今年最後の大一番。世田谷ボロ市に行ってきました。そこで感じた変化と、仕入れにも使うさいの注意事項について

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

先日12/15-16は、世田谷ボロ市に行ってきました。今回は、16日の午後になりましたが、行くことができました。そこでコロナ禍を経てボロ市に変化が見られたので、まとめたいと思います。

世田谷ボロ市について軽く解説

世田谷ボロ市のサイトから一部引用します。

[ボロ市の歴史]

時は安土桃山時代。当時関東地方を支配していた、小田原城主北条氏政が、天正6年(1578年)世田谷新宿の世田谷城のお膝元で楽市を開きました。楽市とは免除なしでも、商売ができる場所です。これが、ボロ市の始まりとされています。やがて、北条氏が豊臣家に滅ぼされ天下が徳川家に移ると、世田谷城は廃止されました。しかし、その後もこの場所で、不定期に開催されていました。その後、明治の世になって新暦が使われてから正月15日に開かれ、やがて12月15日・16日の両日、正月にも15日・16日の両日開かれるようになり現在に至ってます。

[ボロ市の名前の由来]

名称はかつて、歳の市とも言われていました

ボロ市の名称の由来は、明治20年代この場所では主に、着物のきれはしなどを中心に販売していたかので、あだ名としてつけられました。その後、農耕器具やお正月の飾りなど取り扱うお店が増えました。第二次世界大戦後に、正式にボロ市の名前に変わりました。

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世田谷ボロ市の歩き方

世田谷ボロ市が開催されているのは、世田谷線の世田谷~上町一帯の商店街を中心に開かれています。当日のアクセスは、田園都市線三軒茶屋駅から東急世田谷線に乗り換えます。そこから5つ目の駅世田谷で降りることをおすすめします。車での乗り入れは、場所が狭くて難しいからです。

道路を渡ると、すでに数多くの出店があります。その後は、大きな道路をわたり商店街一帯に数百店舗に渡るお店が開かれています。売られている品物は、日用雑貨はもちろん、人形や古いおもちゃ、骨董品、古道具など、アンティークな雑貨。ブランドバッグやアクセサリー、時計など定番の高級アイテムも数多くあります。

中には、戦前の教科書をあつめて販売している珍しいお店もあります。それらがごちゃまぜに並んでいて、まさに街全体が一昔前のドン・キホーテのジャングル陳列と化しています。

人通りが多く歩くだけでも、大変ですが本当に歩くだけで一日過ごせるのが最大の魅力です。

注意点としては、トイレが少なくコンビニなども、当日はトイレ貸出NGが大半です。なので、事前にトイレポイントを把握することが必須となります。

今年と来年1/15-16のボロ市の概要について、以下の世田谷区のリンクに詳細が乗っていますので、ご参考にされてください。

https://www.city.setagaya.lg.jp/setagaya/001/003/d00125000.html

今年行った感想と仕入れにも使える攻略法

今年は16日午後に行きましたが、とにかく人通りが多く歩くのが大変です。

また今年は外国人の方の姿を、大勢見かけました。中国や韓国などアジアはもちろん、恐らくヨーロッパの蚤の市を歩いていそうなヨーロッパの人々も大勢いました。これからもどんどん国際色が強まると思います。

しかし、いままであったお店が消滅していたり、規模が縮小されたりと高齢化の波がボロ市にも迫っています。しかし、新たなお店が参加していて、様相がガチのフリマのようになりつつあるのも、楽しいです。時代の変化を楽しめるのも、ボロ市の魅力です。

[ボロ市の歩き方]

警察と、ボロ市の運営から左側通行と指導されているので従いましょう。というか、人が多すぎて外国人の方も率先して守らざるを得ない位、混んでいます。人混みが苦手な方は、覚悟したほうがいいです。

食べ物確保については途中で、レストランもありますが、出店が中心となります。小銭をたくさん用意しておきましょう。

[攻略ポイント]

最低2周することを、おすすめします。結構取りこぼしが多いからです。また、一周目はスルーしていたけど、気になって入ったら、お宝があった経験もあります。

また、時間帯によっては値段が変わっているケースがあります。以前は最初は1万円がつけられていた毛皮が、最終日になったら、5000円くらいで投げ売りする場合も見かけます。

また、フリマと同じように値段交渉ができる場合もあります。腕に自信があれば戦うのも有りです。

さらに、仕入れに使うときに見ておきたいポイントは、その店で明らかに浮いている商品を探すことです。例えば、古道具のお店にぽつんと置かれたバッグやゲームソフトなど。ブランド品は、真贋能力は必須となりますが、古物市場より安い場合があります。理由は、彼らはメインの商材で売上が成り立つため、守備範囲外の品物にかんして値付けが甘くなるからだと思います。

これは、あらゆる面で応用が効くので、是非真贋能力に自信があればチャレンジしてほしいです。

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まとめ

今回も、釣果は上々です。詳しく知りたい方、お気軽にメッセージください。まさに、ボロをお金に変えられる経験は、独特の快感すら覚えます。しかし、ここで買われないと捨てられる場合もあると考えると、捨てる神あれば拾う神あり精神は大切だなと感じます。

当社では、昭和レトロな古道具からレトロゲーム、ブランド品など幅広く出張買取などしますので、お気軽にお申し付けください。