尺、間、寸、立米など職人さんが使う単位について深堀りします。リユースでも道具を扱う上では、避けられないお話です。

川崎市宮前区で、

不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。

田園都市線梶が谷駅から、

鷺沼駅行バスで10分、

東横線武蔵小杉駅から

野川台公園行バスで20分

上野川のバス停付近で、

個人の古物商として活動しています。

最近久しぶりに引退した職人さん宅の片付けを、

お手伝いしています。

そこで、間など耳慣れない言葉に、

はて?となってしまいました。

今回は、職人さんなどの世界で使われる、

日本独自の単位について改めて深堀りします。

そもそも長さを表す古い単位について

今回塗装職人さん引退後の片付け支援をしています。

そこであらためて2連はしごなどの、

長さの古い単位について解説します。

主な単位

単位意味/関係メートル法での換算値(およそ)
(しゃく)1 尺=10 寸=100分明治以降「営造尺(曲尺)」として標準化。 30.303 cm
(すん)尺の1/10。細かい長さを測る単位。3.0303 cm
(ぶ)寸の 1/10。さらに細かく。3.0303 mm
(けん)1 間=6 尺。主に建築で「柱の間隔」や“部屋サイズの骨格”を表す。 1.818 m

おまけ:

面積について出てくる「坪(つぼ)」なども合わせて覚えておくと便利です:

1 坪 = 一間 × 一間 = 約 (1.818 m)² ≒ 3.3056 平方メートル

メートルを「間」へ換算するときは、

「1 m ≒ 0.55 間」などの係数が使われることがあります。

[なぜこの単位が使われ続けているのか?]

かなり古い単位ですが、

今でも使われ続けている方法についてまとめます。

1.経験則・感覚の継承
 尺や間は、昔から「柱の間隔」「床の広さ」「畳のサイズ」など、

人の生活・体の動きと深く結びついた寸法で、

それを使ってきた経験が職人の体に染みついている。

例えば「一間の広さ」で、

部屋の落ち着きや天井の高さのバランスを、

頭に瞬時に思い描ける、という感覚。

2.実務での便利さ
 図面や設計書、不動産の間取り表示などで、

尺貫法の単位が今も使われていることがあります。

3.見栄え・伝統美への寄与
 日本建築・和室など「間(あいだ)」や「畳」のリズム、

天井の高さ、柱間、障子・ふすまの収まりなど、

伝統的な美意識を表す要素として尺貫法の比率が持つ意味が大きいため。

感覚的な居心地や「やわらかさ」が出やすいので重視される。

一部情報ですが、畳の短辺・長辺比や部屋の間取りの形式(江戸間・京間など)で、

異なるといった話題があります。

    つづいて重さの単位も紹介

    以下が代表的な単位と、

    それぞれのメートル法(主にグラム・キログラム)での換算値です。

    一部を応用して、市場の府庁が作られています。

    百貫=3500など

    単位読み方定義/関係換算値(およそ)
    かん基本となる大きな単位。1000匁(もんめ) = 1貫。3.75 kg
    きん貫の一部。160匁 = 1斤 =貫の16/100に等しい。約 600 g
    りょう匁の10倍。1両 = 10匁。約 37.5 g
    もんめ匁が基本的な細かい単位。1匁 = 貫の1/1000。 約 3.75 g
    分(ふん/ぶ)匁の1/10。約 0.375 g
    厘(りん)りん分の1/10。約 0.0375 g
    もう(または毫)厘のさらに1/10。約 0.00375 g

    ついでにリユース業界で使われる立米についても深堀り

    「立米(りゅうべい/りゅうべ)」など、

    片付けや建築でよく出てくる体積の単位について、

    ネット情報をもとに整理してお伝えします。

    重さや面積の単位とあわせて使うことが多いので、こちらも含めて。

    「立米(りゅうべい・りゅうべ)」の意味

    用語読み方/略称内容
    立方メートルりっぽうメートル(m³)メートル法での体積の標準単位。3辺(縦・横・高さ)がすべて1メートルの立方体の体積。
    立米(りゅうべい・りゅうべ/略「リューベ」)りゅうべい・りゅうべ建築・土木・片付け・残土処理など現場で使われる体積の言い方。「立方メートル」の口語的・業界的な言い換え。

    立米の換算・使い方

    定義:1立米 = 1 m × 1 m × 1 m = 1 m³

    面積(平方メートル, m²)から体積(立米, m³)を求めるには、

    さらに高さ(厚さなど)を掛ける。

    例:「面積が20平米 × 厚さ5cm」 → 20 m² × 0.05 m = 1 m³に相当。

    重さとの目安(体積 ⇔ 重さ)

    体積だけだと「どれくらいの重さか」が分からないので、

    現場での重さの見積もりのための目安がいくつかあります。

    材料/種類密度または典型値1 立米 あたりのおよその重さ
    コンクリート(普通)2.3 t/m³(1 立米あたりのおおよその質量)2.3 トン
    鉄筋コンクリートやや重め(骨材+鉄筋など)で、普通コンクリートより少し重い
    土(残土・土砂)種類・水分含有率で変わるが、だいたい 1.3 ~ 1.7 t/m³ 前後になることが多い

    久しぶりの職人さんの仕事しまいのお手伝い

    昨日から昔お世話になった人の紹介で、

    最近引退した塗装職人さんの家の片付けを、

    お手伝いしました。

    今回は、2連はしご、脚立、あゆみ板3枚を、

    ジモティーで販売しています。

    ちなみに、あゆみ板とはなにか初心者さんにもわかりやすく、

    取り上げます。

    [あゆみ板とは]

    建築現場で「歩み板(あゆみ板)」とは、

    高所で作業する際、足場枠や桟の上に板を渡して、

    “通路”や“作業床”として使う板のこと。

    材質はアルミ製、鋼(鉄)製、

    あるいは木製のものもあります。

    すべて職人さんの仕事を長年支えた、

    本物の逸品です。

    少し汚れていますが、

    動作確認したところ、

    すべて問題なく使えました。

    特に大型の2間はしごは、

    実際に伸ばすと軽々二階建ての建物の屋根に、

    かけられるくらい長いです。

    [今回の仕事]

    これらの画像を各5枚づつ取り、

    使われていた状況などを聞き出し、

    ジモティーにて出品しました。

    ちなみに、早速一つ売れました。

    その他ウォッチもついてます。

    少しでも高く販売して、

    第二の人生の資金とまでは言いませんが、

    何回かの位外食できるくらいの売上にするのが、

    自分の仕事です。

    はしごにまつわる中古相場

    いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

    “はしご”で検索しました。

    取引数は8,518件、平均 7,243円、最高275,000(車などを除く)でした。

    最高落札された品物は、

    瓦を屋根に上げる瓦揚機 マイティーパワーというものです。

    こういうもののお陰で、

    建物が建てられる本物の職人さん必須アイテムです。

    まとめ

    正直昨日出品して、今日引き渡しができるとは

    思っても見ませんでした。

    やはり、汚くても使い込まれていても、

    本物の品物には、買い手がつくということです。

    もし、あなたの会社で処分に困っている、

    はしごなど使い古した道具たち。

    当社のサービスを利用して、

    エコにも貢献してお得に処分しませんか?