ひょっとしたらあなたの実家にもあるかも?奥深い絵画の世界について深堀り。今回は、日本画について相場もさらします!

川崎市宮前区で、

不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。

田園都市線梶が谷駅から、

鷺沼駅行バスで10分、

東横線武蔵小杉駅から

野川台公園行バスで20分

上野川のバス停付近で、

個人の古物商として活動しています。

最近鉛筆画ですが、

八代亜紀さんの自画像を

取り扱いしました。

今回は、奥深い日本画の世界と

ポスターか本物か調べる方法など

色々と深堀りしました。

日本画ということはどんなもの

まずは、日本画と日本で書かれた西洋画について、

どのような基準で呼ばれるのかまとめました。

[日本画とは]

日本独自の 技法・材料・美意識 を使って、

描かれた絵画のことです。
西洋の油絵やアクリル画とは異なり、

自然素材を活かした繊細で優雅な表現が特徴です。

1.基本普通の紙やキャンバス以外の、

日本古来から伝わる“和紙”や”絹“に書きます。

2.アクリル絵の具や油絵の具以外である、

岩絵具膠(にかわ) を使います。

3.季節感や空気感、静けさなど、

目に見えないもの も表現します。

簡単に言えば、

日本の自然・心情・美意識を絵にしたものです。

実際に荒涼とした山や平原を書くと、

あたかも風が吹き荒れているような錯覚さえ覚えます。

■ 日本画の主な特徴

特徴内容
素材和紙、絹、板など。自然素材が中心。
絵具岩絵具(天然の鉱石)、水干絵具、墨など
表現線と余白を活かした、静けさ・詩的な表現
テーマ花鳥風月、仏画、風景、人物など
保存性紫外線・湿気に弱いが、うまく保存すれば何百年も美しい
飾り方掛軸・屏風・襖絵・額装など

日本画の種類

日本画の主な種類について、

深堀りします。

[日本画の主な種類]

1. 花鳥画(かちょうが)

題材としては、主に花や鳥、小動物などを描いたものです。
四季折々の自然の美しさを感じられる、絵が多いです。

例:
伊藤若冲、酒井抱一 など。これらは一般的な絵画の愛好家も、

題材にするくらい大人気です。

2. 風景画(ふうけいが)

山・川・海・田園など、日本の風土を描いたもの
季節感や時間の移ろいも大切にする

例:
横山大観、東山魁夷 など、赤富士などは代名詞です。

3. 人物画(じんぶつが)

美人画、歴史人物、神話、仏教の人物など
顔や姿勢、衣装で人物の心情を表す

例:
上村松園、菱田春草 など。動き出しそうなくらい、

リアルに書かれているのが多いです。

4. 仏画・宗教画

仏様や神様、宗教的な世界を描いたもの
寺院などに多いです。

教会のフレスコ画とは、

一味違う趣を感じさせます。

5. 装飾画・デザイン的作品

屏風や襖など、空間全体を彩るための大きな絵
金箔や銀箔を使った豪華なものも

こちらは、お寺の装飾品という、

感じとして捉えられます。

日本人が描く西洋画について

日本画の画材・美意識を継承しつつも、

西洋画(油彩・遠近法・陰影・色彩理論など)を取り入れた画家群は多く存在し、

特に近代以降に独自の表現を開拓しました。

以下、代表的な画家と、

その特徴を分かりやすくまとめます。

竹内栖鳳(たけうち せいほう)

1900年パリ万博で海外視察を経験し、

写実性の高い西洋画技法を日本画に導入しました。

影を使わず、遠近や凹凸を感じさせない独特の写実表現が魅力です。

特に動物画で「匂いまで伝わる」と評されるほど質感豊か 。

下村観山(しもむら かんざん)

狩野派・琳派・西洋美術を幅広く学び、

西洋的な色彩感覚を日本画に融合

「たらしこみ」や金地、琳派風の大胆な構図を取り入れつつ、

線描(鉤勒)や「付け立て」技法も併用。

加山又造(かやま ま たぞう)

シュルレアリスムやキュビズムなど20世紀西洋美術の思想を大胆に導入

エアブラシ使用など技術的革新も取り入れ、

琳派的装飾性と西洋のモダン要素の融合が特徴。

横山大観(よこやま たいかん)、菱田春草(ひしだ しゅんそう)

「朦朧体」:輪郭線を消し、

グラデーションで色彩と形状を描く近代表現。

伝統日本画の中に西洋画的な光の描写や色彩の重層性を持ち込みました。

黒田清輝(くろだ せいき)

外光派(印象派風光表現)を日本で普及させ、東京美術学校で教授として影響力を発揮。

『湖畔』では空気遠近法・光の表現を取り入れ、

西洋の光感覚を和らげた詩情豊かな日本的風景に昇華しました。

高橋由一(たかはし ゆいち)

江戸末期から油彩技法を学び、「日本の洋画の父」と称される。

肖像画・静物画など油彩主体で、

日本初期の本格的洋風画を制作しました。

黒田清輝、藤島武二(ふじしま たけじ)

高橋由一に続く外光派に属し、

ロマン主義から印象派への流れを取り入れた洋画的作品を制作しました。

国内外留学による技術修得を通じて、

日本洋画(洋画)進展の基礎を築きました。

彼らがいたから、いまでも日本画は人気の分野です。

ヤフオクなどでは、これらの絵を気軽に売買できるのも、

いい感じだと思います。

肉筆と真筆って何

絵を取り扱う古物市場や、

ヤフオク・メルカリでたまに聞かれるのが。

肉筆や、真筆という言葉です。

これらの言葉の違いについて、

まとめます。

[肉筆とは?]

印刷技術や複製ではなく、

作者本人が実際に手で描いたもの全般を指します。
→ 近年では、版画やリトグラフなど機械的に、

再現された作品と区別するために使う用語です。

[真筆」とは?]

真筆(しんぴつ)は肉筆の中でも、

「間違いなくその画家本人が描いた本物」を意味します。
→ 作家本人の手によることで、

作品の真正性が保証された状態です。

その他絵画における用語

偽筆(ぎひつ):他人が描いた筆跡を模倣し、

作者本人の作と偽って作られたもの。

後銘(あとめい):制作後に他者が署名を入れるなどして、

真筆だと偽る行為です。

これは、市場で普通の毛皮にハイブランドのタグを貼り付ける行為も

たまに見かめます。

真贋の見分け方

1.筆跡の質感と濃淡を拡大鏡で確認
– 印刷は点描の集合体、肉筆は線やグラデーションが滑らかです 。

2.墨の色や筆致の違和感
本画と銘の墨色や筆圧が不自然に違うものは後銘の疑いあり 。

3.落款(署名)と共箱の整合性
作者の落款・署名が作品と箱、画風と時代に整合しているか。

共箱がないと信頼性が下がる。

4.制作素材・技法の検証
和紙・絹・岩絵具など伝統画材の使用が自然かどうか。

版画なら年号・エディション表記がある場合も。

5.専門鑑定や由来の確認
鑑定書や信頼できる販売ルートの履歴があるか、

複数の専門家による一致した鑑定があるか確認。

    [誰でもできるポスターと、書かれた絵の見分け方]

    ポスターか肉筆を見分ける方法で、

    いちばん簡単な方法があります。

    それは、ルーペで絵を拡大して見ることです。

    先程も記載しましたが、

    印刷はインクを機械で飛ばして、

    描くのでドット(点々・・・)が見えます。

    対して、肉筆はそのドットがないです。

    なお、背面に”Art print”と書かれている場合は、

    名画をあえて高精細な印刷をして、

    お求めやすくしているものとなります。

    コレクター入門編や、お店の飾りにぴったりだと思います。

    絵画をお得に処分する方法

    日本にある絵を「お得に処分する」ための方法を、

    特にこれから処分を考える方に向けて、

    おすすめの3つをご紹介します。

    1.出張買取業者に査定・買取を依頼する

    メリット

    自宅で査定〜買取まで完結し、

    梱包・運搬も業者が対応してくれるのでとても手軽です。

    デメリット

    業者選びを誤ると相場より安い価格になる場合があるため、

    口コミ・実績を事前に確認し、

    査定料や手数料が明確かをチェックすることが重要です 。

    2. 宅配買取サービスで送る

    メリット

    近くに買取店が無くても利用可能、

    梱包資材を提供してくれる業者も多く、全国対応可能 。

    デメリット

    破損リスクがあり、また写真査定とは実物との差異が生じる可能性もあるため、

    複数の業者に事前見積もり依頼して相見積をとるのがおすすめです。

    3. オークションまたは委託販売に出す

    美術品オークション会社への委託

    SBIアートオークションやクリスティーズなどでプロに仲介を依頼でき、

    競り合いによって相場以上に高値がつく可能性があります。

    ネットオークション・フリマアプリに出品(例:ヤフオク・メルカリ):

    手数料や発送の手間こそありますが、

    自分で価格設定でき、買取店に断られた作品でも、

    売れるチャンスがあります。

    日本人画家の絵画の中古相場

    いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

    “日本画”で検索しました。

    取引数は15,405件、平均 16,797円、最高 3,631,100円でした。

    最高落札された品物は、平山郁夫の”延暦寺”です。

    こういう名画を、ネットですがただで眺められるのが、

    ヤフオクの魅力の一つかもしれません。

    まとめ

    自分は絵は得意というか、

    なんか好きです。

    おそらくきっかけは、

    若い頃のピカソの絵を見たからです。

    あの印象派とは間逆な、

    まるで写真のような絵を子供の頃からかけるのに、

    衝撃を受けました。

    当社では、絵画にまつわる品物を、

    出張買取、オークション代行します。

    気軽に、お問い合わせください。