川崎市宮前区で、
不用品買取や
大人の断捨離を
支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで
20分上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
本日仕事で今年最後の川崎交換会に、
行きました。
その時に、とある看板を見つけました。
今回は、タイトル通りに安心して象牙製品を、
売ることができる方法についてまとめます。
今日の交換会
今日12/9は、今年最後の交換会の日でした。
今回は、今年最後ということで、
いつもより盆回しと呼ばれる、
少しお高いものを売る場に出る
荷物の量が多いと言われて期待してました。
実際に、墓地横で競られる、
家具など大型な品物は控えめ。
地下駐車場は、いつもより箱入りの
通称贈答品やレコードなど多めでした。
やはり年末の大掃除が始まっているのかなと、
思いました。
ちなみに、今回は仲間の荷物を代理販売したため、
買いは控えました。(といっても年末相場が高い、、、。)
なので、午前10時にスタートして、
自分の競りが終わったのが17:00過ぎ。
外に出るとまるで、山奥のキャンプ場にいるみたいに、
真っ暗でした。
帰り際に、帳場に気になる看板がありました。
それが、”特別国際種事業者”という文言が、
書かれていました。
特別国際種事業者とは
この”特別国際種事業者”とは、
環境省管轄の、
“一般財団法人自然環境研究センター”が、
管理する資格を持つ業者のことを指します。
[特別国際種事業者とは]一般財団法人自然環境研究センターのサイト、
引用します。
“「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(「種の保存法」)」が、
平成29年(2017年)6月2日に改正され、
平成30年(2018年)6月1日に施行されたことにより、
象牙事業については届出制が登録制に変わりました。
これにより、有償無償を問わず、
日本国内で象牙製品等の取引を業として行う場合は、
あらかじめ特別国際種事業者の登録が必要です。”
<象牙製品などとは>
種の保存法第12条第1項第4号で規定される
「特別特定器官等」のことを指し、
“象牙の加工品“のほかに、
“カットピース”や”端材”などの、
材料のことを指します。
特別国際種事業に係る制度は、
象牙製品等の国内取引を規制・管理するためのもので、
象牙や象牙製品等を日本へ持ち込むことや、
日本から海外へ持ち出すことは、
ワシントン条約や外国為替及び、
外国貿易法等により出来ません。
特別国際種事業者になるには
この資格を得るには、
センターに特別国際種事業者の、
登録申請する必要があります。
登録には以下の金額がかかります。
登録免許税:90,000円
登録手数料:33,500円
注意)”5年”ごとに更新が必要です。
手続きは自然環境研究センター事業登録機関宛てに、
行ってください。
詳細は、センターのサイトを参考にしてください。
象牙の取引について注意点
平成30年から施工された法律により、
象牙本体はもちろん、
象牙を使った製品の国内取引自体が、
原則原則特別国際種事業者しか
出来ない仕組みとなっています。
もし、この資格がない状態で、
象牙を売ると法律に抵触する
可能性が高まります。
もちろん、この資格をしている状態で、
無資格者に販売すると、ひょっとしたら
法令違反となる可能性があります。
なお、国内の取引のみであり、
海外の業者との輸出入ともに、
ワシントン条約にて、
取引自体禁止されています。
象牙製品を取り扱える業者を見分けるコツ
この資格を持っている業者は、
自然環境研究センターのサイトにて
名簿が公開されています。
もし象牙にまつわる製品を含む品物を、
販売するときは、同センターに
公開されている名簿を確認しましょう。
また、平成30年からはラミネート製の
プレートに変わっています。
以前使われていたステッカーは、
向こうとなっているので買取店に
持ち込む際は、気をつけてみましょう。
象牙の中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“象牙”で検索しました。
取引数は5,257件、平均 18,820円、最高 980,000円でした。
最高落札された品物は、
20キロを超える一本牙です。こういう本物を扱うときは、
必ず資格を持つ業者と取引しましょう。
まとめ
今日は仕事で色々と学べました。
やはり市場に一度行くだけで、
回収10回分くらいの経験値が得られます。
当社では、象牙にまつわる品物は最新の注意を
払って対応します。
もしどうしても売りたい場合は、
この市場を紹介するので、相談するのもありです。