あれから100年。関東大震災で何が起きたのかと、当時の貴重なお宝について。

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

今日9/1は関東ひいては日本が揺れたあの日。関東大震災からちょうど100年です。本日は、あの震災の概要と、その後与えた影響、そしてあの出来事にまつわる貴重な品物についてまとめました。

1923年9月1日正午2時運命の時間

ちょうど100年前の今日。当時関東に住んでる人々は、夏の余韻もまだ覚めやらぬ時。ちょうど9月最初のお昼支度真っ最中、正午2分前。相模湾北西部を震源とする、推定マグニチュード7.9の大地震が発生しました。大きな本震と、同じくらいの余震が2日間で、5回と立て続けに襲いました。本震で、一般家屋などはもちろん、丸善ビル(後の火災の影響も含む)や凌雲閣など、大きな建物も倒壊。まだ火を使っている時間帯のため、いたるところから出火し、瞬く間に東京の上野浅草下町エリアが、一気に燃え広がりました。いたるところで、1000度を超える超高温な火災旋風が巻き起こる地獄と化しました。

この地震で、死者105,385、全潰全焼流出家屋293,387という大災害となりました。死者10万人のうち約8割の9万2千人が火災でなくなりました。

関東大震災が与えた影響

この地震での死者の大半が、火災でなくなったため大規模な道路の引き直しと、土地区画の再編を行いました。当時の予算にして15億円で、その半数を国債でまかないました。

その後、復興には6年と長い年月がかかりました。

この工事のお陰で、今の都会の基礎が出来ました。その後、この震災を忘れないように、昭和35年には9月1日を”防災の日”と定め、毎年いたるところでイベントが開かれてるようになりました。

関東大震災が舞台の作品

この地震は色々な分野に影響を与え、様々な作品が作られました。

朝ドラの”あぐり”や漫画”はいからさん”が通る、など大正ロマンあふれる作品。最近では、宮崎駿監督の”風立ちぬ”や”すずめの戸締まり”など、アニメ作品を中心に作り続けられいます。

変わり種としては、漫画ふしぎ遊戯でも取り上げられています。また、地震の陰で悲しい事件も多数起きています。それだけ、当時はもちろん今でも、影響を与え続ける未曾有の大災害でした。

関東大震災にまつわる貴重な品物について

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

今回も、シンプルに”関東大震災”で調べました。

取引数は621件、平均 2,260円、最高 210,000円でした。最高落札された品物は、谷崎潤一郎の鬼の面、もちろん初版本です。これは、骨董品レベルの貴重な品物です。

まとめ

私は、東日本大震災は高いビルの中で被災したので、大変さの一端は理解できますが、情報が少ない中での大震災。想像を絶する、極限状態であったと思います。今でもこの地震について、手に取るようにわかるのは、当時の人が記録を残し、それを語り続ける科学者、郷土史の研究家、志ある新聞記者などたくさんの人のおかげです。みなさんも、しっかり片付けて震災に備えましょう。片付ければ、助かる可能性も高まります。

気象庁が特設サイトを作っています。リンクを貼りますので、皆さんで見て学びましょう。

気象庁特設サイト

https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/1923_09_01_kantoujishin/index.html