川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
個人の古物商として活動しています。
家の片付けをしていて、古いタンスの引き出しから結構の確率で出てくるのが、
パール(真珠)のアクセサリー。
今回は、このパールをつかったアクセサリーの魅力や、有名メーカー。
そして、パールアクセサリーの現在の相場について、深堀りします。
まずはパールアクセサリーについて
パールアクセサリーと一口に言って、沢山の種類が存在しています。
まずは、このパールアクセサリーの種類について、
深堀りします。
真珠アクセサリーの主な種類
ネックレス
最も定番。
冠婚葬祭用のアコヤ真珠連ネックレスから、
ファッション系のロングネックレスまで幅広いです。
主なタイプ
- 一連ネックレス
- 二連ネックレス
- ロングパール
- ステーションネックレス
- バロックパールネックレス
ピアス・イヤリング
現在かなり人気。
若い世代にも強く、海外需要もあります。
人気傾向
- 一粒パール
- 揺れるドロップ型
- 大粒南洋真珠
- タヒチブラック
リング
ハイブランドも得意なアイテムなので、高級路線が多め。
人気ジャンル
- 南洋真珠リング
- ダイヤ付き
- ゴールド台座
- タヒチパール
ブローチ
昔の真珠市場を支えたジャンル。
現在はシニア層中心ですが、アンティーク系は海外人気があります。
シャネルのブローチはまだまだ現役です。
ブレスレット
最近は細身・ミニマル系が人気です。
特徴
- カジュアル需要
- K18との組み合わせ
- ベビーパール系
ペンダント・チャーム
現在もっとも“売りやすい”ジャンルの一つ。パールは一粒でも、ピリリと辛いです。
特徴
- 普段使い需要
- ブランド系が強い
- 小粒でも売れる

国内で取れる真珠の種類と、真珠の王様アコヤ真珠とは
ここで、日本国内で使われるパールの種類について、
深堀りしその中でも真珠の中の真珠と言える
“アコヤ真珠”についてまとめます。
真珠そのものの種類
真珠アクセサリーは「どの真珠か」で価値が大きく変わります。
アコヤ真珠
日本を代表する真珠。
テリ(光沢)が非常に美しい。
一番人気なので、後からくわしくまとめます。
白蝶真珠(南洋真珠)
大型で高級。
ゴールド系は特に人気。
黒蝶真珠(タヒチ真珠)
海外人気が非常に強い。
メンズ需要もあります。
淡水パール
安価でファッション向け。
近年の韓国系アクセブームで再評価。
昔は、形が不揃いなので安くてたくさんありました。
バロックパール
形が歪な真珠。
昔はB級扱いでしたが、今はむしろ人気。
アコヤ真珠について深堀り
基本概要
日本産アコヤ真珠とは、
- 日本の海で
- アコヤ貝(Pinctada fucata martensii)
から養殖される海水真珠です。
一般的に「パールネックレス」と聞いて多くの人が思い浮かべる、
白く丸い真珠の多くが、このアコヤ真珠です。
最大の特徴は「テリ」
アコヤ真珠最大の魅力は、
圧倒的な光沢感
業界ではこれを「テリ」と呼びます。
日本産アコヤ真珠は、
真珠層の結晶構造が非常に細かく緻密で、
- 鏡のような反射
- 内側から発光するような輝き
- ピンクやグリーン系の干渉色
が出やすいのが特徴です。
特に高品質品は、
「顔が映る」と言われるほど強い光沢を持ちます。
なぜ日本産が特別なのか?
1.日本の海が向いている
アコヤ貝は、
- 水温
- 海流
- プランクトン
- 四季変化
に非常に敏感です。
日本近海、特に
- 三重県
- 愛媛県
- 長崎県
は、アコヤ養殖に理想的な海域として知られています。
特に日本の四季による海水温の寒暖差が、
美しい真珠層形成に良い影響を与えると言われています。
2.真珠養殖は日本発祥
ここはかなり重要です。
– 世界初の養殖真珠
19世紀末〜20世紀初頭、
御木本幸吉 が実用的な真珠養殖技術を確立しました。
これによって、
それまで超富裕層しか持てなかった真珠が、
一般市場へ広がりました。
つまり、
「養殖真珠文化そのもの」が日本発
なんです。
3.サイズ感の特徴
アコヤ真珠は比較的小粒です。
– 一般的サイズ
- 6mm〜8mmが主流
- 9mm以上は高級品
- 10mm超はかなり希少
と言われています。
ただし、小さい代わりに、丸さ、テリ、上品さが極めて優秀です。
– 色の種類
「白だけ」と思われがちですが、実はかなり多彩です。
主な色
- ホワイト
- ピンク
- ロゼ
- クリーム
- ブルー
- グリーン系干渉色
など。
特に日本では、ほんのりピンク色が人気です。
4.形の種類
人気が高い形
- 真円(ラウンド)
- セミラウンド
- バロック(歪形)
日本産アコヤは、
真円率が高いことで有名です。
逆に最近は、
あえて歪な「バロック真珠」が海外ファッション市場で人気化しています。

パールアクセサリーを得意としているメーカー国内編
ここで、パールアクセサリーを作るのが得意なメーカーについて、
まずは国内メーカーについて5つまとめます。
MIKIMOTO
世界初の養殖真珠で有名。
「真珠=ミキモト」というレベルの世界ブランド。
今は、中国人間で大人気なブランドです。
TASAKI
近年かなり再評価。
モード系デザインで若年層にも人気。
バランスシリーズは代表作。
ペンなど小粒だけど多彩なアイテムを作っています。
もちろん、中国人にも大人気です。
WSP
アコヤ真珠特化系。
普段使いパール市場で強い。
知る人ぞ知るアイテムを作る本物の逸品を作ります。
Moon Label
大月真珠系ブランド。
品質評価が高く、海外需要もあります。
芝真珠
業界では有名な真珠専門メーカー。
卸・業販系でも強い存在。
パールアクセサリーを得意としているメーカー国外編
パールアクセサリーは、海外にも得意としているメーカーが存在してます。
この章では、海外メーカーを5つあげます。
Chanel
フェイクパール文化を世界的に広めた存在。
ヴィンテージは非常に強い。
間違いなくパールアクセサリーは、シャネルを中心に回っています。
Tiffany & Co.
南洋真珠やモダンパールが人気。
数が少ないので、出てきたら競り上がり不可避。
Cartier
ハイジュエリー系。
アンティーク市場も強い。こちらもビンテージが強いです。
Mikimoto America
海外展開版ミキモト。
欧米市場で非常に強い。
Majorica
スペインの人工パールブランド。
ヴィンテージ市場で人気。
パールアクセサリーはオワコンなのか?
実際にバイヤーとして古物市場で活動していて、
なかなか高いパールアクセサリーを見かけなくなりました。
おそらく自分が古物商を始めた頃は、
まだまだ1本数万円位するパールがたくさんありました。
しかし、最近ではフェイクパールが大半を占め、
なかなか良いものが、一般的な市場に出回らなくなりました。
今、真珠市場は本当に終わっているのか?
結論から言うと、
弱いジャンル
- 昔ながらの冠婚葬祭セット
- 古い一連ネックレス
- 糸替え未実施
- 金具がシルバーのみ
- 小粒でテリが弱いもの
この辺りは確かに厳しいです。
逆に強いジャンル
- TASAKI系モードデザイン
- MIKIMOTO高品質品
- 黒蝶真珠
- 南洋真珠
- バロック真珠
- K18・Pt台
- 大珠
- ヴィンテージ海外ブランド
ここはかなり強いです。
特に海外では、
「日本産アコヤ真珠」の信頼感はまだ非常に高いです。
さらに近年はアコヤ貝大量死問題などで供給減少もあり、
良質珠はむしろ価値が上がる可能性も指摘されています。
いまだに古物市場で見かけるパールアクセサリー(フェイク含む)
古物市場では、色々なアイテムが取引されます。
もちろんパールをつかったアイテムも、
まだまだたくさん登場します。
まずは、個人的に高値になりやすいアイテムについてまとめます。
1.シャネルのパールアクセサリー達
シャネルのフェイクパールイヤリングは、
壊れていても何千円か相場がつく定番のハイブランドアクセサリーです。
2.タサキなど国内パールメーカーの小物
実は、ブランド市場でもたまにタサキやミキモトの
フェイクパールをあしらわれた小物入れ、写真立て、ペンなども
まとめ売りに活路が見出されます。
3.ディオール
実はディオールにはパールラインというものが存在します。
ハンドル部分に、フェイクパールが使われています。
昔は1回の市場で複数見られる程度でしたが、
今ではほとんど見かけなくなりました。
表面がベタベタでも、数万円不可避な恐ろしい逸品です。

パールアクセサリーにまつわる中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“パール アクセサリー”で検索しました。
取引数は、35,009件、平均 25,331円 最高 4,291,100円でした。
最高落札された品物は、
アクセサリーの山盛り。その重さ980kg!!
流石に、これは数の暴力。どのように持っていくのか?
色々と気になる出品です。
eBayでも”Pearl Accessories”で検索しました。
Seller数は62、Ave(平均)USD154.12 、max(最高)USD1,720でした。
最高落札された品物は、ヴィヴィアン・ウエストウッドのパールネックレスです。
オーブとパールでここまでの火力が出るとは、恐ろしい魅力を持つアクセサリーです。
まとめ
パールアクセサリーは、まだまだ一部根強い人気があることは
改めて感じられました。
今後も、本物はしっかり残ると思います。
当社でも、パールアクセサリーにまつわる品物を、
出張買取、オークション代行します。
気軽に、お申し付けください。