思い出のゲーム屋が目の前に。関西の名店”因数3”に行ってみた。

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援する”ものと人生の水先案内人アニー堂”です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

先日毎年恒例行事で墓参りに行ったときに、前から行きたかった、海南の名店”因数3″にやっと行けたので、ゲーム買取店の今を含めて、まとめてみました。

関西の中古ゲーム屋因数3に行ってきました

先日8/27。私は毎年恒例の京都から、とある目的を持って和歌山の海南駅にある”因数3”というお店にお邪魔させていただきました。

まずは、このお店どう読むと思いますか?

“インスウスリー”と読みます。これで、さらにどんなお店か謎が深まったと思います。答えは、ファミコン中古ショップです。ど派手な看板に、一瞬スナック的なものかと思いました。看板がボロいので、潰れているのかなとも。

しかし、中を覗くと、驚きの光景が広がっていました。

このお店に興味を持ったきっかけ

この地を発見出来たのは、数年前から墓参り用の花屋を変更して、ルート変更をしたからです。私は墓参りをすることが、恒例行事となっていて以前は、隣の駅で墓前に供える花を買っていましたが、最寄りの駅に。花屋というかお店がほとんど消えたからです。

花屋に向かう道中に、デカデカと”因数3″という店名が。数年前は、なんのお店だろうかと首をかしげるだけでした。しかし、かえって調べて大後悔。レトロゲームの聖地でした。去年は、絶対行こうと思っていました。去年は、やっと行けると思って同じ時期の月曜日に行って、大ショック。なんとおやすみでした。^^;あらためてお店の情報をグーグル先生に聞いて、絶望。なんと土日しかやっていません。

そこで、今年は必ずと意気込み、やっとお店に入ることが出来ました。

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因数3の中と感想

店内に入ると、入り口付近に店長が座っていました。そのまま半地下のお店に入ると、壁一面ゲームはもちろん、CDやフィギュア、アニメなどのDVD、そして奥には懐かし紳士のパソコンゲームが、所狭しと並んでいました。一通り歩いてこのお店は90年代くらいまでどの街角にあった、ゲーム屋そのものです。

さらに、上には何人か常連さんがいて、店長と会話していました。常連さん何かあったら電話してと、電話番号を渡すも携帯の電源が入らんので、入れられないという会話に、思わず吹き出しました。こういう感じのお店、減ったなとネットショップをしている自分が、しんみり聞いていました。とりあえず、一点購入して店長さんと常連さんとお話。これでやっと残り1割だそうです。

現在の中古ゲーム屋の現状

ふと中古ゲームを中心に取り扱う会社や、お店はどれだけあるのだろうと調べてみました。すると、全国には、202の企業が関わっていました。ブックオフや、HARD OFF、ブックマーケットなど大手から、地方に根を張る従業員10名程度の会社まで種類も豊富です。

名前を知っている会社もあれば、地域限定のお店までまだまだ元気に頑張っているようです。こういった個人で営まれているお店は、おそらく店長高齢化がすすみやがては消えゆく運命と思うと、少し悲しいです。

まとめ

今回このお店で得た経験は、懐かしいゲームを買っただけではありません。人と人の温かい交流の場としての商売の原風景を目撃体感することが出来たからです。

実店舗のもつ役割や人との関わりの場を提供するなど、地域のコミュニティを支える、インフラ的な役割です。当社では、ネットにすべて並べていますが、買い取りなどで、お客様と顔を合わす仕事も大好きです。気軽に一点から、出張買取させていただきます。