川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
あの世界中の屋内を駆けずり回り、
自動で綺麗する”ルンバ”を製造している、
iRobot社がまさかの結末を迎えました。
今回は、このルンバの歴史や、
ウォークマンみたいなプレミア家電に
なれるのか?など、
レトロ家電について深堀りします。
ルンバCHAPTER11で完全沈黙
今日は、家電業界に衝撃が走った一日でした。
あのルンバを作った米国”iRobot社”が、
CHAPTER11
(米連邦破産法第11章に基づく再建型の企業倒産手続き)を
申請し、まさかの破綻しました。
これを宣言するると、
日本の民事再生法と同じように、
他の企業が助け舟を出され、
金融機関などから、
指導されながら再建の道を
歩むこととなります。
[CHAPTER11を申請した企業]エアバッグ製造のタカタ
自動車部品の米国大手マレリ、
ユナイテッド航空など、
名だたる企業が申請しました。
企業は残り支援を受けながら、
経営の立て直しを図りますが、
やはり苦戦は不可避だと思われます。
ちなみに、なぜiRobotがCHAPTER11を申請するに至ったのか?
チャッピー先生に聞いてみました。
A. 競争激化(中国メーカーの侵攻)
Ecovacs、Roborock、その他中国系ODMブランドが性能が良く、
価格が低い製品を大量に投入。
単価競争でiRobot側は価格維持が難しく、
シェアと粗利を奪われました。
B. Amazon買収の失敗(機会・資金面のショック)
iRobotはAmazonによる買収(申出は2022年)があったが、
欧州規制当局の反対などで最終的に合意が破棄/取り消しされた経緯があり
(買収が潰れたことが長期戦略上の痛手になった)、
その後の再建計画が難航しました。
これが資本面・市場信認にダメージ。
C. 製造コスト・貿易政策の逆風(関税・コスト増)
近年の関税やサプライチェーン政策変化が、
コストを押し上げました。
報道では”ベトナム輸入に対する、
高率の関税(例:46%)”が2025年に影響を与え、
数千万ドル規模の追加コストが出たことが、
指摘されています。
D. 財務負担(借入金・製造業者への負債)
iRobotは外部からの借入や製造業者(ODM)との負債を抱えており、
主要な製造パートナー(Picea / ODM)が、
債務を引き受ける形で再編が進んでいます。
報道ではPiceaが一部債務(約$190Mのローン等)を買い取り、
最終的にiRobotの株式を取得する再編案が進行中とされています。
E. 製品投資と在庫・販管費の重さ
新製品への投資やマーケティング費用、
移行に伴う在庫償却などで一時的に損失が出たり、
粗利益率が圧迫された点も指摘されています
(決算リリースでも製造移行費用や余剰在庫の償却が明示)。
F. 結果として:資金繰りの逼迫 → 事前合意の再編(pre-packaged Chapter 11)
これら複合要因で資金調達の選択肢が限られ、
主要製造パートナー(Picea)との再編案=事前合意型のChapter 11に入り、
Piceaによる買収的な再編で“私有化”される方向が発表されています。
会社側は顧客サービス継続を強調していますが、
経営は大きく変わります。
4) 短い結論(ユーザー向けのポイント)
技術的先駆者としての歴史は長いが、
価格競争力のある大量生産メーカーに市場を侵食され、
さらに買収失敗や関税・借入の重圧が同時に来たことが致命傷になった。
Chapter 11は「清算」ではなく再編(回復を図る法的手続き)で、
今回のケースは主要ODMが債務を引き受けて、
iRobotを非公開化することで会社の存続と、
顧客サービス継続を図るシナリオになっています
(ただし経営陣や事業方針は大きく変わる可能性あり)。
次章では、ルンバの輝かしい歴史を、
まとめます。

ルンバの歴史と歴代ルンバ達
まずは、iRobot社とルンバの栄光の歴史を、
振り返ります。
1) ルンバ(iRobot)の進化・年表(要点)
1990年:
MITのロボティクス研究者たち(Colin Angleら)がiRobotを創立。
家庭用ロボット開発を目指す。
1999–2002年:
アイデア→試作を経て初代Roomba発売(2002年9月)。
当初は「DustPuppy」などの名で呼ばれていた。
2000年代〜2010年代前半:
複数世代(500/600/700/800/900シリーズ)で、
吸引力やナビゲーションを改善。
家庭用市場の“代名詞”に成長。
2015年:
Roomba 980でvSLAM(部屋の地図化)を大きく強化 —
自律的ナビゲーションが進化。
2018年:
iシリーズ(i7など)で、
マップ共有・「Clean Base(自動ゴミ排出)」等の機能を投入。
2021年:
jシリーズ(j7)で障害物回避(精密ビジョン)を売りに。
2024年以降:
高機能統合モデル(例:Roomba Combo 10 Max / AutoWashdock など)や、
複数の廉価帯モデルを投入し製品ラインを拡張。
(要するに:ハード・ナビゲーション・スマホ連携を段階的に強化し、
家庭用ロボット市場を牽引してきた。)
📅 iRobot(ルンバ)の年表モデル一覧(代表的な進化)
| 年代 | モデル | 特徴 |
|---|---|---|
| 2002 | 初代 Roomba | 初の家庭用ロボット掃除機 |
| 2000s | 500 / 600 系 | 大ヒット量販モデル |
| 2010s | 700 / 800 系 | 吸引力と耐久性改善 |
| 2015 | 900 系 | マッピング機能強化 |
| 2018 | i7 / i7+ | マップ記憶・清掃予約強化 |
| 2020 | s9 | 上位性能モデル |
| 2021 | j7 系 | 高度障害物回避 |
| 2024–25 | Combo 系 / AutoWash Dock | 吸引+モップ、自動洗浄ドック |
レトロ家電化でプレミア化?ルンバのその後
世界中で売れていたルンバ。
果たして、経営破綻後虎は死して皮を残すことはできるのでしょうか?
今後の可能性についてまとめます。
その前に、世界での売上について見てみましょう。
[世界でのRoombaの売上分布]全体の売上規模:
iRobotの年間売上は近年で変動が大きく、
“2024年通期売上は約$682M(注:四半期・年次報告での公表値参照)”
という報告がある一方、
四半期ベースでの下落が続いていました。
地域配分(公表):直近数年の開示で、
「非米国売上が約51%」といった地理比率が示されており、
販売は米国だけでなく日本・EMEA(欧州中東アフリカ)などに、
幅広く分散しています。
ルンバ製品が潰れたあと「プレミア化」する可能性はある?
まずは、チャッピー先生に聞いてみました。
結論から言うと:
一部の古いモデルや希少モデルはコレクターズアイテム化して、
プレミア化する可能性があるが、
一般的な大量販売されたモデルは大きな価格高騰は起きにくい
という見方が一般的です。
🔹 プレミア化しやすい可能性のあるもの
① 初期世代モデル(特に初代・初期ロット)
特に2000〜2010年代初期の「初代Roomba」や旧ロゴ、
初代ハードケースの個体は、
ヴィンテージガジェット的価値がつく可能性があります。
家電の世界では初期ロットや、
生産数が少なかったモデルが注目されがち。
② 展示品/未開封品/限定色
未開封で保存状態が良いもの、
発売当時の展示サンプル、
イベント限定品などはプレミア化の土壌があります。
③ 市場で人気だった「レジェンドモデル」
例えば日本でも人気の高かった900シリーズや、
i7 / s9 などの上位機はコレクターや業者が狙う可能性あり。
とはいえ…
プレミア化しにくい/注意ポイント
① 大量出回っている一般モデル
「500 / 600 / 800 系」などは非常に大量に出回っており、
稼働機体数自体が多いのでプレミア価値は付きにくい。
② サポート終了/サービス停止リスク
企業自体は再編で存続する見込みなので、
アプリ/サポートがすぐ消えるわけではないとの公式発表があります。
破綻でいきなり使えなくなるわけではないため、
それも価格高騰を抑える要因になります。
③ 部品・消耗品の供給
モデルによっては消耗品や部品が、
現在から将来にわたり第三者ブランド(互換パーツ)が豊富にあるため、
それも価格高騰を抑える要因になります。

プレミア化したレトロ家電達
ここで、いままでプレミア化した
レトロ家電たちを5つ紹介します。
1. Sony Walkman(初代ウォークマン)
かつてはポータブルカセットプレーヤーとして世界的大ヒット。
1979年発売のTPS-L2など初期モデルは、
現代ではコレクターの間で高値で取引されることがあります。
元の箱や良好な状態だと価格が跳ね上がる傾向です。
後継機種でも、同じようにジャンクでも高値がつきます。
2. Nintendo Game Boy(初代ゲームボーイ)
任天堂の携帯ゲーム機ブームを作った象徴的モデル。
1989年発売のオリジナルは懐かしさと歴史的価値から人気が高く、
レトロゲーム・ガジェットのコレクション対象になっています。
初代に負けないくらい、ゲームボーイアドバンスSPや、
ゲームボーイMicroも高値がついてます。
3. ポータブルラジオ / Boombox(ブームボックス)
80〜90年代のラジカセ・ブームボックスも、
今ではインテリア需要やヴィンテージオーディオ機器として人気です。
特に状態の良い大型モデルは数百〜千ドルクラスで取引されることがあります。
SONYはもちろん、National(現在のパナソニック)などのラジカセは、
価格が安定しています。
4. Polaroid SX-70(インスタントカメラ)
1972年発売のインスタントカメラ。
独特のデザインと「すぐ撮れて出てくる」体験から、
現代でも人気が根強く、
アナログ写真ファンやコレクターから高評価を得ています。
日本のチェキもリバイバルブームが来ていて、
中古相場1万円くらいとなっているアイテムもあります。
5. レトロテレビ(CRTテレビや古い真空管TV)
薄型テレビが主流になる前の”ブラウン管テレビ(CRT)”や、
1950〜60年代のテレビは、
今ではヴィンテージ家具・インテリアとしても注目されています。
特にゲーム用途での需要(レトロゲーム機との相性)もあり、
価格を保つ傾向が強まっています。
これがないと、デスクリムゾンなどガンコンが使えいないばかりか、
ファミコン版グラディウスなどを、
現在のテレビで遊ぶと、
パワーアップの一覧が切れてしまい、
地獄の難易度とかします。
★ 参考として、その他の例(ゲーム/ガジェット寄り)
初代iPhone(2007):
シール状態や限定版はコレクター価値が高い。
Apple I / 80年代パソコン:
当時極少量のモデルは莫大な価格になることも。
Atari 2600などの初期ゲーム機:ヴィンテージ市場で人気。
🧠 どういうものが「再評価→プレミア化」しやすい?
以下のポイントがあると価値が高まりやすい傾向があります:
初期モデルや最初期の技術革新モデル
限定生産・短期間で生産終了したモデル
元箱・付属品が完備している
歴史的意義がある(最初の○○/代表的なモデル)
文化的に象徴的(例:音楽/ゲーム/デザイン)

古物商から見たレトロ家電達
あらためてプレミア化した
家電たちを見てきましたが、
一部補足します。
現在は、InstagramやX(旧Twitter)など
SNSのインフルエンサーの台頭により、
一気にプレミア化する現象が次々に起きています。
例えば、最近ではポケカの一部では、
一枚5000万円近い値がついたり、
レトロゲームのプレミア化(SFCレンダリングレンジャー)など
突然バズにより値段が加熱する環境にあると思います。
なので、TV以上にSNSの動きに対して、
“機に発し感に敏なること”
も大切です。
しかし、それ以上に思い出の品物を、
壊れるまで大切扱うことが、
物にとって一番良いことかもしれません。
ルンバにまつわる中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“ルンバ”で検索しました。
取引数は5,613件、最高 125,000円 平均 7,796円でした。
最高落札された品物は、
今年発売された最新モデル Max 705。
やはり最新はどこでも高いです。
”レトロ家電”でも調べてみました。
取引数は2,811件最高 2,300,100円 平均 7,134円でした。
最高落札された品物は、NikonのS3フィルムカメラ。
正直カメラの価格ではない気がします。
まとめ
今後もルンバの行進は止まらないと
思っていましたが、やはり安物大量生産には、
勝てないのかと驚きと納得がありました。
今後、どのように進化するのか?
ロボット掃除機の今後に期待しましょう。
当社でも、Roombaなどロボット掃除機について、
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