川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。
先月6/8にサイバー攻撃を受けた、ニコニコ動画。攻撃後間もなく一ヶ月が経過しますが未だに本稼働できていません。今回は、このニコ動の事件と、運営元のKADOKAWA(旧角川書店)の略歴と魅力などについてまとめます。
ニコ動沈黙の時何が起きたのか?
先月6/8日からサイバー攻撃を受けた、ニコニコ動画。
原因は、海外のハッカーから受けた”ランサムウェア攻撃”です。
“ランサムウェア”について、軽く解説します。
[ランサムウェアとは]これは、マルウェア攻撃の一種です。手口は、何らかの形で攻撃者が、ファイルやデータを暗号化したり盗んだりします。その後被害者に向け解除するための身代金を要求します。また、データの破棄や個人情報が不正に入手され、その情報公開が脅迫材料に使われる場合もあります。あのCAPCOMもランサムウェア攻撃にさらされ、biohazard Villageの資料が流出し、”武器人間”の制作者から訴えられ、物議を醸し出した例があります。
もし、被害者が金銭を支払うと、復号キーが提供される場合もあります。しかし、盗まれたデータが削除されたり、そのまま放置されるケースも多数報告されています。なので、お金を払う前に警察などに通報することも大切です。リモートワークなど新しい仕事が増えた影響で、今後も増加が懸念されるサイバー攻撃です。
ニコ動運営ドワンゴの親会社KADOKAWAの略歴
このニコニコ動画を運営しているのが、ドワンゴです。「ニコニコ動画」をはじめ、「超会議」、「N予備校」などデジタル空間を中心にサービスを提供している会社です。
さらに、このドワンゴを運営しているのが、天下のKADOKAWA(旧角川書店)。この企業の略歴とコンテンツについてまとめてみます。
略歴
– 創業と初期の発展(1945年-1970年)
1945年: 角川書店として設立。創業者は角川源義。戦後の混乱期において文学書の刊行を開始。
1950年代: 文芸書や百科事典の出版を開始。
1960年代: 大衆文学の出版に注力し、ベストセラーを数多く輩出。
– 映画・メディア事業の拡大(1970年-2000年)
1970年代: 角川春樹の指導のもと、映画製作に進出。横溝正史原作『犬神家の一族』など数々のヒット作を生み出す。
1980年代: 映画事業の成功により、アニメ、映画、書籍音楽など、メディアミックス戦略をいち早く展開。
1990年代: コンピュータゲーム事業にも進出し、KADOKAWAブランドの認知度をさらに高める。
– デジタル時代への適応と統合(2000年-現在)
2000年代: インターネットとデジタルコンテンツの普及に対応し、電子書籍やオンラインメディアに注力する。
2013年: 経営者一族の揉め事など諸事情により、角川グループホールディングスがドワンゴと経営統合し、KADOKAWA・DWANGOとなる。
2020年: グローバル展開を強化し、アニメやゲームを中心としたコンテンツを世界中に提供。
KADOKAWAの魅力あふれるコンテンツ
続いて、KADOKAWAが手掛けるコンテンツについても簡単に取り上げます。
– 出版事業
小説、漫画、雑誌、文芸書、学習参考書、実用書など多岐にわたるジャンルの書籍を刊行。最近の代表的作は、『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ、『狼と香辛料』シリーズ、『ソードアート・オンライン』シリーズライトノベルの発展に、寄与しています。
– 映画・アニメ事業
多くの人気アニメ作品を製作・配信。最近では、『Re:ゼロから始める異世界生活』や『この素晴らしい世界に祝福を!』などライトノベル原作のアニメが多いのが特徴です。
映画製作も手がけ、最近では邦画ではビートたけし監督の「首」など実写から、「君の名は。」など新海誠監督作品まで、多彩に展開しています。
– ゲーム事業
PCおよび家庭版の開発・販売を行っています。メタルマックス、ロリポップチェーンソーなどの人気シリーズをてがけています。もちろん、ソーシャルゲームやモバイルゲームにも注力しています。
– デジタルコンテンツ事業
電子書籍の配信、オンラインメディアの運営、YouTubeなどの動画プラットフォームでのコンテンツ配信。代表的なコンテンツは、ニコニコ動画。その他サービスを通じたユーザー生成コンテンツの提供しています。
– その他
ニコニコ超会議など、Digitalとリアルを繋ぐイベントを運営したり、N高校など学校事業も有名です。
KADOKAWAの魅力とは
“KADOKAWA”は、50年以上に渡る歴史から数多くの魅力的なコンテンツを生み出し続けています。その経験から、文学、映画、アニメ、ゲームといった多様なメディアを横断するコンテンツを創出。特にメディアミックス展開が得意で、涼宮ハルヒなど社会現象になる作品もあります。
アニメ作品も得意で、国内外を問わず人気が高い作品も多いのが特徴です。その原動力は、時代に合わせた柔軟性です。ニコ動等デジタルを絡めた、現代ならではの戦略も展開可能なのは強みです。
このように伝統企業でありながら、時代の流れに合わせられる日本屈指のグローバルエンタメ企業です。
KADOKAWAと角川書店にまつわる中古相場について
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
まずは”KADOKAWA”でまとめました。取引数は5,599件、平均 5,343円、最高 159,500円でした。最高落札された品物は、デート・ア・ライブのフィギュアです。もちろん限定版の本物の一品です。
続いて、”角川書店”。取引数は4,915件、平均 2,181円、最高 292,383円でした。最高落札された品物は、”金子國義”の作品アリスの夢のリトグラフ揃えです。こういう続き物の絵は、すべて揃うとかなり高額になります。
まとめ
KADOKAWAは、角川書店時代の横溝正史など数多くのコンテンツのお世話になっていました。当社でも、フィギュアや絵画など角川ワールドの品物について、出張買取します。委託販売も大歓迎です。こういった貴重な品物は、ちゃんと愛してくれる人のもとにあることが一番だと思います。