あなたの持っている爬虫類皮バッグ。捕まらずに輸出できるか、表にまとめて深堀り。もちろんエキゾチックレザーの中古相場もまとめます。

川崎市宮前区で、

不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。

田園都市線梶が谷駅から、

鷺沼駅行バスで10分、

東横線武蔵小杉駅から

野川台公園行バスで

20分上野川のバス停付近で、

個人の古物商として活動しています。

セカンドオークションなど

古物市場で仕入れをしていると、

ついて回るのが、

エキゾチックレザーのお話。

ヤフオク、メルカリなら問題ないです。

しかし、これをeBayで出すと話が変わります。

今回は、具体的にどのエキゾチックレザーが、

問題なく輸出できるのかまとめます。

エキゾチックレザーについておさらい

エキゾチックレザーとは、

牛や豚など一般的な革ではなく、

珍しい動物の革を指して、

エキゾチックレザーと称します。

どのような動物なのかというと、

例えば

“ワニ(クロコダイル)”、

“ヘビ(パイソン)”、

“オーストリッチ(ダチョウ)”などが該当します。

独特の模様や質感、高級感が特徴で、

高級バッグや財布、靴、ベルトなどに使われています。

– 代表的なエキゾチックレザー

代表的なエキゾチックレザーの種類
① クロコダイル(ワニ革)
最高級の革として知られる
模様(鱗の並び)が美しく、耐久性が高い

地方の金持ちのおっさんやおばちゃんが

持っているイメージです。
代表的な種類:
スモールクロコ(ポロサス):

最も高級、細かい鱗模様(エルメスだと、

価格は不動産レベルです)
ナイルクロコダイル:

比較的大きな鱗模様。定番のクロコダイルの

革です。
アリゲーター:

柔らかくツヤが出やすいです。先日中央の紹介した、

中央がボコボコしています。
② パイソン(ヘビ革)
うろこの立体感とワイルドな見た目が特徴
軽くて柔らかく、使い込むとツヤが増します。
代表的な種類:
ダイヤモンドパイソン(アミメニシキヘビ):

比較的扱いやすく、模様が美しい。

財布でよく見かけます。
モラレスパイソン:大きなうろこが特徴

バッグなど多彩な品物に化けます。
③ リザード(トカゲ革)
細かい鱗模様で、上品な高級感がある
耐久性があり、ハイブランドや

和装バッグの定番素材です。
④ オーストリッチ(ダチョウ革)
表面の「クイルマーク」(毛穴の跡)が特徴
非常に軽くて丈夫、水にも比較的強い。

足を使ったオーストリッチレッグもあります。
⑤ エレファント(象革)
シワが深く、ザラっとした質感
規制が厳しく、入手が困難。

一発で分るゴワゴワ感は、

まさに珍品です。
⑥ シャーク(サメ革)
表面がザラザラしていて傷に強い
水にも強く、経年変化を楽しめる。

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ワシントン条約について

近年野生動物保護の観点から、

どんどんエキゾチックレザー製品の輸出入が

厳しくなりました。

その影響は新品に限らず、

中古品においても同様です。

この章ではワシントン条約について、

まとめます。

[ワシントン条約とは]

ワシントン条約

(CITES:Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)は、

絶滅の危機にある、

野生動植物の国際取引を、

規制する条約です。

1975年に発効し、

日本を含む180カ国以上が加盟しています。

この条約の目的は、

動植物の乱獲や違法取引を防ぎ、

絶滅を防ぐことです。

エキゾチックレザーの多くは、

ワニ・ヘビ・トカゲ・象・サメなどの野生動物から作られるため、

CITESの規制対象となることが多いです。

輸出入できるエキゾチックレザー製品について

ワシントン条約の附属書については3種類あり、

段階によって輸出入が規制されます。

附属書Iが、一番厳しく違法に輸出入した場合は、

法律で厳しく罰せられます。

[ワシントン条約とエキゾチックレザー]

CITESでは、保護対象の動植物を附属書(Appendix)I・II・IIIに分類し、

それぞれ異なるレベルの規制を設けています。

CITESの附属書とエキゾチックレザーの規制

附属書規制レベル影響を受けるエキゾチックレザー
附属書 I取引原則禁止(特別な場合のみ許可)象革(エレファント)、フィリピンワニ、一部のウミガメ革、トラ革など
附属書 II許可証があれば取引可能クロコダイル(ナイル・ポロサス・アリゲーター)、ダイヤモンドパイソン、リザードなど
附属書 III一部の国が独自に規制特定のオオトカゲや一部のヘビ類など

エキゾチックレザー製品の魅力とについてもおさらい

エキゾチックレザーの魅力と、

お手入れ時などの注意点についてまとめます。

[魅力]
独特の模様と高級感 → 同じものが一つとしてない個性的なデザイン
耐久性が高い → しっかり手入れすれば長く使える
使い込むほど味が出る → 経年変化を楽しめる

[注意点]
手入れが必要 → 乾燥やカビに注意し、専用クリームで保湿

コロニスが有名です。
CITES(ワシントン条約)に注意 → 国際取引に規制がある種類もある

(後に詳しくまとめます)
水に弱いものもある → 特にヘビ革は水に濡れると劣化しやすい。

濡れたらすぐに、乾いた布で優しく拭きましょう。

エキゾチックレザーは、見た目の美しさだけでなく、

使い込むほど味が出て、

長く愛用できる魅力があります。

ただし、輸出や取り扱いには規制があるため、

しっかり調べてから購入・販売することが

大切です。

エキゾチックレザーにまつわる中古相場

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

“エキゾチックレザー”で調べてみました。

取引数は3,491件、平均 12,013円、最高 780,000円でした。

最高落札された品物は、

ブリオーニのクロコダイルジャケットです。

こういうのを、着こなせるのが本物のお洒落さんかなと

思いました。

ちなみにeBayでの取引もしらべました。

“exotic leather”で検索しました。

販売Seller数は2,535件、平均で$151.22、最高金額は$19,900でした。

最高落札された品物は、

エルメスバーキンのオーストリッチ革です。

実物を見る時は、後ろ手で見ないと怖いレベルの

逸品です。

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まとめ

以前からエキゾチックレザーの輸出入について、

まとめたいと思っていました。

今回は、チャット先生をベースに

色々と教えてもらえました。

当社では、法律を守りつつ、

いにしえの文化を守るべく、

エキゾチックレザーの出張買取、オークション代行

します。

お気軽に、お申し付けください。