川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
以前取り扱ったMacのLCIII以外にも、
懐かしいパソコンたちを、
預かりました。今回はWindows95から、
Window XPまでの大人気なパソコンの意外な
使い方や人気パソコンなどを深堀りします。
懐かしいパソコンの使い道
実は90年代から2000年代に作られたパソコンたちには、
まだたくさんのファンがいます。
なぜ、根強い人気があるのかまとめてみました。
1.レトロゲーム機・エミュレーター用途
当時のゲームやソフトを、 “本物” のハードで動かすことで、
当時の体験を再現できます。
まだまだ最新ハードに移植されていない、
かつ当時のパソコンでないと動かせないゲームは、
数多く存在します。
10万円以上する幻のゲーム、
ガラージュなどレトロゲームファン
垂涎のアイテムも存在します。
2.コレクターズアイテム/展示用
技術史的価値や “懐かしさ” が評価され、
保存/鑑賞用として価値がある。
このあたりはMacintoshが中心ですが、
最近預かったWindow98のパソコンには、
USBポートが付いていました。
3.デジタル遺産 / 保存用途
昔のソフトウェア/データ資産を残す、
あるいは資料として保存/研究用にする。
古いシステムを残すという意味で、
重要な役割があります。
4.趣味・改造文化
本体や周辺機器を整備したり、
モダンなストレージ(CF・SDなど)で復活させたり、
自作拡張する楽しみ。
特に「日本発のレトロPC」や
「当時としては高スペック・珍しい機種」は、
こうした用途で再び脚光を浴びています。
昔からレトロパソコン修理やアップグレードは、
電子工作趣味の定番です。

古いパソコンの人気ランキングをまとめます
ここからは、人気の高いレトロパソコンについて、
まとめます。
ちなみに以前預かったパソコンも
富士通のレトロパソコンでした。
Apple I

“パソコンの源流” とも言える歴史的価値。
市場では「投資級コレクターズアイテム」として扱われる。
2025年の投資ガイドでも最上位クラスに挙げられており、
状態が良ければ非常に高額になる。
ただし希少かつ整備や保存が難しく、
「買って実用」というより「歴史的保存・コレクション向け」。
X68000(日本製ハイエンド 1987– のホビーPC)

日本の “レトロPC黄金時代” を代表する機種。
アーケードライクなグラフィック・サウンドを持ち、
当時ゲームマシンとして人気。
現在でも根強いファン・コレクターが多く、
海外のレトロPC市場でも価値が高め。
たとえば Reddit 上では
「X68000 は希少かつ壊れやすい」
「たまに eBay で $1,000〜」との声もある。
日本国内でも、
古いパソコン専門店などでまとまって売られることがあるが、
価格は高めになる傾向も。
昔、このパソコンをソフトを含めて出して、
5万円以上になった記憶が。
NEC PC-98 シリーズ(PC-9801, 9821 など)

日本でかつて主流だったパソコンで、
ビジネスソフトやゲーム、
同人作品など、幅広いソフト群がある。
コレクターやレトロゲームファンからの需要が根強い。
中古買取案内などでも高価買取対象として記載されることが多く、
状態がよく付属品やソフト付きだと査定が上がりやすい。
“ただの古いPC” ではなく
「日本のPC文化の歴史を反映する名機」
として価値が認められている。
FM‑TOWNS(およびその派生機)

日本で1990年代初頭に登場したマルチメディア/ゲーム対応PC。
CD-ROM対応や豊富なソフトが特徴で、当時はハイエンド。
現在でも、FM-TOWNS 本体や周辺機器、
ゲームソフトなどが “レトロPCセット” として状況によっては高値で取引される。
特に “きれいな状態 + オリジナルソフトあり” のセットは、
中古市場で価値を持ちやすい。
このほかMSXなど当時のゲーミングPCは、
本当に高いです。
かつて電源のオンオフのみ、
確認できたMSXが5万円以上になった気がします。
Commodore 64(およびその同時代の 8bit〜16bit ホームコンピュータ)

世界的に最も売れたホームPCのひとつ。
多数のゲームやソフトがあり、“ホームコンピュータ” の代表格。
良好な状態・元箱付き・付属品揃いなどであれば、中古市場でも比較的高めの価格になる。
レトロゲーム目的、コレクション目的ともに根強い人気。
このあたりは、骨董品レベルの扱いです。
ThinkPad T43(ノート, XP 世代)

42005 年リリースで、
当時のノート PC としては比較的新しく「XP 世代」の象徴のひとつ。
コンパクトな 14.1″ 液晶、Pentium M+最大 2 GB メモリなど、
当時としては実用的。
中古でも「比較的状態の良いもの」は、
ノートPC好きやレトロラップトップ好きの間で根強く人気。
ノートで「持ち運びやすい/改造しやすい」という利点があるため、
思い出用途や軽めのXP利用、
オフライン用途などに活きやすい。
このデザインは、結構好きです。
Compaq Presario R3000(ノート, XP 世代)

2004年ごろにあったノートで、
Windows XP を搭載していた機種の代表格。
Pentium 4 や Celeron / Athlon XP を搭載した構成が多く、
当時の PC ゲームやソフトを “当時の環境で動かす” のに悪くない。
昔のソフトを懐かしんで動かす用途や、
単に「XP 時代のノート」として持っておきたい人に需要あり。
IBM ThinkPad 380 (シリーズ)(ノート, 1990〜2000年代初期向け)

もともとは 1997–1999 年リリースで、
発売当初は Windows 95/98 世代向けの機種。
しかし「後で Windows XP を入れ直して使っている」という人もいて、
“初期ノート → XP 化” の流れも。
1990年代のノート感・デザインを残しつつ、
XP での軽めの用途にも対応できる点で、
「レトロ + 実用」のバランスが取れた機種と見なされがちです。
ジャンク感もありつつ、
“レトロノート好き” のコレクターや趣味用途に根強い人気。
古いパソコンを高く処分する方法
ここでレトロパソコンに需要があることが、
わかりました。
ここから、レトロパソコンを高く売る際の注意点を、
まとめます。
1.電源が入るか確認
モニターはなくてもコードを手にいれれば、
電源のオンオフくらいは調べられます。
できれば、CDトレイの開閉も調べると
いいかんじです。
2.できれば初期化を済ませる
当時のパソコンは初期化が難しいですが、
懐かしいWindowsのCDがあれば、
上書きも可能です。
3.キーボードやマウスがあれば尚良し。
特に90年代のパソコンでは、
古い規格のPS/2が買われています。
揃っていれば、検品の時に役立ちます。
モニターもあれば完璧ですが、
ケーブルを手に入れれば(RGBなど)
があれば今の品物でも使えます。

古いパソコンを初期化する方法
「Windows 95」〜「Windows XP」時代のパソコンを、
“初期化/クリーンインストール(または出荷時に近い状態に戻す)” 方法について、
代表的な手順と注意点をまとめます。
機種や時代によって手順が異なるので、
おおまかな流れと複数パターンを挙げます。
✅ 前提と注意点
1990〜2000年代前半の PC/Windows 95〜XP 世代では、
現在のような「ワンクリック初期化機能(リセット機能)」は、
基本的に存在しないことが多い。
そのため「初期化=HDD(またはパーティション)を、
フォーマット → OS を再インストール」が基本。
もし “出荷時の状態” に戻したい場合は、
メーカー製 PC 付属の
「リカバリ CD/ディスク(またはリカバリメディア)」があるかが重要です。
付属していなければ、
OS インストール CD + ドライバ類を自分で揃える必要がある。
また、「初期化=データ消去」だが、
一般的なフォーマットや再インストールだけでは、
完全消去ではないデータ復元ツールで、
復元できる可能性があるので、
売却・廃棄・譲渡するなら、
物理的なハードディスク破壊や、
専用消去サービスを検討するのが安全。
🔄 初期化 / 再インストールの代表的な手順
以下、OS ごとではなく「Windows 95〜XP 世代一般」で、
使われる一般的な初期化フロー。
使っている機種(メーカーPC/自作機)や、
入手可能なメディアによって流れが変わるので、
該当するパターンを選んでね。
パターン A:メーカー付属のリカバリ CD/ディスクがある場合(OEM PC)
1.付属の「リカバリCD/リカバリディスク」を CD-ROM ドライブに入れる。
2.PC の電源を落とし、再起動 ― BIOS/起動時に CD から、
ブートするように設定または自動で起動。
メーカー機ではそのままリカバリ画面が立ち上がることが多い。
3.表示されるメニューで、
「C: ドライブのフォーマット + リカバリ(出荷時ソフトウェアを再インストール)」
を選ぶ。
4.指示に従って進めれば、購入時の状態(OS+プリインストールソフト構成)に戻る。
リカバリ CD 純正のものであれば、
付属ドライバやバンドルソフトも戻る可能性が高い。
このパターンが最も「出荷時状態に近い初期化」となる。
ただし、リカバリメディアを失っていたり、
古くて読み込みできない場合は次のパターン。
パターン B:OS インストール CD + ドライバ類を手元で用意 → DOS/FAT または NTFS で再インストール(自作機・流通PC向け)
特に Windows 95 / 98 / ME / XP など、古い Windows の場合はこちらが多い。
1.OS のインストール CD(またはフロッピー/CD 起動ディスク)を用意。
2.BIOS で “CD ブート” を有効にし、CD から起動。
3.セットアップ画面で、HDD(または該当パーティション)を フォーマット(初期化)。これにより古いデータは消去される。
Windows 98 / ME などではインストール時に FAT (FAT16 or FAT32) が指定されることが多い。
Windows XP 以降であれば NTFS を選ぶのが一般的。
4.OS のセットアップを進め、
完了後に必要ならドライバのインストール。
特に古い PC ではサウンド / グラフィック / ネットワークドライバなどを、
手動で入れる必要があることが多い。
5.再起動して、OS が正常に起動すれば初期化 + クリーンインストール完了。
ただしこの方法では
「出荷時のプリインストールソフト」は元に戻らず、
最低限の Windows 環境だけ。
OS 標準だけで OK な用途や、
ドライバを自分で探す覚悟がある場合向け。
💡 目的別:どういう初期化方法を選ぶか
| 目的 | おすすめの方法 |
|---|---|
| 昔買ったメーカーPCを「購入時の状態」に戻す(OS+プリインストールソフト付き) | パターン A(リカバリCD/メーカー付属媒体を使う) |
| 単に OS をクリーンな状態にして最低限使いたい/不要なソフトを全部消したい | パターン B(OS 再インストール) |
| 譲渡・売却のため「データを消す」「可能な限り元に近い状態に戻す」 | パターン B + HDD データの完全消去(可能なら別ツールや破壊) |
⚠️ レトロPCを初期化・再インストールする際の注意点(特に Windows 95–XP 世代で)
OS インストール CD やドライバが古く、
CD ドライブやフロッピードライブがないと起動できない機種がある
外付けドライブが必要になることも。
古いファイルシステム(FAT16 / FAT32)では、
パーティションサイズや容量の制限がある場合あり。
例:FAT32 で 32.7GB を超える領域はフォーマットできない可能性がある。
HDD の劣化にも注意。
長期間電源を入れていなかった古いマシンだと、
フォーマット中やOSインストール中にエラーが出る可能性が高い。
再インストール後、ドライバや周辺機器の互換性を、
自分で確認・導入する必要がある。
特に特殊な PC(ノート・メーカー機・日本製レトロ機)は注意。
「初期化 = データ完全抹消」ではない。
個人情報の扱い・譲渡・廃棄時は別途データ消去または HDD の物理破壊を検討。




レトロパソコンにまつわる中古相場について
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“レトロ パソコン”で検索しました。
取引数は3,274件、最高 154,000円 平均 6,521円でした。
最高落札された品物は、
シャープのMZ-2861。たまにこういうものは、
化けるから面白いです。
まとめ
レトロパソコンは古物市場でも、
たまに見かけますがやはり買うのは大変です。
それでも、古いパソコンは夢があります。
当社でも、積極的に取り扱いますので、
出張買取、オークション代行します。
お気軽にお申し付けください。