川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
あの川崎交換会でも人気がある商材に、
ステンドグラスが使われたランプシェードがあります。
今回は、このステンドグラスについて
有名産地はもちろん、どのような物があるのか?
また、オトクに手に入れる方法について、
深堀りします。
色々と深堀りします。
ステンドグラスとは
まずはステンドグラスってどんなものを指すのか、
軽く解説します。
[ステンドグラスとは]ステンドグラスとは、様々な色のガラスを切り取り、
鉛の線などでつなぎ合わせて絵や模様を表現した、
光を通す芸術作品のことです。
期限は中世ヨーロッパの教会で、
聖書の内容を伝える目的で使われました。
現代では窓や家具の扉など大きなものから、
卓上ランプなどこぶりなものまで、
いろいろな用途で使われ、
愛されています。
[ステンドグラスの作り方]| 項目 | 内容 |
|---|
| 色づけ | • 溶融ガラス(ガラスを溶かしている段階)に、金属酸化物(コバルト → 青、銅 → 緑・赤、マンガン・鉄など)を加えることで、ガラスそのものの色をつける。 • また「フラッシュドガラス(flashed glass)」という技法で、透明なガラスの上に薄い色ガラスの層を重ねたものもある。遠目で見ると色が濃く見えるが、光透過・質感にバリエーションが出せる。 |
| 切断・形づくり | モデル(デザイン図)に従ってガラスを切る。中世の技術では火で熱した鉄の先端や、後にはダイヤモンドポイントなどを使って切断・削る。 |
| 絵付け・後装飾 | ガラスに直接ペイント(酸化金属を含む顔料)したり、銀ステインなどの染料を用いたりする。焼き付けて定着させる技法。これにより表情や細部(線描、陰影など)が加わる。 |
| 組み立て・支持構造 | 多くの場合、ガラス片を鉛(リード=lead came)などの枠または導線(銅のフォイルなど)で繋ぎ、複数のガラスを一体にしてパネル状にする。フレームで支持し、建物の窓や照明シェードなどに用いられる。 |
| 種類・技術のバリエーション | • リーデッドタイプ(鉛枠で繋ぐ標準的な窓ガラス方法) • アートガラス・オパールセントガラス(光の透過や拡散を工夫したもの) • フュージング/ガラスを重ねて焼き付ける技法など、現代では多様な方法が併用される。 |

有名なステンドグラス産地やメーカー
ヨーロッパを中心に作られている、
ステンドグラス達。
有名な産地と、メーカーについて深堀りします。
| 地域・工房・作家 | 特徴・重要性 |
|---|---|
| Louis Comfort Tiffany(アメリカ) | ティファニーは「Favrile glass」など独自の素材を開発し、自然をモチーフにしたランプ・窓などで知られる。ティファニー工房では女性のガラス切断部門を設け、ドラゴンフライなどのランプシェードが人気です。 |
| アール・ヌーヴォーのフランス・ナンシー派(Émile Gallé、Daum) | 植物・花を描くデザインの豊かさ、曲線美、エナメルや彫刻/彫り込み(engraving)など複合技法を組み合わせるのが特徴です。 |
| Munich(ドイツ・バイエルン)スタイル | “Munich‐style” と呼ばれる、比較的大きなパネルに写実的な絵画風の描写を施すスタイル。Franz Mayer 社、Zettler などあります。 |
| 伝統教会の中世ヨーロッパの工房 | フランス、イギリス、ドイツなどに古い教会窓、ゴシック大聖堂が多数。制作は匿名の工匠も多く、建築に密着。 |
| 工房としての Dr. H. Oidtmann(ドイツ) | ドイツのリンニッヒ(Linnich)で1857年創業、ガラス絵画・修復なども手掛ける歴史の長い工房も存在します。 |
主なステンドグラスを使った品物
ステンドグラスを用いた素敵な品物は、
複数存在しています。
気軽に手に取れる品物について解説します。
| タイプ | 特徴 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ティファニー風テーブルランプ/スタンドランプ | 植物モチーフ(ドラゴンフライ、花など)、色ガラスピースを沢山使ったシェードを持つ。オリジナルではなく復刻品・模倣品が多い。 | 見た目の華やかさがあり、照明としても実用的。価格はピンキリで、模倣品なら比較的手が届きやすい。 | 模倣品とオリジナルの判別が難しい。素材の質(ガラスの厚さ・色の鮮やかさ・ハンダなど)をよく見る必要あり。 |
| ペンダントランプ(吊り下げ式) | 吊り下げタイプで、1灯または複数灯。装飾的なシェードが付いており、天井から吊るして使う。 | 部屋の中央や玄関、階段など空間演出に効果的。照明の方向や光の拡散具合も楽しめる。 | 天井器具との相性・電気工事が必要な場合も。重さ・サイズに注意。 |
| 交換用シェードだけ/シェード単品 | 既存の照明器具に取り付けるタイプ。E26など口金規格対応のものが多い。 | 安く済ませたい人や、既存ライトのアップグレードに便利。サイズ・色・デザインのバリエーションが豊か。 | 取り付け・固定のしやすさ、重み、光源との距離(熱・明るさ)など、安全性に気を使う必要あり。 |
| ステンドグラスパネル/飾り板 | 窓などに嵌め込む、小型〜中型のパネル。幾何学模様・動物柄・植物柄などデザイン多様。 | 光を通す飾りとして窓辺にかけたり、ウォールデコレーションに使える。ランプと比べて電気配線不要。 | ガラスが割れやすいため、取り扱い・設置が慎重に必要。窓にはめ込むなら枠や支持構造を考えること。 |
| サンキャッチャー/オーナメント類 | 窓に吊るす小さな飾り。小片のステンドガラスやモザイク風ガラスを使ったものも多い。 | 価格が比較的安く、複数集めても負担が小さい。気軽にステンドグラスの色と光を楽しめる。 | 小さい分、デザイン・作りの粗さが目立ちやすい。紐やフック部分の耐久性にも注意。 |
やはり、バッグなどでも使われていた
バー◯ン風、シャ◯ル風は、
ステンドグラスでも人気のある品物です。
気軽に楽しむなら、まずは近くで売られているもので、
手ほどきを受けて、実力がついたら実際のブランド物に
手を出すのが良いと思います。

ステンドグラスをお得に集める方法
では実際にどうすれば、
よいステンドグラス製品と出会えるの?
という意見も、出てくると思います。
そこでお手軽にお手頃なステンドグラス製品を集める方法について、
紹介します。
| 戦略 | 具体例 /ヒント |
|---|---|
| 模倣品・「スタイル品」(Tiffany‐style など)を狙う | オリジナルに手が届かない場合は、ティファニー風やアールヌーヴォー風の復刻品。質の良いものを選べば見た目は十分満足できる。たとえば「ティファニー風ランプ」で検索すると、1万円台〜3万円台で中型のものが見つかることもあります。 |
| 小型パネル・サンキャッチャーなど、サイズが小さいものから集める | 窓辺に吊るす小片パネルやモザイクの装飾品は、材料費・工賃が少なくて済むため価格が抑えられる。色やデザインを楽しむ練習にもなる。 |
| ガラススクラップ/端材を利用する | モザイク用のスクラップガラスを買って、自分でパネルを作ったり、使い捨ての小物として使う。コストを下げつつ素材の質を見る目も養える。オンラインで「scrap glass / stained glass pieces bulk」で検索すると手頃なセットがあります。 |
| 中古・ヴィンテージ復刻を探す | フリーマーケットや蚤の市、オンラインマーケットプレイスで、「ヴィンテージランプ」「アンティーク風ステンドグラスランプ」などで探す。同じ型の復刻品と比べて、状態が良ければ意外とお買い得なものも。 |
| 国内ショップを活用する | 輸入品だと送料や関税でコストが上がることがあるので、日本国内のアンティークショップ・ハンドメイド作家・工房などを探すこと。状態の確認や返品対応もしやすい。 |
| ネットで探す | アマゾンや楽天市場などをのぞくと、素敵なデザインのステンドグラス卓上ライトなどたくさん販売されています。1万円を切る価格で、素敵なガレ風のランプシェードなどが家にいながら、手に入れることができます。 |

ステンドグラスの中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“ステンドグラス”で検索しました。
取引数は7,669件、平均 6,237円、最高 2,200,000円でした。
最高落札された品物は、
ティファニーの金蓮花文 ステンドグラスランプです。
さすがティファニーといえる逸品です。
こういうものは、年月が経てば立つほど
その価値が増すので、今後も抑えておきたいです。
eBayでも調べてみました。
“stained glass”で検索しました。
Seller数は21,364、Ave(平均)$66.36、max(最高)$12,600でした。
最高落札された品物は、
古い教会で使われていたステンドグラスの窓です。
これだけ大きければ、
納得の価格で日本ではかなりレアな逸品となります。
素敵なステンドグラスに出会う方法(私見)
ステンドグラス製品との出会いを、13年近く古物市場と関わる
私の視点で考えてみたいと思います。
1.ヤフオク、メルカリをのぞく
やはり、ヤフオクを定期的にのぞくと、
たまに本物の逸品と出会うことができます。
2.リユースショップ、ボロ市の活用
また、骨董を得意としている街のリユースショップや、
蚤の市や世田谷ボロ市などに出店している人と、
知り合いになることによって、
良いものを回してくれることがあります。
一般人でも、コレクションには人脈は大切だと思います。
まとめ
個人的には絵画と並んで取り扱いたい商材です。
当店でも見つけ次第確保して販売したいと思います。
出張買取、オークション代行絶賛受付中です。
お気軽に、お申し付けください。