最近話題のアンパンマン。なぜ彼は顔を食べさせるのその理由を深堀り。さらに、自分と、アンパンマンとの最初の思い出を語ります。

川崎市宮前区で、

不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。

田園都市線梶が谷駅から、

鷺沼駅行バスで10分、

東横線武蔵小杉駅から

野川台公園行バスで20分

上野川のバス停付近で、

個人の古物商として活動しています。

最近朝ドラのあんぱんを、見ています。

ここでやっとあのアンパンマンが、

アニメ化されるところでした。

そのシーンを見て、

昔のアンパンマンとのファーストコンタクトを、

思い出しました。

今回は、アンパンマンの誕生から、

アニメ化までの道のりから、

自分との出会いまで深堀りします。

アンパンマンとは

この作品は絵本作家、イラストレーターとして活躍した、

やなせたかし先生の最大のヒット作であり、

集大成でもある作品です。

この作品を象徴する、”顔を食べさせる理由”について、

語る前にやなせたかし先生の、人生について語ります。

やなせたかしの人生と原点

やなせたかしは、1919年(大正8年)に高知で生まれ、

本名は柳瀬 嵩(やなせ たかし)。

若い頃はデザイン、編集、コピーライター、

舞台美術、シナリオなど、

幅広い仕事を請け負っていました。

朝ドラでも描かれていますが、

彼は戦時中、中国などでの従軍経験があり、

食糧不足や飢えという苦しい体験を、

強く心に刻んでいたと言われています。

やなせさん自身が、飢えや「食べられないこと」の苦しさを強く意識していたため、

「本当に困っている人を助けるヒーローとは何か」という問いをずっと持ち続けていました。

このような背景が、アンパンマンという物語のコアとなります。

アンパンマンの歴史誕生

戦後やさしいライオンなどヒットを飛ばすも、

食べてゆくのがやっとという、

今とは比べ物にならないくらい、

苦労していたやなせ先生。

そうした中で、「あんぱんまん」という絵本が登場するところから、

先生の人生が大きく動き出します。

1.1970年『十二の真珠』

実は原初のアンパンマンは、

もともと人間でした。

空を飛べるパン屋のオヤジさん。

お腹をすかせた子どもたちに、

焼き立てのパンを降らせるという、

内容でした。

これは推測ですが、朝ドラのパン屋のおじさん。

これがアンパンマンの原案を作り上げたという、

創作を加えたと思われますが、

なかなかおもしろい伏線回収です。

2.1973年:『あんぱんまん』の初登場
1973年、月刊絵本「キンダーおはなしえほん」の一作品として、

やなせたかしが『あんぱんまん』を発表しました。
あのパン屋のおじさんが、ついに人をやめてしまいます。

このときのあんぱんまんは、

今と同じく頭を直に食べさせる

そら飛ぶアンパンの顔を持つ、

8頭身の大人として描かれます。

いま私たちが知る「3頭身で空を飛べるパンの頭のヒーロー」、

という形とは少し異なっていました。

3.1975年以降:表記や対象年齢の調整
続いて『それいけ!アンパンマン』という名で、

絵本が刊行されました。

最初はひらがな表記「あんぱんまん」でしたが、

のちにカタカナ「アンパンマン」に、

戻るなど文字表記も試行錯誤されました。
また、読者(対象年齢)を幼児(2~5歳前後)に、

引き寄せる方向でキャラクターの造形も簡素化され、

だんだんと3頭身といった、

今の姿に生まれ変わりました。

4.仲間キャラクター・敵キャラクターの拡充
物語を重ねるにつれて、

ジャムおじさん・バタコさん・しょくぱんまん・ばいきんまん・ドキンちゃんなどが、

次々登場します。
 特に、やなせさんは「アンパンマンはまず“食べさせる”ことが究極の正義だ」、

という発想を大切にしていました。

こうして、パン → 人 → パンのヒーローという変遷の中で、

「ただ戦う」だけでなく、

「助ける」「食べさせる」「慈しむ」ヒーロー像が、

育まれていったのですね。

アンパンマンの名を冠する絵本達

このアンパンマンの作品数を、

知っていますか?

なんと、950も存在してます。

でそのうち直接やなせ先生が書いたのが、

200以上あると言われています。

2009年には世界で一番登場キャラが多いアニメとして、

ギネス認定されるくらいです。

かつて、この膨大なキャラをまとめた本

“アンパンマン大図鑑: げんき100ばい★公式キャラクターブック★”

が2023年発売され、すべての世代に突き刺さりました。

その厚さは300ページを超える大作で、

かつてビレバンで目撃した、

マーヴェル・コミックのヒーローたちを集めた書籍に

見劣りしないレベルでした。

この章では、この世界を作り上げた主な絵本について、

まとめます。

[絵本の出版数・累計発行部数など]

フレーベル館によると、

アンパンマン絵本の 累計発行部数(アニメイラスト本を含む)が、
2018年時点で 8,000万部、2025年には 9,000万部 を突破し

今もなお売れ続けています。

[主な作品最新2025年版]

ここから、代表的な絵本シリーズや種類、

絵本ごとの内容の特徴を、

フレーベル館の「新刊一覧」から、

2025年時点で出ているものを、

ピックアップしてご紹介します。

最新刊アンパンマン絵本 一覧(2025年時点での新刊例)

以下は、フレーベル館「新刊 子どもの本」コーナーから掲載されている、

アンパンマン関連の絵本・児童向け新刊の例です。

タイトル発売年月価格(定価)特徴・内容の概要
それいけ!アンパンマン アニメストーリーズ コキンちゃんとハンバーガーキッド2025年9月1,298円アニメのお話(ストーリーズ)形式。コキンちゃんとハンバーガーキッドが主役。
ベイビー・アンパンマン アンパンマン がらがら もようえほん2025年8月1,045円赤ちゃん向けのモチーフ絵本。「がらがら」「もよう」など視覚的な楽しみを重視した構成。
アンパンマン メルヘン アンパンマンと すいこみどり2025年8月1,188円メルヘン調のストーリー。アンパンマンが “すいこみどり” に関わるお話。
アンパンマン あそべる! かんたん! おりがみ2025年7月880円折り紙で遊べる要素入り。親子で手を動かしながら楽しめるタイプ。
アンパンマンをさがせ!プレイス ゆうえんちで アンパンマンを さがせ!2025年7月990円探し絵・見つけ絵形式。「ゆうえんち」を舞台にアンパンマンを探す遊び要素あり。
やなせたかしのあんぱんまん1973 …(シリーズ名)発売年・月複数1,397円やなせたかし本人の“原型”シリーズを再構成したもの。「あんぱんまん1973」名義で、オリジナル版のシリーズ再版として出ている例が複数。

これらのタイトルは、

フレーベル館が “新刊” として最近発表しているアンパンマン絵本のごく一部です。

アンパンマンアニメ化へ

ちょうど今朝のあんぱんで、

ついにアニメ化への話が動き始めます。

驚いたのがあんぱん役の戸田恵子さんが、

この当時からずっと声優を務めていることです。

アンパンマンのテレビ化をめぐっては、

かなり苦労した経緯を朝ドラでも描いています。

1980年代に、複数の局・制作会社が企画を持ちかけていたものの、

なかなか実現しなかったという経緯があります。

内容についてかなり改変をされそうになり

(当時のアニメのようにスマッシュ→アウチ!!の世界etc^^;)、

断るを繰り返していたようです。

最終的には、

東京ムービー新社(現・TMSエンタテインメント)と、

日本テレビの組み合わせで、

やっと放送化が決まりました。

放送開始は 1988年10月3日

その第1話が「アンパンマン誕生」です。

ただし、放送に至るまでにスポンサーの都合や、

やなせさんとの条件調整で遅れが出た点もあります。

たとえば、日本テレビが提示した条件を、

やなせさんが受け入れることを躊躇し、

その調整に時間を要したようです。

また、当初は2クール(半年・全24話)といった限定的な枠だったり、

ネット局も少なかったりと、

初期はリスクが大きい挑戦だったようです。

[放送後の展開と発展]

アニメ『それいけ!アンパンマン』は、

以後長年にわたり放送を続け、子どもたちの定番番組となりました。

地上波放送のみならず、映画作品も多く、

今もなお広がりつけている作品です。

アニメだけでなく、舞台化、テーマパーク・ミュージアム展開、

絵本の増補版などメディアミックスも幅広くなっています。

そして、2025年現在でも「それいけ!アンパンマン」は、

いまもなお放送を継続しており、

第1話「アンパンマン誕生」のダイジェスト版が、

公式YouTubeで配信されています。

アンパンマンにまつわる中古相場

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

“アンパンマン”で、検索しました。

取引数は25,992件、平均 2,038円、最高 351,000円でした。

最高落札された品物は、

やなせたかし先生の直筆サイン入り色紙です。

このような逸品はこれからも永遠のお宝として君臨することでしょう。

アンパンマンとの思い出

自分が最初にアンパンマンと邂逅したのは、

当時、幼稚園児(1970年代後半)だった頃です。

それは、お昼すぎの絵本の時間。

先生が、「これから新しい絵本を読みます」と目の前に、

ビニールでできた大きな本をだしました。

それがアンパンマンでした。

子供心に染み渡り、以後あんこが大好きになった気がします。

それから月日は流れ、

アニメ版のアンパンマンをみて驚きました。

まさに、幼少期に読んでもらったアンパンマンの

アニメだと。

1973年に原作ができてから2年後に、

それいけアンパンマンが発行されました。

その原作を最初に目撃したのが、

1975年生の世代かもしれません。

それから約半世紀。

未だに続くこの作品は、

日本人の偉大なレガシィ(遺産)と、

なりつつあります。

まとめ

たまに勝手にハリウッドが実写化しないかと、

恐怖(ドキドキ?)していました。

調べたところ流石にアメリカでは、

殆ど知られていないのでホッとしました。

しかし、自分の人生がアンパンマンと共に歩んでいたのかと、

あらためて驚きました。

当社では、アンパンマンにまつわる品物について、

出張買取します。

お気軽に、お申し付けください。