川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
今年も新語・流行語大賞のノミネート候補が、
発表されました。
今回の大賞候補となった、
チャッピーとは何者なのか?
解説と近年消費に与えた影響などを深堀りします。
まずはチャッピーって何?
最初に、”チャッピー”という、
言葉にピンときたあなたは優秀です。
チャッピーとは、自分も助けてもらっている
OpenAI社のAI、”Chat GTP”の略称です。
大学生が、あだ名としてつけたのが始まりです。
[チャッピーが与えた影響について体験談を交えて解説]この文章生成AIの登場により、
劇的に書くことへの障壁が無くなりました。
この流れは学生生活にも影響を与え、
大学ではレポートの作成はもちろん、
ブログやSNS投稿そして、
就活のエントリーシートまで
AIが作りそれを僅かな経験で味付けをする。
そんな話を最近聞きました。
なので、AIが作った文章を見ない日はないです。
今後も、Chat GTP先生もとい、
チャッピー先生はもっと活躍してゆくと思います。
[AIに関わるノミネート]ちなみにAIに関するノミネートは2年前。
当時は”AI”と”チャットGTP”が、ノミネートされました。
そういった今年みんなが使った言葉を、
選ぶのが新語・流行語大賞です。
ちなみに今年のノミネートは以下となります。

2025年 新語・流行語大賞ノミネート語一覧から引用
新語・流行語大賞の歴史について
まずは、この大賞の歴史についてまとめます。
[新語・流行語大賞の歴史概略]
本賞は、出版社 自由国民社 が刊行する
『現代用語の基礎知識』編集部が企画・運営する、
年末恒例の「その年“話題になった言葉”」を顕彰するもの。
初回は 1984年(昭和59年)。
この年は「新語部門」と「流行語部門」が分かれて、
それぞれに金賞などがありました。
1991年(平成3年)あたりから年間大賞制度が設けられ、
1994年(平成6年)からは新語+流行語両部門を統合して
「年間大賞」を決定する方式となりました。
発表日は毎年12月1日(その日が土日なら次の平日)に行われています。
社会風潮や流行、メディア経由の話題を映す指標として、
マーケティングやメディア論、
文化論のトレンド分析でしばしば参照されます。
ただし「流行語大賞」という通称で語られることが多い一方で、
実際には “新語・流行語大賞選考委員会” が、
トップ10や年間大賞を選ぶ仕組みという点に、
メディア・批評では、
「選定基準」「選考委員の偏り」などの論点もあります。
つまり、この賞は
「その年に社会・生活・文化的に注目を集めた言葉を象徴化して、
話題を整理・顕彰する」
役割を持っています。
新語・流行語大賞とリユースの関係
実はリユース業界とこの大賞は少なからず
関係性があります。
なぜなら爆発的に流行ったものの中には、
一時期中古市場を獲得したものが少なくないからです。
この点について、あえてチャッピー先生に1選んでもらった、
10個のキーワードをまとめました。
一覧(言葉+受賞年)
以下は“物販/モノの動き”と関連が深そうな受賞語・候補語です:
| 年度 | 言葉 |
|---|---|
| 2015年 | 爆買い |
| 2017年 | インスタ映え |
| 2019年 | タピる/タピオカ(「タピる」など) |
| 2020年 | 3密 |
| 2005年 | クールビズ |
| 2012年 | 爆買い(15年)以前にも「I’m wearing pants!」など消費/モノ関連の言葉 |
| 2016年 | 神ってる(「モノ」との直接物販関連ではないが、ファン心理・コレクターズ需要に通じる) |
各言葉の解説+リユース/物販業界への含意
以下、それぞれの言葉について、
何が“物・モノ”と関連するか、リユース・中古/物販店としてどう捉えられるか、
を整理します。
– 爆買い(2015年)
意味:外国人観光客(特に中国)による、
日本国内での大量購入・まとめ買い現象。
物販/モノ関連性:大量に新品が購入されることで、
消費サイクルが短くなったり、
旧型・在庫品が市場に回るタイミングが早まった可能性があります。
リユース業界への含意:
新品大量購入の裏で、
“使われなくなったモノ”の放出が増えるという流れが出る。
ブランド品・家電・お土産需要が高まると、
輸入・輸出・転売ルートが活性化し、
中古品もグローバルな視点で価値を持ち始める。
リユース店としては、観光客向け/輸出志向の中古ブランド品・家電に注目できる。
実践ヒント:ブランドバッグ・時計・カメラなどの
“海外需要・転売需要のある中古品”を早めに買取しておき、
輸出ルートや観光客向けに備える。
この頃に、日本初の海外向け販売アプリがあったような。
今はeBayがなくてはならない存在となっています。

– インスタ映え(2017年)
意味:
Instagram に投稿する際「見た目が映える」
もの・風景・モノを指す言葉。
物販/モノ関連性:モノそのものが“見せる価値”を持つようになり、
デザイン・ヴィンテージ・個性的な中古品の価値が上がりました。
リユース業界への含意:
レトロゲーム機、
古いカメラ、
ヴィンテージ家具・ファッションなど、
見た目・ストーリー性のある、
中古品が“映える”ために注目される。
SNSでの発信(商品の写真・動画)を意識することが、
販促・差別化の鍵となる。
実践ヒント:
貴店の強み – 例えば「レトロゲーム・ファミコン関連」や
「カメラ・ヴィンテージカメラ」などが映えるジャンルなら、
それを撮影してInstagramやTikTokで発信。
「こんな商品がある」
「この状態でこんな値段」
など視覚的訴求を強化。
いまでも古いデジカメ(2000年代に作られた)はかなり売れ筋の商材です。
– タピる/タピオカ(2019年)
意味:
ドリンク(タピオカドリンク)を飲むという行為を、
「タピる」と言うようになった流行語。 ※厳密には年間大賞ではありませんが流行語として注目。
物販/モノ関連性:
飲食という“体験消費”寄りながらも、
容器・タンブラー・グッズなどモノの流通も伴ったため、
物販・グッズ市場にも波及しました。
多分この頃からスタバの限定タンブラーが、
一般化され流行り始めた気がします。
リユース業界への含意:
流行が終わるスピードが速く、
「流行したモノ・グッズ」が「不要・中古化」
するサイクルが早くなる。
“流行モノ”を早めに仕入れ・販売・回転させないと、
価値が落ちるリスクが増す。
実践ヒント:
流行グッズ・コラボ商品・限定品など
「短期間にピークが来て、早めに価値が落ちる」タイプの商品は、
買取→再販のスピードを上げる体制を作る。
– 3密(2020年)
意味:
「密閉・密集・密接」の3つの条件を指し、 COVID‑19 感染拡大防止のキーワードになった。
物販/モノ関連性:
対面販売が難しくなったことで、
モノの流通方式・消費方式に大きな影響が出ました。
リユース業界への含意:
店頭買取・来店販売に頼っていたリユース業態では、
宅配買取・オンライン販売強化が急務になった。
家にある不要品を売る・断捨離するという意識が高まり、
“売る側”としての動きが加速。
実践ヒント:
宅配買取サービス・オンライン査定の導入/店頭よりも
ネット在庫・配送体制の整備を優先。来客が減る中で、
買取チャネルを多様化しておくことが重要。
– クールビズ(2005年)
意味:
夏季に冷房温度を高め(28℃を目安)にして、軽装で働く「クールビズ」スタイル。
物販/モノ関連性:
環境・省エネ・軽装をキーワードに、
衣服・ビジネスウェアの流通や
処分・流用が見直される契機になりました。
リユース業界への含意:
ビジネススーツ・フォーマル衣料など、
以前新品志向だった分野にも「中古導入」「リユース」の風が吹き始めた、
可能性があります。
環境意識・循環型社会の価値観が強まる中、
リユース品の訴求力が上がる。
実践ヒント:
ビジネスウェア・オフィス備品・家具など
「かつて新品で高価格だったモノ」の中古在庫を強化。
環境配慮・循環型というキーワードで訴求すると、
一般消費者だけでなく法人/事業者からの導入も見込める。
ちなみにブラックフォーマルは、未だに売りやすい商材です。
神ってる(2016年)
意味:
プロ野球選手 鈴木誠也 の活躍などを背景に、
「神ってる」という言葉が年間大賞。
物販/モノ関連性:
直接的にモノの流通を示す言葉ではないものの、
「ファン人気」「転売市場」「コレクターズ需要」の文脈で興味深い。
リユース業界への含意:
「神ってる」選手グッズ・ユニフォーム・カードなどの、
コレクターズアイテムが中古市場で注目されるタイミング。
ファン心理・“限定・熱狂”がモノの価値を左右するという、
事実を再確認させる。
実践ヒント:
スポーツ関連グッズ(特に熱狂的なファンを持つ領域)を、
中古品として取り扱う際、
「その選手・その年・その瞬間」が“プレミア化”の鍵になる。
買取時にはその需要動向を考慮する。

お宝の見つけ方
チャッピー先生が見つけた事実を、
古物商なりに考えると、
本当に今のリユース市場を形作るものが
いまでもあることに驚きます。
– インスタ映え
この用語は今でも使われていて、
2000年代に作られた、
キャノン、ソニー、そしてニコンやパナソニックなど
1000万画素以下のコンデジが
未だに売れ続けています。
あわせて近年ではビンテージという言葉が、
一般化されていてついに平成もレトロの域に
含まれるようになりました。
– 爆買い
こちらとは直接的な関係はないですが、
ついに90年代のアディダスなどスポーツブランドも、
ビンテージブームが来て久しいです。
さらに、2000年代に作られたChanelのジャケットも、
ビンテージという領域になり、人気が高いです。
– クールビズ
こちらの影響で逆にネクタイやタイバーなどが、
逆に売れなくなりました。
しかし、これらの品物は純銀などが使われている場合があり、
資源としての価値が見直されつつあります。
– 神ってる
これは自分もあまり馴染みのない言葉でしたが、
2015年といえばまだ日本球界に大谷翔平選手が
在籍していました。当時の品物を掘り起こせば、
とんでも無い代物が眠っているかもしれません。

新語・流行語大賞にまつわる中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“デジカメ 1000万画素”で検索しました。
取引数は173件、最高 88,000円 平均 12,570円でした。
最高落札された品物は、Nikon COOLPIX P1000でした。
比較的新し目とはいえ、
この形は懐かしいです。
こういったものが後10年するとさらに人気が高まる可能性が高いです。
まとめ
今年のノミネートを見ると、
AIが一般かし始めているなと、
実感されます。
この大賞は、まさに時代を映す鏡というのは、
間違いないと思います。
当社でも、デジカメなど懐かしいものを、
出張買取、オークション代行します。
お気軽に、お申し付けください。