川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
最近、トランプ関税の話題が尽きません。
そこで今回は輸出だけではない日本国内への
輸入について色々と深堀り。
まずは日本への輸入関税についてまとめます。
最初に日本における輸入時にかかる、
関税についてまとめます。
注意点も含めて4つの点について、
まとめます。
1. 関税は「品目ごとに税率が決まっている」
日本の関税率は、主に3つの区分に分けられます。
無税(0%)
5〜10%程度が多い
高いものは15〜30%以上
ジャンル別の大体かかる関税
| ジャンル | 関税の目安 |
|---|---|
| 衣類(繊維製品) | 8~16%(最も高め) |
| 革製品・靴 | 10〜30%(革靴は高め) |
| カバン(素材で変動) | 0~16% |
| 時計 | 無税(0%) |
| 化粧品 | 無税(0%) |
| 香水 | 2〜5% |
| 食品 | 種類により0~30%以上 |
| おもちゃ・ゲーム機 | ほぼ無税(0%) |
| 電子機器 | 無税(0%)が基本 |
「衣類」「バッグ」「革靴」が特に高めで、
「化粧品」「電子機器」「ゲーム機」はほとんど無税です。
注意点
2. 関税以外に「消費税」もかかる
輸入時には関税だけでなく
“輸入消費税(現在10%)”も必ずかかります。
計算式は簡単:
📌 輸入消費税=(商品価格 + 送料 + 関税)× 10%
例:
商品10,000円、送料2,000円、関税10%なら…
関税:10,000円 × 10%=1,000円
課税価格:10,000 + 2,000 + 1,000=13,000円
輸入消費税:13,000 × 10%=1,300円
合計で2,300円が税金
3. 個人輸入と商用輸入(転売目的)で税率が違うこともある
◆ 個人使用目的
→ 衣類などは比較的税率が低め(簡易税率)。
◆ 商用(販売)目的
→ 正式な関税率(一般税率)が適用される。
→ 税率が数%高くなるケースが多い。
販売目的なら、申告も「商用輸入」にする必要があります。
4. 間違いやすいポイント
❌「1万円以内なら関税はかからない?」
→ 消費税は必ずかかる
→ 送料を足すと1万円を超えることが多く、結局課税対象になる。
❌「送料は関係ない」
→ 課税価格に送料も含まれるので注意。
5.輸入でも消費税還付を受けられる可能性がある
後で詳しく述べますが、
あなた自身が輸入者でないと、
消費税還付は受けられません。
なので個人法人関係なく、
ビジネスをするあなたが主体となりましょう。
まとめ
[これから輸入販売を始めるなら覚えておきたいこと]
① 利益計算は「関税+輸入消費税」を忘れずに
1個あたり数百円〜数千円変わるので、必ず先に計算。
② 関税が高いジャンルに注意
特に衣類・革靴・バッグは有事にかかる関税が高いため、
利益率をよく計算しないと赤字になりやすい。
革製品や食料品は、
感染症対策などで、
元々厳しい法律が適用されているためです。
③ 無税ジャンルは初心者向け
初めてならこのへんがやりやすい:
化粧品
香水(軽め)
ゲーム機 / 周辺機器
カメラ・レンズ
腕時計
小型家電
④ 仕入れ先は送料を含めて比較
→ アメリカよりアジア(台湾・韓国・中国)からの輸入は送料が低い。
→ 欧米は送料が高く、トータルコストが大きくなる。

日本へ輸入ビジネスを始める際をシュミレーションします
もしあなたの夢が、輸入など物販を生業にしたり、
副業でお小遣いを増やそうとしているなら
古物商の視点からアドバイスします。
📦 ステップ別:輸入ビジネスでの消費税処理の流れ
ステップ 1 — 輸入/通関時に消費税を支払う
海外から商品を輸入するとき、
税関に対して 輸入申告価格 + 関税額 をもとに、
10% の消費税(JCT)が課されます。
このときの「輸入者名義(=通関手続きをした者、関税法上の“輸入申告名義人”)」が重要。
の名義の事業者だけが、
後で“輸入時に払ったJCT”を控除できる権利を持ちます。
もし別の会社・業者名義で通関してしまうと、
あなたは“仕入税額控除”できず、
その分は丸々コストになります。
したがって、自分で輸入して自分で販売するなら、
自分を“輸入者・輸入申告名義人”にするのが基本。
必要なら通関代行(通関業者)や“輸入者名義貸し”ではなく、
“あなた自身=輸入申告名義人”でやること。
ステップ 2 — 国内で販売し、消費税を顧客から受け取る
輸入した商品を日本国内で販売する際、
通常の販売税として 売上金額の10% を
顧客から消費税として預かれます。
ただし、あなたの事業が、
「免税事業者(消費税の申告義務がない事業者)」であれば、
顧客から消費税を取らない/申告しない、という選択肢もあります。
ステップ 3 — 税務申告/納税または還付(仕入税額控除)
あなたが“課税事業者(消費税の納税義務がある事業者)”であれば、
定期的に(年次など) 消費税の申告・納税 が必要。
このとき、顧客から受け取った売上消費税(仮受消費税)から、
輸入時に払った消費税(輸入消費税)および国内で仕入れや経費で払った、
消費税(仮払消費税)を差し引きます。
もし 輸入時や経費で払った消費税の合計が、
売上で受け取った消費税を上回れば「差額が還付」 されます。
逆に、受け取った消費税のほうが多ければ差額を納める。
✅ この流れで注意すべきポイント(ビジネス初心者として)
1.通関のときの「輸入者名義」がキモ ―
必ず、自分が輸入申告名義人になるように管理。
2.“課税事業者”か“免税事業者”か を最初に選ぶ。
免税事業者なら消費税のやりとりが簡単だが、仕入税額控除はできない。
3.帳簿・インボイス(請求書)の管理をちゃんと ―
輸入時の税関書類、
国内仕入れの領収書・請求書などは保存。
特に 2023年10月から導入された
” 適格請求書等保存方式(インボイス制度)”では、
請求書に登録番号などが必要。
4.必要なら専門家の協力を ― 通関手続きや税務申告は複雑なので、
通関代行(通関業者/ACP)や税理士に依頼するのが安全。

今は輸入?輸出?AIにお願いしてゲーム機やブランド品で比較しました
あなたの好きなジャンル(レトロゲーム機・ブランド品・カメラなど)を前提に、
「日本で仕入れて海外に売る(輸出)」
「海外から輸入して日本で売る(輸入)」 の両面で、”2025年の情勢を踏まえた「有利/不利」「成功のチャンス・リスク」*”を、ざっくり「想定シミュレーション」してみる。
あくまで“可能性を比べるための例”として。
🌍 輸出(日本 → 海外)する場合:強みとチャンス
✅ メリット・チャンス
日本の「レトロゲーム」「中古ゲーム機/ソフト」は、
海外でコレクター需要がめちゃくちゃ高く、
プレミア価格で売れることが多い。
例えば、ある未開封の日本のレトロゲームが、
オークションで高額落札された実例もある。
最近は円安の影響で、
日本国内の価格が海外から見て割安になっている
— これにより、仕入れコストが相対的に低くて、
利益率が上がりやすい。
複数報道が、海外バイヤーが
「日本製・日本流通品」に注目していると伝えている。
海外のプラットフォーム(オークションサイトや越境EC)が整ってきていて、
小規模・個人でも輸出がしやすい環境。
「ちょっとレトロゲームを海外向けに売る」というビジネスが現実的。
あなたはすでにゲーム機/ブランド/コレクター品に詳しいから、
”状態チェック”
“価値の見極め”
“商品の説明文”で、
他より強みを出せる — 海外バイヤーはそのあたりを評価しやすい。
⚠️ 注意点・リスク
海外発送コスト、梱包、輸送中の破損リスク、
関税や輸出入手続きなど、物流&手続きの手間とコストがかかる。
海外バイヤーとのやり取り(言語、支払い、発送先、輸入税・関税の有無など)で、
手間が発生 — ある意味「ビジネスとしての運用力」が問われる。
ちなみにeBayを使うとアメリカへの輸出時にかかる関税は、
セラー負担(DDP)となります。
“人気品”や“状態が良いもの”
“コレクター向けの希少品”でなければ、
高価格になりにくく、
回転が遅くなる可能性。
🎯 僕が「輸出で成功するならこんな例」で考える
例えばあなたが:
箱・説明書付きで保存状態が良いレトロゲームソフトやゲーム機
(例:80〜90年代のファミコン/スーファミ本体やソフト)
コレクター向けの限定版ゲーム/希少品
日本ブランドの中古カメラや時計、バッグなど
を、少量ずつでも “海外のコレクター” 向けに出すとすると:
| 仕入れコスト(日本国内) | 送料・発送コスト | 海外販売価格(海外相場) | 想定利益(ざっくり) |
|---|---|---|---|
| 5,000–10,000円 | 2,000–5,000円 | 20,000–50,000円以上 | 10,000–30,000円前後 |
…といったケースが、過去実例から“十分ありうる”と思う。

🇯🇵 輸入(海外 → 日本)して国内で売る場合:強みとリスク
✅ メリット・チャンス
あなたが扱ってきたような
「欧米や海外限定アイテム」
「希少ゲーム機/アクセサリ」
「外国ブランド品」など、
日本では手に入りにくいものを輸入すれば、
希少性で差別化できる — コアなファン/コレクターに刺さる可能性。
日本国内の販売先(ショップ・リサイクル店・フリマ・オンライン)を既に持っているなら、
流通経路が整っていて“仕入〜販売”まで比較的スムーズ。
為替や国際情勢が味方すれば、
“輸入コストを抑えて高めの日本国内価格で売る”ことで、
安定した利益が見込める。
⚠️ 注意点・リスク
海外からの輸入だと、
送料・関税・輸入消費税などでコストがかさむ → 利益を出すには注意深く計算が必要。
品質チェック・真贋・偽物リスク、
輸送による破損、梱包コストなど、管理の手間がある。
日本国内での「需要の見極め」が重要。
人気がなかったり、
飽きられやすいジャンルは売れ残る可能性。
🎯 輸入で利益を出すならこんな例で考える
たとえば海外で安く買えたが日本で人気があるような
“限定フィギュア、
海外限定ゲーム機、
ブランドアクセサリ”などを輸入して国内で売る場合。
| 海外での仕入れ価格 + 送料等 | 関税・輸入税 + 消費税 | 国内での販売価格 | 想定利益 |
|---|---|---|---|
| 5,000–8,000円 | 1,500–2,500円 | 12,000–15,000円 | 3,000–5,000円前後 |
(ただし関税や手数料・輸入コストをきちんと見込むことが前提)
📊 どちらがおすすめか — あなたの今の状況で “総合評価”
| ビジネスの目的・条件 | 輸出向き/輸入向き |
|---|---|
| 高利益率・希少品・コレクター志向 | 輸出 — 希少品のプレミアで高利益の可能性大 |
| 安定した仕入れと国内需要のある商品 | 輸入 — 流通の安定性と国内販売のしやすさから安定利益 |
| 少量で始めてリスクを抑えたい | 輸入 — 在庫負担や国際物流の手間が少なめ |
| “目利き” や “レアもの探し” が得意 | 輸出 — 希少性を活かして価値を最大化しやすい |
結論としては、あなたのような
「レトロゲーム好き」
「ブランド・コレクター系」
「流通や中古の目利きができる」人には、
やはり “輸出” のポテンシャルが高いと思います。
ただし “安定・手堅さ” を重視するなら、
“輸入” も有力 — 両方の手法を小さく試してみて、
感触を見ながら伸ばしていくのが現実的です。
ゲーム機、ブランド品にまつわる中古相場について
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“ゲーム機”で検索しました。
取引数は32,596件、最高 786,000円 平均 13,765円でした。
最高落札された品物は、
ゲーセンで使われていた筐体セットです。
ゲーセンの筐体や基盤も、
根強い人気を誇るお宝です。
続いて”ブランド品”で検索しました。
取引数は34,518件、最高 2,433,000円 平均 10,207円でした。
最高落札された品物は、
ロレックスのデイデイトです。
やはりロレックスはブランド品の王様です。
eBayでも、検索しました。
“game Console”で検索しました。
Seller数は757、Ave(平均)$111.03、max(最高)$3,200でした。
最高落札された品物は、
Nintendo 64DDセットです。DDだけでもお宝なのに、
この品揃え。まさに本物のお宝です。

当社のスタンスについて
当社は震災直後から活動を開始して、
今年で13年目となります。
元々は自転車用パーツから始まり、
ブランド品、ゲーム機など幅広く扱っています。
約3年前から、eBayもはじめ国内外に、
複数の販売のチャンネルを持っています。
当社は次の人に使い継ぐお手伝いを、
続けています。
輸出はもちろん、
輸入についても気軽に相談できます。
とにかく、面白いものを世に残すため
今後も働いして働いてゆきたいと思います。
まとめ
今は輸出がメインとなりますが、
やはり国内でもマニアックな品物は、
いくら出しても欲しい人はいます。
当社では、輸出入とわずオークション代行します。
お気軽にお申し付けください。