あなたはいくつ知っている?日本伝統のバッグたちについて、その魅力、歴史など色々と深堀り。もちろん、中古相場についても。

川崎市宮前区で、

不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。

田園都市線梶が谷駅から、

鷺沼駅行バスで10分、

東横線武蔵小杉駅から

野川台公園行バスで20分

上野川のバス停付近で、

個人の古物商として活動しています。

今日は月一の三鷹セカンドオークションの開催日でした。

そこで、日本伝統のバッグや財布が数多く登場しました。

今回は、日本発祥のバッグについて、

深堀りしたいと思います。

今日の三鷹セカンドオークションについて

本日もセカンドオークションのお手伝いをしました。

今回は、シャネルエルメス、グッチ、LOUIS VUITTON、

FENDIなど、財布やアクセサリー、サングラスなど

小物が多く出品されていました。

もちろん王道のハイブランドバッグや、

名物香水コスメの競りも、

大入りだったと思います。

自分も、仕事の合間で軽くつまみました。

そうした中、印傳屋の小物や、

山葡萄で作られた和装小物も出品されました。

このバッグや小物達は、

実は世田谷ボロ市でも、

専門店があるくらい、

大人気な品物達です。

今回は、この山葡萄など日本の職人の手で作られた、

バッグたちについて、色々と深堀りします。

日本発祥の有名なバッグ達4選と魅力について

まずは、日本発祥のバッグについて代表的なものを、

山葡萄以外で、5つ紹介します。

1.甲州印伝バッグ(こうしゅういんでん)

産地:山梨県甲府市

素材&技法:鹿革に漆で模様を施す漆付け、

燻(いぶし)、更紗と呼ばれる伝統技法で作られます。

魅力:軽く柔らかい鹿革が、使い込むほど光沢を増す 。

漆の模様はぷっくり盛り上がり、防水性・耐久性に優れます。

さらに、多彩な柄にも意味があり、

小桜・蜻蛉など四季を彩る柄には、

魔除けや縁起の意味が込められています。

さらに戦国時代には武具にも使われ、

武田信玄の信玄袋は有名 。

eBayでも財布など小物は、人気があります。

2. 裂織バッグ(さきおり)

産地:東北地方(青森・山形など)をはじめ全国

素材&技法:古布を裂いて縦横に織り直す、再生織物

魅力:古布を活かした一点もの、サステナブルでエコな精神を宿しています。

素朴で温もりある風合い、

カジュアルから和洋装いに馴染む。

メルカリやハンドメイド市場でも人気で、

数千円〜一万円台で入手可能。

じつは、趣味の世界としても奥が深く、

年齢性別はもちろん、

障害者でも気軽にものづくりを楽しめます。

3. 柿渋染バッグ

産地:京都、愛媛、福井など

素材&技法:柿の渋(タンニン)で、

綿・麻素材を染ると、色止め・防水化されます。

魅力

経年で色が深まり、独特の渋い茶褐色に変化する。

抗菌・防腐・防水効果があり、実用性が高い。

ナチュラルな風合いで、和装やカジュアル服とも相性抜群。

こちらもデザインによっては、状態が悪くても5000円以上で

取引されます。ちなみ海外でもベジタブルタンニンとして、

HIROFU、gentenなど人気があるブランドがたくさんあります。

4. 竹細工バッグ

産地:大分県(別府)、静岡(掛川)、京都(嵯峨野)など

素材&技法:孟宗竹・真竹などを編んで成型

魅力:軽くて丈夫、通気性バツグンです。

職人の手技が活きた緻密な編み模様や網目の美しさ。

夏の装いに涼しげなアクセントを加えます。

こちらも、自宅にあるクマのぬいぐるみのような

あっと驚く作品が多数存在します。

5. 西陣織バッグ

産地:京都市西陣地域

素材&技法:絹織物(錦・金襴・綴織など)を帯地や反物から使用

魅力:華やかで豪華な織柄はバッグ自体がアートレベルに、

美しいです。

披露宴やパーティーなど、フォーマルシーンにも使えます。

モダン&クラシックデザインのバタフライで、

着物にも洋服にも使える。

こちらも、和装小物としていまでも人気が高いです。

個人的には一押しな、山葡萄のバッグについて

実は山葡萄のバッグは一度取り扱ったことがあり、

その上品な香りやデザインに驚かされました。

この山葡萄のバッグについて、深堀りします。

山ぶどう蔓(かご)バッグ

産地・素材

主な産地:岩手・青森などの東北地方、山形、奥会津三島町など

素材:野生の山ぶどうの蔓の樹皮を乾燥・剥皮・整形し、籠ひごに加工

技法・編みパターン

六角編み、網代編み、市松編み、亀甲編みなど、幾何学的で伝統的な編み模様が特徴。

魅力ポイント

経年変化が美しい

1.使い込むほどツヤと深みが増し、“育てるバッグ”として楽しめます。

2.堅牢・耐久性

蔓自体がとても丈夫で、東北の自然環境を経て育った素材は、

耐摩耗性に優れ、長く使えます 。

3.自然な風合い

4.茶褐色の色調や素朴で温かみのある質感が、和装・洋装問わず調和します 。

5.職人の個性が光る

“ちいくろ工房”など、蔓採取から編みまで一貫して手掛ける、

作り手の個性が表れた一点物が多い。

6.機能性

内布や柿渋染が施されている製品は、

防水・防菌性も備え、実用性が高い。

    これら和装バッグとの出会い方

    日本発祥ですが、どこにゆけば出会えるのかは

    意外と知られていないと思います。

    今回はあえて、新品VS中古で貴女にぴったりなバッグとの

    出会い方についてまとめます。

    新品を選ぶなら

    専門工房・ブランド公式から:
    “ちいくろ工房”など、採取から編むまで、

    職人自ら行う工房の製品なら品質・保証付きで安心。

    産地直売・百貨店催事で実物を見て選べる!
    質感・香り・編みの緻密さなど、

    触れて選ぶと満足感が違います。

    中古で掘り出し物狙い

    フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)
    印伝・西陣織バッグなどは4,000〜10,000円台で、

    状態のよい中古が見つかります。

    ヤフオク・専門リユース店

    中古のだけど新品同様の高級バッグも。

    返品や保証がある店を選ぶと安心感◎ 。

    ベストなバッグを見つけるための3ステップ

    1.目的とスタイルを明確に

    素材・職人背景をチェック

    やまぶどうなら網代編みか六角編み?どんな品質基準か?

    工房直販か?保証はどうなっているか?

    2.状態・価格・価値を比較

    新品なら定価・仕様・証明書付きか。

    中古なら傷・匂い・全体の劣化状態を写真でチェック、価格とバランスを見る。

    フリマやオークションでは、真贋鑑定済・評価の良い出品者を選ぶのが安心です。

    山葡萄にまつわる中古相場

    いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

    “やまぶどう”で検索しました。

    取引数は85件、平均 11,385円、最高 85,000円でした。

    最高落札された品物は、

    柿渋染めの新品のバッグでした。

    やはり、柿渋はどんなバッグでも大人気です。

    ついでに”和装バッグ”でも検索しました。

    取引数は2,139件、平均 3,888円、最高 141,001円でした。

    最高落札された品物は、

    昭和レトロな、ビーズバッグまとめ売りです。

    こういう感じでまだまだ、以外なものが需要あります。

    ちなみにeBayでも”Japanese style bag”調べたところ、

    2番めでビーズバッグ&ぞうりセットが、

    300ドル超えというすごい結果となりました。

    まだまだ和装バッグには、夢がありますね。

    まとめ

    古物市場でもちらほら目にする、

    和装バッグ。

    このあたりの知識は覚えておいて、損はないかもしれません。

    今後も、知識を蓄え日本の魅力を海外に発信できるように、

    なりたいと思います。

    当社では、山葡萄をはじめとした和装バッグについても、

    出張買取、オークション代行します。

    お気軽に、お申し付けください。