川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
Louis Vuittonでもみんな一度は見たことあると、
思われるマルチカラー。
市場でも、最近あまり見かけなくなりました。
今回は、このマルチカラーラインについて、
歴史や魅力など深堀りします。
Louis Vuittonマルチカラーとは
市場や街中でたまに見かける、
少し変わったカラフルなモノグラム柄のアイテム。
それは、Louis Vuittonのマルチカラーラインと、
言われるアイテム達です。
まずは、マルチカラーラインについてまとめます。
[マルチカラーとは]2003年に登場したLouis Vuittonを語るうえで、
外せないラインの一つです。
日本を代表する現代アーティスト 村上隆 と、
ルイ・ヴィトンの当時のディレクター
“マーク・ジェイコブス“のコラボによって、
誕生しました。
伝統的なモノグラムを、
33色の鮮やかなカラーパレットで再解釈した大胆なデザインが、
最大の特徴です。
ブラックとホワイトのキャンバスをベースに、
カラフルなモノグラムが散りばめられているのが、
最大の特徴です。

なぜ流行って廃盤したのか?
一見すると賑やかで、
日本では流行らないと思われていた、
マルチカラー。
しかし、一時は街中でよく見かけるくらい、
人気となりました。
その魅力となぜ廃盤したのか、
深堀りします。
[魅力]1.ルイ・ヴィトンの歴史ある「モノグラム」に、
ポップアートの感覚を融合した遊び心。
ボロボロになっても、個性が際立ちます。
2.一目でわかる華やかさと個性。
バッグだけでなく、
小物(財布、アクセサリー)も展開され、
当時はセレブや、
ファッションアイコンに爆発的な人気となりました。
3.「デニムコレクション」や「チェリーブロッサム」など、
村上隆とのほかのコラボにも波及しました。
村上隆は、現代アートで一番稼いだ人物の一人なので、
説明不要な理由です。
[廃盤の理由]10年以上作られ続きましたが、
2015年7月末をもって、
正式に廃盤となりました。
廃盤の理由として公式には明言されていませんが、
以下のような要因が考えられます:
1.流行の変化とブランド戦略の再シフト(クラシック路線への回帰)
2.コピー品の氾濫によるブランド価値への懸念
3.コレクションとしてのピークを迎えたタイミングでのバージョンチェンジの判断など。
余談ですが一方で、2025年には20周年を祝して、
リイシューコレクションが登場。
Zendayaがキャンペーンに登場するなど、
再び注目を集めています。

有名なアイテムを5つ紹介
定番のデザインのボストンバッグなどに、
展開されました。
有名な「マルチカラー」アイテム5選
1. Speedy 30(モノグラム・マルチカラー スピーディ 30)
コレクションの中でも特に象徴的なアイコンバッグです。
軽量で使いやすく、日常から旅行まで幅広く活用されました。
市場でも、マルチカラーのスピーディーは少しレアで、
ジャンクでも出たらあっという間に数万円以上の、
高値となります。
2. Petit Noé(プチ ノエ)
元々シャンパン5本用のバッグとして、
1932年にデザインされたシルエットに、
マルチカラープリントを乗せた人気モデル。
収納力も兼ね備えたデザイン性の高さが魅力です。
あの巾着は、Louis Vuittonを象徴する、
アイテムだと思います。
3. Alma(アルマ)
フレンチエレガンスを感じさせる、
フォルムを持つハンドバッグ。
ホワイトマルチカラーやブラックマルチカラーで登場し、
華やかなカラーパレットが映える定番アイテムに。
4. OnTheGo MM(オン・ザ・ゴー MM)
2019年春夏に登場した新型トート「OnTheGo」をベースに、
マルチカラーモチーフをあしらったモデル。
両手が空く便利なシルエットと、
ゴールドメタル角のデザインが特徴です。
5. Eye Dare You Sac Gigantic Overnight Bag
(アイ・デア・ユー サック ギガンティック オーバーナイト バッグ)
とても大きめのスペースを備えた、
インパクトあるモデルです。
内装はリッチな赤のマイクロファイバーで、
ラゲージループやクロシェット付きなど高級感も満点。
マルチカラーにまつわる中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“Louis Vuitton マルチカラー”で検索しました。
取引数1,393件、平均 32,392円、最高 908,000円でした。
最高落札されたものは、
最新の限定版カプシーヌです。
これこそ本物の逸品です。
eBayでも検索しました。
“Louis Vuitton Multicolor”で検索しました。
Seller数は1,986、Ave(平均)$507.10、max(最高)$23,300でした。
最高落札されたものは、
村上隆とのコラボバッグ。
ミンクとオーストリッチ革を使った、
本物の珍品です。
真贋ポイント
ここで、少し難しいマルチカラーの真贋について、
解説します。
1. 定番のロゴ、金具、縫い目、コバ、まとまり。
この5つのうち、ロゴのOが丸じゃない場合や金具のサイドに、
刷毛跡やバリがあったら、
即◯です。
それ以外、縫い目、コバ、まとまりは手作りなので、
2つまでは許しましょう。
2. アルカンターラの裏地 vs 合成素材
本物の「Pochette Accessoires」は、
”アルカンターラ地(スエード調)”の裏地ですが、
偽物は安っぽい薄手の素材が使われています。
3. パターンの鮮明さ・色味の正確さ
偽物は色が淡く、
花モチーフなどの印刷が粗かったり、ぼやけがち。
本物は鮮明で正確にプリントされています。
4. スタンプのフォントと配置
本物は文字の太さや配置に統一感がありますが、
偽物は文字が薄かったり位置がずれていることがあります。
5. デイトコード(製造年月コード)
本物には製造国と製造時期を示すデイトコードが隠れています
(例:内ポケットのタグや裏地)。
ただし、コピー品でもデイトコードを、
模倣していることがあるため、
判断材料の一つとして補助的に使いましょう。
6. ステッチの精度、革の質感、ジッパー
ステッチは非常に均一・正確で、
回数指定(例:ハンドル部分は5目)。
革はドライで高品質、
本物はTalonやEclairのジッパーを使うことが多いです。
ちなみに、画像の財布は本物です。



まとめ
マルチカラーは財布などを見つけたら、
とりあえず入札します。
昔のマルチカラーは、今見てもクールだと思います。
海外でももちろん元気です。
当社では、Louis Vuittonのマルチカラーにまつわる
品物について、出張買取、オークション代行します。
気軽に、お申し付けください。