

  • カシミヤ
  • リネン
  • 上質ウール

を見落とさないことが重要です。昔のムーンバットなどが作った品物は、実は注目されているかも。

⑩ 日本ブランド・アーカイブ

海外需要が強いもの

  • Yohji Yamamoto
  • Comme des Garçons
  • Issey Miyake

近年は「日本の古着」そのものに価値が付き始めています。

このあたりは、流石に王道の強い日本の古着たちです。

スポーツブランドの年代の見分け方

昔からチャンピオンには年代ごとに人気なアイテムが有り、

年代を制するものがアパレルを制すると思えるくらい、

年代が大切です。

しかし、普通の人にはさっぱりわからないのが現実だと思います。

うっかり90年代のお宝を捨てないように、

年代の見分け方についてまとめます。

リユース業界でスポーツウェアを仕入れるなら、実は細かな年代判別よりも、

「80~90年代か、それ以外か」

を素早く見分けられる方が利益に直結します。

市場で使える超簡易版をまとめるとこんな感じです。

スポーツウェア年代判別早見表

年代タグ特徴縫製価値
1970年代USA製中心・古いロゴシングルステッチ超高額
1980年代大きめタグ・USA製シングルステッチ多い高額
1990年代刺繍ロゴ全盛シングル→ダブル移行期人気
2000年代海外生産増加ダブルステッチ中心普通
2010年以降プリントタグ増加現代仕様一般相場

特にTシャツは、

シングルステッチ=90年代以前の可能性大

というのが最初の判断基準です。

① Nike(ナイキ)

Nike

70年代

  • オレンジタグ
  • ピンホイールタグ
  • USA製

超プレミアです。

80年代

  • オレンジタグ継続
  • ナイロンジャケット多数
  • USA製多い

90年代

  • グレータグ
  • 銀タグ(Silver Tag)
  • ビッグスウォッシュ

市場で最も利益が出やすい年代です。

現場の覚え方

  • オレンジタグ=80年代前後
  • 銀タグ=90年代

これだけでも十分です。

② Champion(チャンピオン)

Champion

70年代

  • バータグ(Blue Bar)
  • USA製

高額です。

80年代

  • トリコタグ
  • リバースウィーブ人気

90年代

  • 刺繍タグ
  • Cロゴ袖パッチ

最も流通量が多いです。

現場の覚え方

  • バータグ=高い
  • トリコタグ=かなり高い
  • USA製リバースウィーブ=当たり

③ Adidas(アディダス)

Adidas

70~80年代

  • デサント製
  • 西ドイツ製

超人気です。

90年代

  • トレフォイル(三つ葉)
  • 万国旗タグ

高値安定です。

現場の覚え方

  • 西ドイツ
  • デサント
  • 万国旗

この3ワードを探します。

④ Russell Athletic

Russell Athletic

古着屋が密かに狙っています。

80年代

  • USA製
  • 肉厚スウェット

90年代

  • カレッジ物多数
  • 前Vガゼット

人気があります。

⑤ Starter

Starter

90年代NFL・NBAブームの象徴です。

  • 中綿ジャケット
  • スタジャン
  • NBAチーム物

は今でも海外需要があります。

ワークウェアの年代の見分け方

adidasなどはなんとなくわかるのですが、

更に沼なのがワークウェアたちです。

特にCarharttなどは、現代の普通のお店にも並んでいるため、

かなり見分けるのが難しいです。

セカンドオークションでも、

これらのワークウェアの専門家がいて、

たまにありえない金額で差してきます。

特に、使い古しているので捨てようと思えてしまうので、

思いとどまるために年代の見分け方について、

一覧をまとめます。

[ワークウェアの見分け方]

スポーツウェアと同じように、

古物市場で使えるレベルに絞ってまとめると、

ワークウェアは

「タグ」「生産国」「企業ロゴ」「ジッパー」

の4つを見るだけで十分です。

ワークウェア年代判別早見表

年代タグ特徴生産国価値
1950~60年代ハートタグ・古い織タグUSA超プレミア
1970年代サイズ表記タグUSA高額
1980年代大型タグ・企業ユニフォーム増加USA人気
1990年代刺繍タグ・企業ロゴ物USA中心非常に人気
2000年代メキシコ製増加USA・Mexico混在安定
2010年以降海外生産中心多国籍通常相場

現在最も売りやすいのは

1990年代~2004年頃

です。

① Carhartt(カーハート)

70年代

  • サイズ表記タグ
  • ハートロゴ小さめ
  • USA製

高額です。Carharttのペインターパンツは、昔から好きです。

80年代

  • 大型ロゴタグ
  • USA製
  • 日付コードなし

人気あり

90年代

  • 日付コードあり
  • USA製
  • デトロイトジャケット全盛

最も利益が出やすい年代

現場の覚え方

  • USA製
  • 日付コード
  • MOSカラー

この3つを見る

② Dickies(ディッキーズ)

70~80年代

  • USA製
  • TALONジッパー
  • 古い盾型ロゴ

高評価

90年代

  • メキシコ移行前後
  • ワークパンツ大量生産

人気。これも、昔のライトオンでよく見かけました。

現場の覚え方

  • USA製
  • TALONジッパー
  • 874パンツ

③ Ben Davis(ベンデイビス)

70~80年代

  • ゴリラタグ
  • USA製

高額

90年代

  • スケーター人気で普及

需要高い。一見すると安物に見えるのが、逆に曲者(使い物だから仕様です。)

現場の覚え方

  • ゴリラマーク
  • USA製

を見る

④ Red Kap(レッドキャップ)

70年代以前

  • 刺繍タグ
  • 企業支給品多数

高評価。こちらも、再注目されているアイテムです。

80~90年代

  • ネーム刺繍入り
  • ガソリンスタンド物

人気

現場の覚え方

企業名入りなら捨てない

むしろ企業ロゴが価値になります。

⑤ KEY(キー)

70~80年代

  • USA製
  • デニムオーバーオール

人気。このあたりから、知る人ぞ知る逸品が出てきます。

90年代

  • 農業系ワーカー需要

安定

現場の覚え方

オーバーオールは要チェック

⑥ BIG MAC(ビッグマック)

代表的なヴィンテージワークブランド

60~70年代

  • JCPenney製
  • ヘビーネル

高額。これも、古着屋の定番アイテムです。

現場の覚え方

ネルシャツなら必ず確認

⑦ Sears Work Leisure

70年代

  • ストアブランド
  • TALONジッパー

意外な穴場。これから伸びてくるアイテムの一つです。

現場の覚え方

Sears表記なら一旦保留

ワークウェア共通の当たりポイント

USA製

最重要

タグに

  • Made in USA
  • Union Made

があれば確認

TALONジッパー

古着業界の定番

  • TALON
  • SCOVILL
  • GRIPPER

なら古い可能性大

企業ロゴ

初心者ほど見落とします。

例えば

  • Ford
  • Chevrolet
  • Caterpillar
  • Coca-Cola

などの企業ワッペン付きは人気があります。

ユーザーさんはコカ・コーラグッズがお好きなのでご存じかもしれませんが、

企業ユニフォームは海外eBayでも探している人が非常に多いジャンルです。

セカンドオークションで見かけた凄い奴ら

かわって三鷹セカンドオークションでは、

ビンテージアパレルが強いのが特徴です。

エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルなどハイブランドなアイテムはもちろん、

今回紹介したCarharttなどワークウェアなども出品されました。

あるときは、80年代のデニムジャケットが、1万円以上で落札。

またあるときは、adidasのジャージが数千円で。

アパレル箱山売りで一箱3万円など、

数多くの珍品、逸品が出てきます。

自分は、バッグや小物が得意なのでなかなかアパレルには、

手が伸びませんが見ているだけで勉強になります。

もちろん、BURBERRYの少し古めなアイテムは、

数万円位で売れるのがザラにあります。

アパレル売るなら、セカンドオークション。

とも言える面白い市場です。

アパレルにまつわる中古相場

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

“Carhartt”で、検索しました。

取引数は13,947件、平均 11,829円 最高 1,500,000円でした。

最高落札された品物は、クロムハーツとのコラボです。

未使用とお宝を約束された逸品です。

こういう渋いブランドコラボは、今後も注目されると思われます。

eBayでも”Carhartt”で検索しました。

Seller数は38、Ave(平均)USD389.81、max(最高)USD2,600でした。

最高落札された品物は、

Carhartt50周年を記念して作られた、

レザージャケットです。記念品は国境を超えます。

まとめ

昔こだわって買った人は、また良い感じの時代になりそうです。

もし、孤独死してしまった場合は室内のお宝は全て処分レベルになると思われます。

そうなる前に、ぜひ当社に相談してください。

次の人に使い継ぐお手伝いとして、

出張買取、オークション代行させていただきます。