これから自分史上最大の戦いが始まります。

川崎市宮前区で、不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。田園都市線梶が谷駅から、鷺沼駅行バスで10分、東横線武蔵小杉駅から野川台公園行バスで20分上野川のバス停付近で、個人の古物商として活動しています。

去年まで、お世話になっていた川崎市のちょっと有名な鉄道模型収集家の御仁。昨年末に残念ながらなくなってしまいました。娘さんから片付けてほしいと依頼され、本日から戦いが始まります。

今回は、お互い幸せになるための片付けについてまとめてみました。

片付けしないと大変?!

片付けって大変ですよ。お金も体力もかかります。川崎では、一応長辺2mまでなら1000円で粗大ごみで出せます。なので家具数個や自転車なら1万円以内で一軒家の家具を処分することも可能です。しかし、やっぱり大きな食器棚などを、一人で運び出すのは本当に大変です。なので、億劫になって後回しにするとやがて時が流れて、、、。

片付けしない未来

このまま部屋を片付けをせずに年をとりました。やがて長年連れ添った伴侶がなくなったとき、残されたのは巨大なベッドや家具、家電など多くの粗大ごみの山。さらに、かつてむさぼり食うように読んでいた、汚れた文庫本や雑誌。それ以外着るものもまとめるとビニール袋数10袋くらいに膨れ上がります。この恐ろしい量の廃棄物の処理に困り、チラシに書かれた片付け屋に電話して、来てくれた廃品回収業業者。まとめて数百万を超える請求が来ることもあります。

片付けしないといけない理由

なぜ、ここまでかかるのか?それは、片づけと言ってもただで出来るものばかりとは限りません。実はただでゴミを処理することは実質不可能です。なぜなら、ゴミを受け入れるには土地を造成して埋立地や処分場を建設する必要があり、そのほかパッカー車や重機など必要な資材もたくさんあります。

当然そこで働く人にも給与を支払う必要もあります。実際行政も、ごみ処理に136億円(川崎市2014年)もの巨額を投じているように、ゴミを捨てるには多くの人と手間がかかっています。

ちなみに、ハイエースロングに家具をパンパンに詰め込んで、処分するのに約7万円もかかります。この費用には、当然回収業者の人件費は含まれていません。よって、家まるまる片付けて約100万というのも、納得する場合もあります。

片付けで困ったときの実例

この家のご主人は、山が大好きで山にまつわる雑誌が大量に残されていました。その他、無数の古いカップや衣服、またそれをしまうための大きなプラスチックケース。さらに、消費期限が平成20年の食料品たち。これらを2週間かけて、片付けをしました。一日佐川急便のトラックぐらいの大きさの幌付き4tを満載にして帰るを繰り返しました。

なんとか片付きましたが、トラックは10回くらい往復した上ハイエースについてはその倍位以上かかりました。おまけに処理に携わった人数は延べ10名以上。秋口なので仕事環境は楽でしたが、いつ終わるのか全く先が見えず職場の空気は、鉄くずを詰め込んだズタ袋を引きずるような、重く、淀み、沈みこむように暗かったです。当然予算も100万をゆうに超える大プロジェクトとなっていました。

正しい片付け屋の選び方。

先述した、チラシを撒いたり電話営業を中心に活動するこういう野良の業者は、まともにゴミを処理しないので、環境破壊にも手を貸すことになることにも。出来ることなら、ちゃんとwebサイトを更新していて、明朗会計な処理会社にお願いすることが重要です。一応、私がお世話になっている有限会社M&Mのリンクも貼り付けています。こちらのサイト経由で、依頼しましたらできればそのことを話してくれると嬉しいです。

https://mm-web.jp/company/

まとめ

本当に、この仕事は大変です。なかには貴重なコレクションを、なくなく捨てる羽目になったり、勉強不足でゴミと勘違いしてしまうケースも多々あります。私は幸い、ファミコン世代からの古参ゲーマーであり、趣味は映画鑑賞とオタク文化に長年たづさわっていました。

残された遺品などの処理に、私の知識が多少は役に立てると思います。思い出を振り返りながら、残された貴重なコレクションを次の人に使い継ぐおてつだいをさせてください。