川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
最近Bianchiのフレームを預かりました。
少し変わったカラーリングに、
いつもとは一味違う、
Bianchiの爽やかさを感じました。
今回は、このBianchiについて、
その歴史、魅力そして
国内外の中古相場についてまとめます。
Bianchiの歴史について
まずはこのBianchiについてまとめます。
1885年にイタリア・ミラノで創業された、
現存する世界最古の自転車ブランドです。
製造は、主に台湾にて行われています。
ちなみに、台湾ではあのGIANTのお膝元でもあるので、
その品質の高さを証明しています。
後の章でも述べますが、
Bianchiのバイクに乗って、
あのツール・ド・フランスで、
優勝しています。
2005年には、120周年を迎えましたが、
いまでも業界を代表する、
メーカーの一つです。
もちろん、日本でもその人気は高いです。
[日本でのビアンキ販売の歴史]1988年:アキボウによる輸入開始
1988年、大阪のアキボウ株式会社が、
イタリアのビアンキ社と独占販売権契約を締結し、
日本国内での販売を開始しました。
これにより、日本市場に本格的にビアンキの自転車が、
導入されることとなりました。
1989年:株式会社エヌビーエスの設立
1989年、アキボウは100%子会社として株式会社エヌビーエスを設立し、
高級自転車の輸出入と国内販売に本格的に取り組みました。
エヌビーエスはビアンキの日本総代理店として、
国内での販売網を拡大していきました。
2003年:代理店契約の変更
2003年、エヌビーエスとビアンキとの代理店契約が終了し、
ビアンキの日本での取り扱いは、
サイクルヨーロッパジャパン株式会社に引き継がれる。
これにより、ビアンキの日本市場での展開が、
新たな体制で進められることとなりました。
2009年:直営店の展開開始
2009年、東京・外神田に日本初のビアンキ直営店、
「ビアンキバイクストア」がオープン。
その後、全国に直営店が展開され、
最新モデルの展示や試乗、
アフターサービスなど、
ビアンキの世界観を体感できる場として、
多くのファンに親しまれています。
その後も、日本の各地に直営店を開いていて、
いまでもあのティファニーのような素敵なブルーに
乗ってる人が大勢います。

ツール・ド・フランスにおける、Bianchiの活躍
ツール・ド・フランスにおける、
Bianchiバイクの活躍を見てみましょう。
[ツールにおけるBianchiについて]Bianchiのバイクは、カッコいいだけではないです。
1940年代から1950年代にかけては、
ファウスト・コッピがビアンキのバイクで数々の勝利を収め、
ブランドの名声を高めました。
また、1998年にはマルコ・パンターニがビアンキのバイクで、
ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのダブルツールを制覇するなど、
数多くの優勝を演出しています。
[Bianchiフレームでの戦績]ジロ・デ・イタリア個人総合優勝12回
ツール・ド・フランス個人総合優勝3回
ブエルタ・ア・エスパーニャ個人総合優勝2回
世界選手権ロード4勝
世界選手権トラック6勝
UCIプロツアー年間総合一位1回
Bianchiの魅力
ビアンキの魅力は、
その美しいデザインと高い性能にあります。
特に、ブランドの象徴である「チェレステ」カラーは、
多くのファンに愛されています。
あの高級ブランドティファニーを象徴する、
「ティファニーブルー」のような美しい青。
乗ってるだけで、おしゃれレベルが上がります。
近年では、チェレステにメタリックや玉虫色のような、
変化を加えた現代的なアレンジも登場し、
伝統と革新が融合したデザインが魅力となっています。
また、最新の技術を取り入れたモデルも多数展開しており、
プロからアマチュアまで幅広い層に支持されています。
今回預かったBianchiのフレームについて
“Bianchi camaleonte sport” というフレームを預かりました。
こちらは数年前まで意外と街中で見かける、
個性的でBianchiに見えないフレームです。
Camaleonteシリーズは、
2000年代初頭からビアンキのラインナップに登場しました。
特に「Camaleonte Sport」は、
アルミフレームとカーボンフォークを組み合わせたモデルで、
軽量性と剛性のバランスが取れた設計が特徴です。
2008年モデルでは、
台湾での生産に切り替わり、
コストパフォーマンスが、
さらに向上しました。
2010年モデルの「Camaleonte 3 ALU CARBON」は、
カーボンフォークやShimano ALIVIOコンポーネントを採用し、
快適な乗り心地と高い走行性能を実現しています。
今回預かったフレームは、おそらく初代と思われます。
廃盤となっているので、
今後少し価値が高くなるかもしれません。

Bianchiの中古相場について
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“Bianchi”で検索しました。
取引数は3,066件、平均 23,862円、最高 1,001,000円でした。
最高落札された品物は、OLTRE RC 2023年モデルです。
まさに、走れる宝石のような美しさと、
実用性を兼ね備えた、本物のロードバイクの一つです。
eBayでも調べてみました。
”Bianchi”で検索しました。
Seller数は79、平均(Ave)は$1,064.87、最高(max) $4,999.00でした。
最高落札された品物は、
Oltre Compの新車です。
新品とはいえコンポはアルテグラながら、
5000ドルに迫る勢いは、圧巻のひとことです。
まとめ
Bianchiは、お世話になっている自転車屋では、
少数派です。
しかし、見た目のインパクトがあるので、
ひと目見ただけで忘れられない芯の強さを感じます。
自分もセカンドなら、あえて古いBianchiを選んでみたいと思います。
当社では、Bianchiなどのフレームも出張買取、オークション代行します。
気軽にお申し付けください。