あの永遠の憧れバーキンバッグが、衝撃の価格で落札!今回は、エルメスのバーキンの歴史と今回落札した日本人コレクター、国内外の中古相場について深堀り。

川崎市宮前区で、

不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。

田園都市線梶が谷駅から、

鷺沼駅行バスで10分、

東横線武蔵小杉駅から

野川台公園行バスで20分

上野川のバス停付近で、

個人の古物商として活動しています。

今日とある日本人が、

バーキンに15億出したという報道に、

衝撃が走りました。

今回は、このエルメスを象徴する、

バーキンの魅力と歴史、

そして落札した日本人コレクターについて深堀りします。

エルメスのアイコン”バーキン”について

バーキンは、古物市場でも、ハイレベルな市場の別展(特別展示)で、

何度か見たくらいで、ほとんど市場に出回らない逸品です。

最近セカンドオークションでも登場しましたが、

180万円まで競る、異次元の打ち合いとなりました。

まずは、このバーキンについて深堀りします。

[バーキンの歴史と魅力]

1.1981~82年誕生
エルメスのバッグ「バーキン」は、

女優のジェーン・バーキンがエルメスの会長ジャン=ルイ・デュマに、

バッグのアイデアを提案したことがきっかけです。

特にエルメスが特別に制作した、

初代プロトタイプは“オリジナル・バーキン”と呼ばれ、

世界に数点しか存在しません。

2.職人技術の象徴
バーキンは熟練職人の手縫いで作られ、

素材(レザー)から金具、縫製まで非常に高い品質を誇ります。

まさにラグジュアリーの頂点です。

<小話エルメスの製品ができるまで>

ちなみに、昔”エルメスの手仕事展”という展示会に足を運んだ際、

エルメスの製品を作るための、専門学校があるということを、

初めて知りました。

そして、会場でエルメスの職人さんに、

どれくらいの期間でバッグが作られるのかと質問したところ、

だいたい1週間で、ケリーやバーキンなら一つ作れるようです。

2.希少性とステータス
限られた数量での生産、長い納期、

定価をはるかに超えたプレミア価格。

所有=成功や豊かさの象徴とされるバッグです。

まさに、孤高の存在エルメスがなし得る技だと思います。

[歴代で有名なバーキン5つ]

    次の5タイプは、一度は聞いたことがあるはずなバッグを、

    まとめます。

    1.オリジナル・バーキン(ジェーン・バーキン愛用プロトタイプ)
    初代モデル。今回なんぼやが落札した一点物で、

    ハンドバッグ史上でも驚異的な逸品です。

    2.バーキン25(ミニサイズ)
    上品でエレガント、キャリアにも最適なサイズ。

    このあたりは、ちょっとめずらしいサイズです。

    3.バーキン30/35(定番サイズ)
    ビジネスと休日の両方で使える王道サイズ。

    クロコやエトゥープ色も人気。

    このあたりは、高いホテルに入るとたまに見かけると思います。

    古物市場でも、人気で出れば200万超え不可避な逸品です。

    4.バーキン トゴ(しぼ革)/バーキン クシュベル(型押し)
    耐久性と見た目の美しさのバランスがよく、

    長く愛される素材。

    こちらも、ちょっと渋めな逸品です。

    5.限定色・コラボモデル
    ピンクやブルーなどの希少カラーや、

    アーティストとのコラボモデルはプレミア価格となりやすい。

    ピンクと言っても、見た目が可愛い適度なピンクです。

    古物市場に出てきたら、目に焼き付けたほうが良いです。

      バーキンの正規価格について

      ここでバーキンの定価について、

      (2025年現在)まとめます。

      なお、素材によっても値段が前後します。

      流石に、バッグひとつに170万。

      意外と頑張れば届きそうなのが、

      逆に怖いです。

      モデル定価
      バーキン25¥1,705,000~¥3,377,000
      バーキン30¥1,870,000~¥8,558,000
      バーキン35¥1,991,000~¥2,068,000
      バーキン40¥2,222,000

      15億!初代パーキンについて深堀り

      今までの最高額が7000万を、軽く超えた今回の初代パーキン。

      この初代パーキンについて更に深堀りします。

      誕生秘話:スケッチは飛行機で
      1984年、ジェーン・バーキンがパリからロンドンへの飛行機で、

      ストローのバスケットの中身を座席の隣にいた、

      エルメス社長ジャン=ルイ・デュマの膝に落としてしまったことがきっかけでした。

      彼女はもっと収納性のあるバッグを求め、

      その場で「嘔吐袋」にアイデアスケッチを書き、

      デュマはそれをデザインとして採用しました 。

      制作と完成:唯一無二のプロトタイプ
      完成は1985年。バーキンはこのバッグを受け取り、

      1年間ほどは使い続けたといいます。

      エルメスは後に同様のモデルを量産化し、

      バーキンとして世界に広まりました 。

      独創のデザイン要素:7つの特別な特徴

      バーキンの代名詞となる後の市販モデルとは異なり、

      プロトタイプには以下のようなユニークな点がありました:

      1.非着脱式のショルダーストラップ—後続モデルにはない仕様

      2.幅35、深さ40という混合サイズ—Birkin 35とBirkin 40の中間の寸法

      3.ゴールドめっきの真鍮ハードウェアとボトムスタッズ—後に金やパラジウムなどへ変化

      4.ヴィンテージジッパー—古典的かつ機能的なディテール

      5.ネイルクリッパーのチャーム付き—バーキンの生活感が漂うアクセント

      6.“J.B.”のイニシャル刻印—バーキン自身の名前を象徴する証し

      7.UNICEF や Médecins du Monde のステッカー跡—使用者の思想や生活まで刻まれた証拠

        これらすべてが、このバッグを「単なるバッグ」以上のアート作品たらしめています。

        そしてその15億で買った嵜本社長について

        こんかい10分位の激闘を制した、

        なんぼやの社長嵜本社長について、

        なぜ購入したのか理由も解説します。

        生まれ:1982年4月14日・大阪府堺市出身

        サッカー経験:関西大学第一高校~ガンバ大阪に入団、

        公式戦出場は4試合ほど。

        21歳で戦力外を受け、22歳で引退

        起業のきっかけ:父親と兄が経営するリサイクルショップで経営を学び、

        2007年にブランド買取専門店「なんぼや」を大阪で開業。

        2011年に株式会社SOU(現在のバリュエンスホールディングス)を設立。

        [なぜ15億円に迫るバーキンを落札したのか?]

        2025年7月10日に、サザビーズのオークションで落札された「オリジナル・バーキン」は858万ユーロ(約14.7~14.8億円)でした。

        その目的について、嵜本社長は次のように語っています:

        1.文化遺産としての保存・展示

        バッグを企業所有ではなく

        「社会と共有」する新しい所有モデルの提案。

        販売目的ではなく、

        文化の守り手として保管・公開する意義を掲げています。

        2.企業理念との共鳴

        「ジェーン・バーキンが体現した“自由”や“自立した美しさ”は、

        女性活躍や多様性を支える当社理念と合致する」とコメント。

        3.二次流通市場の示唆的メッセージ

        リユース業の価値創造を示すため、

        高額落札をあえて世に問いかけた意図も考えられます

        (ブログなどでも「二次流通の粗利力」が話題に)。

        もしバーキン買うならどんなのから?

        ここまで来て買うことを躊躇している、

        そこの淑女のみなさん。

        どうすれば買えるか、

        解説します。

        まずは、こぶりなバーキン25なら普通の商社の年収で、

        収まる?価格です。

        確かにかなりハードルは高いです。

        しかし、まずはここに向けて努力(貯金、副業)を重ねることが、

        重要です。まずは目的価格まで貯められたじぶんを褒めましょう。

        [エルメスでバーキンを買うため]

        ちなみにエルメスのお店で、

        バーキンを見たら30分以内に購入の意志を伝えるのが、

        習わしらしいです。

        このレベルを買える人なら、用意に超えられると思います。

        意外と大変なのが、ロレックスと並んで三顧の礼が必要となること。

        さらに、お店の人と仲良くならないと出してもらえないので、

        この価格は納得です。

        バーキンの中古相場について

        いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

        “バーキン”で検索しました。

        取引数は1,746件、平均 102,215円、最高 4,250,000円でした。

        最高落札された品物は、

        エルメスバーキン29ショルダーです。

        シンプルながらスタイリッシュさを感じさせる、

        本物の逸品です。

        eBayでも調べてみました。

        “Hermes Birkin”で検索しました。

        Seller数は515、Ave(平均)$3,271、max(最高)$36,500でした。

        最高落札された品物は、

        2023に発売された特別仕様なエルメスです。

        こういうのは、永遠に残る逸品の一つかもしれません。

        まとめ

        古物の世界それもブランド品の世界に足を踏み入れて、

        13年目になりますが、エルメスのこのレベルは見たことはないです。

        しかし、これを持っている人は何人かみましたが、

        やはりみんな強者のオーラを纏っていました。

        やはり、これを買える実力に一歩での近づけるように頑張ります。

        当社では、三鷹セカンドオークションを利用した、

        オークション代行も可能です。

        市場主にちょくせつお話できるので、

        最低落札額などきめ細やかにお話できます。

        お気軽に、オークション代行のご依頼をしてください。