すずめの戸締まり再び世界へ。世界規模の監督なった新海誠について少し解説。と、それにまつわるお宝も紹介

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一昨年年末アバターなど世界クラスの大作と並んで、ランク上位を長期間独占した、すずめの戸締まり。昨日の地上波放映から、続いてあの”Netflix”にて世界で配信されます。本日は、”すずめの戸締まり”の”新海誠監督”の魅力ある作品たちと、それにまつわるお宝についてまとめてみました。

すずめの戸締まりとは

すずめの戸締まりは、2022年12月に公開されたアニメ映画です。

[あらすじ]

九州の片田舎にて、静かに暮らす鈴芽(すずめ)。ある日、不思議な旅の青年”草太”に出会います。彼は、全国各地の廃墟に出現する、開いた扉を閉じて鍵を閉める”閉じ師”でした。その仕事のさなか、偶然居合わせたすずめと扉を閉めようとするとトラブルが。眼の前にダイジンという猫が現れ、草太が椅子の姿に変えられてしまいます。すずめが代理で、閉じ師を引き継ぐことで、その重要な使命巻き込まれます。それは彼女の隠された生い立ちとも関わっていました。

[解説と感想]

“ダイジン”いるところに扉ありなのでこいつを探すために、SNSを利用するのが現代的で楽しいです。

また、とにかく絵やお話が美しかったです。ちなみに裏のテーマは、震災。特にラストバトルは文字通りの大一番となります。監督も、一度あの東日本大震災について振り返ることも必要だから作ったとをおしゃっていました。ある意味、震災被害者の鎮魂の意味も含めた大作です。

新海誠とは

新海誠監督について、少し紹介します。

[出生から日本ファルコム]

監督は、1973年に長野県で生まれました。実家は地元では有名なゼネコンを営む新津組でした。体育会的な家業に生まれましたが、彼は母親に似て絵を書いたり、アーサー・クラーク、アシモフ等ハードSF小説が大好きな少年でした。

大学に進みアルバイトは、YSや英雄伝説の”日本ファルコム”。大学卒業後も、そのままゲームやアニメの制作に専念するために新津組4代目を断りました。

[ゲーム作成からアニメ映画監督へ]

そのゲーム制作の仕事の傍ら、アニメも作っていて2000年に”彼女と彼女の猫”を発表して、映画賞でグランプリを受賞。このまま2足のわらじで行くかと思われましたが、2001年に日本ファルコムを突如退社。退社理由に、ファルコムで書いていたファンタジーな絵より、自分の住む世界を書きたくなったとのことです。その時の気持ちが、そのまま作品に乗っています。

その後は、2002に”星の声”や”秒速5センチメートル”などで世間のマニアに認知されました。

そして、2016年”君の名は。”で、世界デビューしました。その後も、”天気の子”など賛否が分かれるも、現代を舞台としたちょっと不思議なお話を得意としています。

[新海誠監督作品の特徴]

新海誠監督の世界は、我々の住む現実的な世界を書くため、表現のバランスをとるのが本当に大変です。しかし、彼の生い立ちを考えると、現実を舞台にするのは理にかなっています。なぜ、工事現場や廃墟がリアルに書けるのは、実家の家業が理由だったのだなと感心。

新海誠監督の作品たち

以下、監督が作り上げた作品についてまとめます。

ほしのこえ:2002年の短編作品で、デビュー作。火星で発見された先進文明の遺跡を発掘がきっかけで、謎のエイリアンとの戦いに発展。主人公と、パイロットとなった彼女の超長距離な恋愛模様を描いた名作。ラストは本当に切ない。

雲のむこう、約束の場所:2004年公開。第二次大戦後日本が南北に分断された、もう一つの世界線が舞台です。エゾと呼ばれる場所が舞台で、謎の白い塔と時間を巡る壮大なお話が展開されます。

秒速5センチメートル:2007年公開のオムニバス作品。一人の少年の視点で、異なるお話を描いているのが新鮮。

星を追う子ども:2011年公開。子供の頃に作ったことがあると思う、秘密基地が題材な少し変わったファンタジー作品です。秘密基地で出会った少年の死から、そこから迷い込んだ世界を救う冒険譚。新海監督としては、少しファンタジー色強めです。

言の葉の庭:2013年公開。雨の日に雨宿りした、公園の東屋で出会った高校生と女性との心の交流が描かれています。女性の職業がわかった時に驚きました。短い作品ですが、初めて見た新海作品。

君の名は。:2016年公開。ある日夢の中で、突然入れ替わった全く接点のない高校生の瀧と三葉。じつは、本当に入れ替わっていて、しかも瀧の世界では三葉たちは死んでいた。死を回避するために、二人が奔走する話です。

天気の子:2019年公開。雨がやまなくなった世界が舞台。離島から家出同然で東京に来た少年”帆高”と、なぜか祈ると晴れる力を持つ100%晴れ女”陽菜”との出会いと、彼女に秘められた悲しき宿命を変えるべく奮闘する人々を描く作品。賛否が分かれた作品でしたが、リアルな現代社会の生活が描かれていました。やっぱり水や都会の息遣いがリアルでした。

すずめの戸締まり:2022年公開。お話は先程書いたので割愛します。しかし、途中で震災がテーマであることに気がついてから、仮説を考えたりすることもできる作品です。個人的には、おばさんの心の声が若干怖かったけど、他人事ではないなと思いました。

新海誠にまつわるお宝について

いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。

“新海誠”でまとめてみました。

取引数は1,051件、平均 3,046円、最高 200,000円でした。最高落札された品物は、新刊発売記念のサイン入り色紙や、コラボカフェ限定の品物まとめ売りです。

まとめ売りの魅力

先ほどみたまとめ売り。一つの漫画やDVD全巻もそうですが、まとめて売ることによって、その価値が高まります。今回のように一人の監督に絞って、複数の作品にまつわるグッズをまとめ売りは、かなり有効で、ハリウッド映画縛りですが、画像のように自分も使ったことあります。

もし実家に同じ人の異なる作品について、コレクションしている場合は集めてみると売りやすくなる場合があります。

まとめ

今回新海監督のことをまとめて、かれの人生が作品に反映されているなと感じました。宮崎駿監督とは一味違う、都会の喧騒と息遣いを描く力は一流だと思います。

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