あなたは幾つ知ってる?レトロゲームを気軽に遊ぶのに必要な、互換機の世界を深堀り

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最近高騰しているレトロゲーム。それに呼応する形でレトロゲーム互換機も熱いです。今回は、国内外で作られるレトロゲーム互換機についてまとめます。もちろん、一番ホットなあの互換機と、中古相場についてもまとめます。

レトロゲーム互換機とは

ゲームの互換機とは、ファミコンなどレトロゲームを実機以外で楽しめるように開発された、社外品とも言える本体たちです。その歴史は、90年代から始まります。

[互換機の歴史黎明期~衰退]

ファミコンがまだまだ元気だった、90年代。しかし、ファミコン本体は、新品一台1万円以上するファミコン本体を、気軽に買うことは難しかったです。

そうした中、3000~5000円くらいで気軽にファミコンのソフトが楽しめる、互換機が登場しました。当時は、まだまだ本体の精度が低いので、遊べないソフトが多かったです。中には、買ったその日に壊れたなどという逸話が残るくらい脆弱でした。それでも、お金のない学生さんの強い味方でありました。

その後、スーパーファミコンの互換機まで登場しました。しかし、その後90年代半ばになるとCD-ROMを扱えるハードが登場し実機での開発は一時落ち着きました。

[エミュレーターの登場]

しかし、2000年代に入るとパソコン上にゲームのデータを書き出すマジコンでソフトを吸い上げパソコン上で遊べるエミュレーターが登場しました。高性能な、アーケード、プレイステーションやNintendo64などの高性能なゲームハードのソフトを、パソコン上で遊べるようになりました。しかし、この頃から違法ダビングや海賊版ソフトについての規制が厳しくなり、再び沈静化しました。

[2010-2020年高性能な互換機の登場]

しかし2010年代に入ると、レトロフリークやポリメガなど高性能な実機が登場しました。この本体たちは、内部にエミュレーターを内蔵しているため、複数のレトロゲームを遊べるだけではなく、オートセーブ等かなり遊びやすくなりました。

今や世界中で、レトロゲームの実機が減り続ける中、遊ぶには必須アイテムとなっているのが、レトロゲーム互換機です。

大人気なレトロゲーム互換機8選

国内外で、開発が続いているレトロゲーム互換機達。今回は、国内外で大人気なレトロゲーム互換機7つを取り上げます。基本的にファミコンやスーパーファミコン遊べるのは当たり前ですが、Nintendo64、メガドライブ等マニアックなハードや、近代のCD-ROM対応の機種も対応する互換機は高額となります。とくに都市伝説として語られる、Polymegaは何でもできる互換機の王の名をほしいがままにしています。ちなみに注文して1年待つのは短いようです。

1.RetroN 5
対応機種:NES、SNES、Genesis、GB、GBC、GBA、FCなど。
特徴:HD出力で画質が向上。セーブステート機能で好きなところから再開可能。
価格:約150~200ドル(約16,000~22,000円)。

2.Analogue Super Nt
対応機種:SNES/SFC

特徴:オリジナルハードウェアに忠実。HDMI出力で高品質な映像。ラグが少なくストレスなく遊べる。
価格:約200~250ドル(約22,000~28,000円

3.Polymega
対応機種:モジュール式で、NES、SNES、Genesis、TurboGrafx-16、PS1等多くのハードに対応。
特徴:HD出力、セーブステート、ゲームのバックアップ機能。デジタルストアでゲーム購入も可能。
価格:基本ユニット約450ドル(約50,000円)、追加モジュールは約80ドル(約9,000円)程度。

4.Retro Freak
魅力:12種類以上のカートリッジに対応(FC、SFC、MD、GBシリーズなど国内ハード全般)。
対応機種:HDMI出力で高画質。セーブデータの管理が容易。

価格:約150~200ドル(約16,000~22,000円)。

5.Hyperkin RetroN 77
対応機種:Atari 2600専用互換機。
特徴:HDMI出力対応で現代のテレビでも遊びやすい。シンプルで低価格、初心者向け。
価格:約80~100ドル(約9,000~11,000円

6.FCコンパクト (Columbus Circle)
対応機種:ファミコン互換機で、オリジナルのファミコンカートリッジに対応。
対応機種:小型で軽量、持ち運びやすい。現代のテレビでも使えるAV出力。
価格:約3,000~5,000円。

7.FCコンパクトデュアル (Columbus Circle)
対応機種:ファミコンとスーパーファミコン。
特徴:AV出力で現代のテレビにも接続可能。手頃な価格で多くのゲームを楽しめる。
価格:約5,000~7,000円。

互換機の魅力とは

レトロゲーム互換機の魅力について5つ上げます。

1.実機を探すより、簡単に手に入ります。実機はどんどん数が減っています。さらに普通にゲームが遊べるものは更に減ります。そうした中、現代でも開発されていて、いつでもどこでも懐かしいゲームを楽しめます。

2.ハードに、数多くのソフトをダウンロードすることによって、ロード時間の短縮など、快適に遊ぶことが出来ます。一度アップできれば、残りのソフトはコレクションとして残しましょう。

3.最新のテレビにも接続できるよう、映像・音声のHDMI出力に対応しています。この結果、パソコンに繋いでゲーム実況のハードルも下がっています。

4.ハードにセーブが可能なため、バックアップ電池が切れたゲームでもセーブが可能となります。また、オートセーブも可能なので、難しいゲームの攻略やマルチエンディングをすべて回収するチャレンジのハードルが下がります。

6.セーブデータをSDカードにアップロードできるので、どこででも楽しむことが出来ます。

知らないと危険?互換機にまつわる法律

実は、レトロフリークを開発した会社の幹部が2020年に、”不正競争防止法”にて捕まりました。理由は、内部で働くエミュレーターに関わる部分が法に触れていたようです。

ネット情報ですが、一度ゲームをエミュレーターに落とし込んで個人で楽しむまでなら問題ないらしいです。しかし、その技術を使って、ゲームソフトを割ったり、データが入ったSDカードを販売した場合は、違法となる危険性があります。ちなみに、最近はゲーム実況配信でも、ゲーム開発会社のルールに従って配信をしないと、動画が消されるばかりか会社から訴えられる危険もあるので、注意が必要です。

基本的に、互換機でも、”個人”で楽しむのが大前提となります。なので、便利だからといって遵法意識をもってルールの中で楽しむ遊びましょう。

互換機の中古相場

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

シンプルに”レトロゲーム 互換機”で検索しました。取引数は142件、平均 17,060円、最高 118,250円でした。最高落札された品物は、珍しいPanasonicのゲームキューブ互換機Qです。出た当時から幻の逸品で、壊れていても5万以上で取引されています。

まとめ

レトロゲーム互換機は、今後もっと発展すると思います。なぜなら実機は、もっと減ることはあっても増えることはないからです。当社では、実機はもちろんレトロゲーム互換機も喜んで、出張買取します。気軽に依頼してください。みんなで、楽しくゲーム文化を守ってゆきましょう。これは、国内外問わずゲームを愛するすべての人と一緒です。