あなたにぴったりな自転車を求めて

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

当社は、買い物代行も行います。

今回は、知り合いからのSOSを受け、広いネットの世界を駆けずり周り、その果てに出会う驚きの結末まで書きます。

依頼は突然に

時は、9月第一週。私は、趣味で空手をしていますが、そこの仲間から、「自転車が、壊れたから欲しい。9月の半ばくらいまで」と話を切り出されました。期限は短いですが直ぐに見つかるだろうと引き受けましたが、ここから思わぬ苦戦を強いられることになるとは、知る由もないです。

安請け合いは苦戦の始まり

とりあえず、気軽に彼の身長など基本情報を集め、ヤフオク探せばすぐに見つかるだろうと思い、スマホ片手に捜索を開始しましたが楽勝ムードから一気に焦ることになります。

実は、コロナの影響で自転車の製造が滞り、世界的にフレーム自体の生産数が激減しました。おまけに、人との距離を開けられるということで、自転車移動がヨーロッパでも見直され製造されても、殆どヨーロッパに流れ、新車は勿論中古も慢性的な在庫不足です。

また、フレームサイズと適正身長はメーカーによって多少異なるので、メーカーのサイトでちゃんと確認しないと失敗します。以前記事にしましたが、サイズが合わないロードバイクを乗ると、高確率で腰を痛めます。おまけに、依頼主は、腰を既に痛めているので今そこにある危機です。

自転車選びの難しさ(2021年現在)

身長を聞いて、事前に各メーカーのサイトで調べ、ベストなフレームサイズは判明しています。

しかし、上記の理由でまず殆どネットですぐに乗れる自転車自体の出品数が少なく、そのため中古でも落札相場平均が4万以上、中にはクロスバイクなのに10万円近くする場合もあり、そもそも予算5万以内の物が少ないです。

また、出品者の住んでいるエリア選びも大切です。何故なら、配送サイズは260サイズ近くあるので、うっかり配送を選択すると、それだけで1万円以上かかります。なので、直接取引を選択可能な出品者を選ぶ必要があります。

さらに、サイズなど条件を加えると、一気に無理ゲー感が高まります、、、^^;

苦戦の末に、、、

ヤフオクだけでは埒が明かず、捜索範囲をジモティーやメルカリまで手を伸ばしました。しかし、検索設定を詳細に設定していないので、出てくるのはサイズオーバーか小さすぎる物や、サイズはぴったりでも出品者が関西など範囲外の物も多数ヒットします。そこで、ブランド名とトップチューブサイズ、出品されている場所等、具体的な単語を加えてヤフオクを改めて検索しました。そして、ついに100点満点なGIANTのクロスバイクを捜索開始から一週間程で発見し、必要書類を集められるか確認後落札しました。

落札後は、相手に防犯登録抹消や譲渡証明書等必要書類を集めてもらい、その週の土曜日に、直接取りに向かうことになりました。以前買い取った自転車を取りに向かうとタイヤがパンクしていたこともあるので、輪行バッグと六角レンチを携え目的地渋谷区近郊まで向かいました。

ちなみに3万円位の中古クロスバイクは、出品者が乱暴に乗っている場合があり、乗る前に調整が必須な物が多いです。しかし、到着し、ガレージに通され実物を見て驚きました。

衝撃の実物

自分の眼前にいるのは、サビが少なくシルバーのボディが輝く貴公子のように美しい、クロスバイクでした。

タイヤもパンク無しで、ブレーキシューやタイヤの溝も殆ど減っていません。雨が少し降っていたので、始めは輪行しようと思っていました。

しかし、かなりの出物を前に、こいつの性能を直接知りたいという欲に駆られました。幸い目的地まで20キロもないので、試走を兼ねて乗って帰る事となりました。

輸送大作戦

自分にはわずかに大きいフレームでわずかにブレーキのききが甘いですが、シフトチェンジも全く問題なく、意外と坂道が多い246も快適に走ることが出来ました。途中で、味噌ラーメンの名店で食事も出来、あっという間に無事20キロ走りきり、仲間にサプライズで引き渡すことが出来ました。実際に走ってみて、いい買い物したという事を体感出来ました。

まとめ

ちなみに彼の自転車は、なんちゃってクロスバイクを買っていて、元々非常に重くて使いづらい上に、最近ブレーキが完全に壊れてしまい、このまま乗り続けると事故が避けられないレベルでした。本来は、最初の自転車選びから丁寧に調べる事が大切ですが、なかなか初心者はベストな自転車の見極めが難しいと思います。

そういうときこそ、当社の代行サービスを利用することをオススメします。あなたと一緒に、悩ませてください。あなたの思い出の一部となる最高の一台を選ぶために。