あなたは大丈夫?認知症判定を受けると、できなくなることがあります。

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

昨今問題となっている遠い実家の相続。本日は実家の生前整理するときに、最後の山と思われる認知問題についてまとめました。認知問題は、手順を間違えると大変なことになることもあるので、注意喚起もあります。

もし土地を持った状態で認知症になったら

あなたの親や親戚が家や土地を持った状態で、物忘れが激しくなったり足腰が立たなくなり始めた時。行政や医療機関を経由して介護認定をうけると、生活を補助してもらえます。しかし、同時にかなり困ることとなります。なぜなら、土地や建物を処分することは法律行為であり、認知の問題の有無が大きく関わるからです。今回は、私の体験談をベースに語りたいと思います。

認知症判定と判定レベル

認知症判定をするのは、医療機関で行います。以下のように、判定がされます。

– 認知判定

軽度認知障害(MCI): 記憶力や判断力などに少し問題が見られる状態。まだ日常生活に大きな支障はないことが多いですが、進行する可能性があります。極初期の認知症です。

軽度認知症: 日常生活に支障が出てくるレベル。物忘れが少しひどくなり、簡単な家事や買い物などが難しくなることがあります。これくらいなら、まだらボケとも思えます。

中等度認知症: 記憶力が大幅に低下し、徘徊や幻覚などの症状が出ることもあります。少し重症な認知症となります。訪問介護、施設に入るなど、他人の手助けがひつようです。

重度認知症: 日常生活のほとんどのことができなくなり、介護が必要となります。一番重い状態です。家族の名前もわからないレベルです。ここまで来ると、後見人が必須となります。

認知症判定を受けた場合は、以下のメリットとデメリットがあります。

メリット

適切な介護サービスの利用: 要介護認定を受けることで、介護保険サービスを利用できるようになります。訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々なサービスが利用可能です。
医療的なケア: 認知症の進行を遅らせるための薬物療法や、症状緩和のための治療を受けることができます。
地域の支援: 地域包括支援センターなど、地域で活動している機関から様々な支援を受けることができます。
本人の権利保護: 認知症になると、契約能力が低下することがあります。成年後見制度を利用することで、本人の財産や権利を守ることができます。

デメリット

相続が難しくなる:法律行為なので認知症になると、正常な判断ができなくなるからです。次章で、詳細をまとめます。

精神的な負担: 認知症と診断されることは、本人にとってもご家族にとっても大きなショックとなることがあります。

社会的な偏見: 認知症に対する誤解や偏見があるため、周囲から差別を受ける可能性があります。

経済的な負担: 介護サービスの利用や医療費など、経済的な負担が増えることがあります。

認知症判定を受けた場合にできくなる法律行為

もし、認知症判定を受けた場合。できなるなる行為のうちに、最大のものは土地や建物の売買ができなくなることです。

なぜなら、土地や建物の売買は大きなお金が動くのに、そんな状態で販売しようとすると、詐欺師に騙され余計な出費が発生したり、最悪悪い人に全てを奪われます。なので、出来ることなら、認知症判定を受ける前に、土地や財産の処分を進めましょう

土地を片付けるのは大変

このように、土地を生前整理するのは本当に大変です。こういうときは、個人で行いたいと思いますが、できれば弁護士を頼るのが良いです。

理由は、手続きが煩雑かつ、土地は大きな売買であると同時に、所有権移転登記など複雑な手順を踏む必要があるからです。一応、3つの方法がありますが、一番きつい後見人になると戸籍に傷がつきます。

弁護士を呼ぶ前に、行政で無料相談を受けましょう。

川崎市では、予約制ですが30分で弁護士に無料で相談できます。

今回は、この仕組みを利用して頭の整理ができました。

https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000055209.html

まとめ

今日は、土地の売買と認知症判定についてまとめました。土地の売買は宅建士など始業が深く関わる人生で一番大きい法律行為です。なので、一度弁護士などに相談することが大切です。

当社では、直接取扱は難しいですが、気軽に相談してください。なお、機会がありましたら、詳細をまとめたいと思います。