川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで
20分上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
ネタ作りにGoogleトレンドを利用しています。
その中で、”日本遺産取り消し”という話題が、
気になりました。
今回は、この日本遺産について、
取り消された太宰府を中心とした『西の都』と、
新たに加わった小樽についてまとめます。
もちろん、日本遺産に関するお宝についても調べます。
日本遺産取り消しが話題に。そもそも日本遺産ってなに?
日本遺産とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通じて、
日本の文化・伝統を語る、
ストーリーなどを総合的に判断して、
認定します。
以前の文化遺産保護は、各地に散らばる貴重な
遺産がそれぞれ点で散らばっていて、
いまいちまとまりがありませんでした。
そこで、このストーリーを構成する有形・無形の文化財群を、
まとめて日本遺産として活用し、
地域の活性化を目指しています。
日本遺産に認定されると、
文化庁からの支援を受けることができます。
その結果、国内外への発信や観光振興に、
つながる効果が期待されます。
しかし、認定後も適切な管理や活用が行われない場合、
認定が取り消されることもあります。
主に、以下の基準で選定されます。
1.地域に点在する文化財の把握とストーリーによるパッケージ化
各地に点在する遺産をストーリーでつなげて、
地域全体を遺産とします。
2.地域全体としての一体的な整備・活用
繋いだ地域を整備して、より活用できるように整備します。
3.国内外への積極的かつ戦略的・効果的な発信
整備した遺産群の存在意義などをアピールして、
観光などで得た収入で、持続可能な保護を実現する。

日本遺産から消された古代日本の『西の都』とは
この日本遺産は、年一回認定した日本遺産の
活用状況などを審査して点数をつけます。
点数が低い日本遺産は、
その年から認定を受けられなくなります。
今回認定を初めて取り消されたのが、「古代日本の『西の都』」です。
「古代日本の『西の都』~太宰府、筑紫、日向~」は、
福岡県と佐賀県にまたがる地域を対象とした日本遺産でした。
認定取り消しされた詳しい理由は、以下となります。
構成文化財の一つ、太宰府天満宮への訪問者は多いが、
「来場者が日本遺産のストーリーをどこまで認識・体感しているか不明瞭」
「他の資産に誘導できていない」
「住民からの認知度が低い」などと指摘され、
5件の中で最低評価の31点だった。
観光地としての知名度以外に、
地域住民への啓蒙活動や、
他の地域への誘導など
かじを取るリーダーへの責任は、
重く大きいと思われます。
逆に日本遺産入りした、北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽とは
今回日本遺産に新たに仲間入りしたのは、
北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽です。
言わずもしれた北海道に修学旅行に行ったら、
必ず訪れるあの赤レンガの街です。
実際にかつては石炭産業で賑を得ましたが、
自動車が中心となると、
徐々に港が衰えはじめました。
さらに、急激な少子高齢化の波にさらわれ、
一度は消滅可能性都市待ったなしでした。
しかし、先程述べた赤レンガなど明治期の
北海道を支えた遺産の力を再発見し、
観光地として盛り上がりました。
近年は、海外からのインバウンド需要を、
うまく捕まえ再び北海道を代表する、
観光地として生まれ変わりました。
実際、日本遺産に選ばれた理由の一つに、
“一度は衰退したが「民の力」でよみがえった商都というストーリー”を、
高く評価していました。

日本遺産に入るメリットとデメリット
ここで日本遺産に入るメリットとデメリットについても
軽く触れます。
– 日本遺産に入るメリット
観光振興:
日本遺産に認定されることで、
国内外からの注目が集まり、
観光客の増加が期待できます。
地域経済の活性化や、
観光地における、雇用創出に繋がる可能性があります。
文化財の保護:
日本遺産に認定された文化財は、適切な保存・活用が促進されます。
文化庁からの支援やアドバイスを受けることができ、
文化財の価値を後世に伝えるための取り組みが進められます。
地域活性化:
日本遺産を核とした地域づくりが進められます。
地域の歴史や文化を見つめ直し、
新たな魅力を創出することで、
地域全体の活性化に繋がる可能性があります。
ブランドイメージ向上:
日本遺産に認定されることで、
地域のブランドイメージが向上し、
地域産品の販路拡大や企業誘致に繋がる
可能性があります。
教育・文化振興:
日本遺産を活用した教育プログラムや、
文化イベントの実施が促進されます。
これにより、地域住民の文化意識の向上や、
次世代への文化継承に繋がる可能性があります。
– デメリット
費用負担:
日本遺産の維持・管理には、
多大な費用がかかる場合があります。
文化財の修理や保存、
観光客誘致のためのPR活動など、
様々な費用が発生します。
補助はあるとはいえ、大変だと思います。
管理体制の構築:
日本遺産を適切に管理・活用するためには、
専門的な知識や経験を持つ人材の育成や、
関係機関との連携体制の構築が必要です。
地元の大学との連携も、ポイントとなるかもしれません。
制約:
日本遺産に認定された文化財は、
現状変更や開発に制限が加えられる場合があります。
これにより、地域開発や産業振興に
支障が生じる可能性があります。
うっかり大切な建物の眼の前に、
タワマンが立ってしまうと、
取り消し待ったなしです。
期待外れ:
日本遺産に認定されても、
必ずしも観光客が増加するとは限りません。
PR活動や地域づくりが不十分な場合、
期待したほどの効果が得られない可能性もあります。
それでも、あきらめないものは良い未来を
手に入れられるかもしれません。
認定取り消し:
日本遺産に認定された後も、
適切な管理や活用が行われない場合、
認定が取り消されることがあります。
しかし、仮に一度ダメでも見直しを図り、
テコ入れをすれば再び審査の場に戻る事が可能です。
その時は他の地位との激しい戦いとなります。
その過程で地域住民も一丸となって、
地域の魅力を再発見することが、
一番の宝かもしれません。

日本遺産にまつわるお宝
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“日本遺産”で検索しました。
取引数は188件、平均 2,844円、最高 88,777円でした。
最高落札された品物は、
学研のよく分かるシリーズ
”「桃太郎伝説の生まれたまち」 おかやまのひみつ”
です。
本当にありふれている題材なので、
ロマンあふれるお宝です。
まとめ
今回このような取り組みを文化庁が、
行っている事自体を知りませんでした。
ストーリー力はもちろん、地域住民への
啓蒙などかなりハードルは高いと思います。
しかし、消えゆく日本の貴重な遺産を
守るべく何ができるのか。
自分も考えながら、リユースを通じて
貢献したいと思います。
当社では、日本遺産に関わるお宝について、
まとめます。気軽に出張買取、オークション代行を
お申し付けください。