川崎市宮前区で、
不用品買取や大人の断捨離を支援するアニー堂です。
田園都市線梶が谷駅から、
鷺沼駅行バスで10分、
東横線武蔵小杉駅から
野川台公園行バスで20分
上野川のバス停付近で、
個人の古物商として活動しています。
昨日は、三鷹セカンドオークションの開催日でした。
今回は、変則開催ですがたくさんの品物が来ました。
特に、スカーフが多数出品されたのでした。
そうした中、ダメージを受けたスカーフも多数ありました。
今回は、有名人気スカーフの魅力、シワシワ、
シミだらけなスカーフの復活について
深堀りします。
今回のセカンドオークション
昨日のセカンドオークションは、
連休明けの木曜日に開催されました。
他の古物市場もあるので、
物量は少なくなるかと思いましたが、
なんだかんだ言っても完全撤収まで
19:30近くまでかかりました。
もちろん、バッグ、アパレル、靴、化粧品香水など定番アイテムが、
多数出品しました。
また、数多くのアクセサリーや時計など多彩なアイテムを
見れるのが楽しいです。
今回の最大の特徴は、
メジャーブランドを中心に、
数多くのスカーフが大量に出品され、
大きな段ボールの半分近くが
スカーフで埋まることもありました。
中には、落札額が3万円以上と高価なスカーフも、
たくさん出てきました。
今回は、スカーフについて
色々と深堀りしたいと思います。

そもそもスカーフというファッションアイテムとは
まずはこの、興味がない人からは、
単なる布切れと思われがちな
スカーフというアイテムについて、
深堀りします。
スカーフとは、簡単に言うと、
「首・頭・肩・バッグなどに巻く布のアクセサリー」です。
ただ実際には、
単なる布ではなく、
防寒
装飾
身分表現
実用品
ファッション
芸術作品まで含む、かなり奥深いアイテムです。
日本でいう「スカーフ」のイメージ
日本では一般的に、
「シルク製の正方形の華やかな布」、を指すことが多いです。
用途としては、
首に巻く
バッグに結ぶ
髪に巻く
が定番です。
なので、Hermèsの「カレ90」みたいなものを思い浮かべる人が多いです。
でも本来はもっと広い概念
対して、英語圏では「scarf」はかなり広い言葉です。
防寒マフラー
シルクスカーフ
ヘッドスカーフ
ストール
バンダナ系
まで含まれることがあります。
スカーフの歴史
実はかなり古いです。
起源レベルまで遡ると、
古代エジプトや、古代中国まで行くと言われています。
元々は「実用品」
最初はオシャレではなく、
汗拭き
防寒
砂埃避け
首保護
が目的でした。
古くは、ローマ兵や騎兵も使っていました。
なぜシルクスカーフが高級化したのか
シルクは、軽い、光沢がある、発色が良い、
肌触りが良い、夏涼しく冬暖かい
という超高性能素材。
そのため、
王侯貴族・上流階級のアイテムになりました。
20世紀で“ファッションアイテム化”
特に大きかったのが、
グレース・ケリーやオードリー・ヘップバーンの影響です。
頭に巻いたり、
首に巻いたりするスタイルが世界的に流行。
そして Hermès が、
「スカーフ=芸術品」
レベルまで押し上げました。
スカーフの基本形
主に3種類あります。
① 正方形(王道)
一番高級ブランドに多い。
例:
Hermès カレ90
CHANEL大判
最も“作品感”があります。
② 長方形
細長いタイプ。
バッグ巻き
首巻き
メンズにも使いやすい。
③ ツイリー・バンドー系
細い。の一言で片づけられるくらい細いです。
最近かなり人気なアイテム。
バッグハンドル巻き
ヘアアクセ
手首巻き
など用途が広いです。

スカーフは「布」ではなく“演出装置”
スカーフって服そのものではなく、
「雰囲気を作る道具」なんです。
例えば、
地味なジャケット
無地Tシャツ
古いバッグ
でも、
スカーフ1枚で急に高級感が出ます。
だから昔から、
「少ない服を豊かに見せるアイテム」
として使われてきました。
有名ブランドのスカーフ5選
ここで、スカーフの世界でも大人気なブランドについて紹介します。
① Hermès
スカーフ界の王様です。
特に有名なのが、「カレ90」「ツイリー」。
最高級シルクツイルと、
手巻き縫いの縁処理が特徴で、
“アート作品”扱いされる世界です。
高いものの特徴
馬・神話・地図・宇宙系モチーフ
人気作家デザイン
限定カラー
ヴィンテージ初期柄
保存箱付き
ハリ(腰)が残っている
四隅がピンとしている
特に、
「色数が多い」
「細密画レベル」
は高額化しやすいです。
ちなみに、セカンドオークションで3万円を超えるアイテムは、
確かエルメスでした。
② CHANEL
シャネルはデザインの豊富さから、
“ファッション性”が非常に強いのが特徴です。
近年は若い世代にも人気です。
高いものの特徴
ココマーク総柄
チェーン柄
ジュエリー柄
90sヴィンテージ
大判
ブラック×ゴールド
特に90年代オールドシャネルは強い。
香水「No.5」モチーフや、
宝石柄は海外人気があります。
香水瓶柄の、大判は大人気です。
③ Louis Vuitton
ルイヴィトンは、バッグと連動したデザインが強い。
モノグラム柄スカーフは、
インバウンドでも人気があります。
高いものの特徴
モノグラム全面
トランク柄
村上隆コラボ
草間彌生コラボ
バンドー系
未使用保管品
ヴィトンは、
「バッグと合わせる文化」
が強いので、
細長いタイプ(バンドー)が非常に人気。
ヴィトンのスカーフは、結構レアなので、高くなるものが多いです。
④ Gucci
グッチは、
ヴィンテージ人気がかなり強い。
特に今、
70〜90年代オールドグッチが海外で人気です。
高いものの特徴
ホースビット柄
フローラ柄
GG総柄
ネイビー×赤ライン
イタリア製初期タグ
特に「フローラ」は有名。
花柄なのに上品で、
コレクターもいます。
昨日もフローラルな大判が登場して、声が出ました。
⑤ Christian Dior
近年かなり伸びています。
特にY2Kブーム以降、
トロッター柄が再燃。
高いものの特徴
トロッター総柄
ロゴ全面
ジョン・ガリアーノ期
シルク100%
ピンク系
若い女性人気がかなり強い。
数は多いですが、たまに一発があるのがディオールです。

ここで高額スカーフ共通の特徴
日本でも、古くは昭和30年台には真知子巻きなどで、
スカーフが大流行した時代がありました。
その関係で、ビンテージなスカーフが数多く眠っていると思われます。
なので、高くなりそうな柄をまとめます。
実はブランドを超えて、高いスカーフには共通点があります。
① 「柄」が強い
スカーフは、素材以上に柄で値段が変わります。
特に強いのは、
馬
宝石
地図
動物
宇宙
神話
ロゴ総柄
です。
“額に飾れそう”な柄は強い。
② 色数が多い
高級スカーフは、版数(色数)が多い。
つまり製造コストが高い。
特にHermèsは、
細かい色分けが凄い。
なので、色が複雑なほど高級感が出ます。
③ 「腰」が残っている
これが超重要です。
中古市場では、
ハリ
コシ
光沢
が残ってると強い。
逆に、
クタクタだと一気に値落ち。
④ 四隅がきれい
スカーフは、
四隅で使用感が出ます。
糸飛び
毛羽立ち
黒ずみ
があるとかなり減額。
逆に、
角が立ってると高評価。
⑤ 箱・タグ付き
特に海外販売では、
箱
リボン
タグ
小冊子
が重要。
Hermèsは、箱だけ売れることもあります。
なぜスカーフがシワシワ、シミだらけになるのか?その復活方法を深堀り
今回のセカンドオークションでは、
たくさんのスカーフが売れました。
状態も様々で中にはパリパリになってしまったものや、
シワシワ、しみがあるなど。
これらスカーフがなぜ、このような状態になるのか?
また、それらを復活させる方法を、
チャッピー先生に聞いてみました。
[回答]はい、シルクのハイブランドスカーフは本当に、
「シワ」「シミ」「ヨレ」が出やすいです。
特にHermèsやCHANELなどの高級スカーフは、
生地そのものが非常に繊細なので、
雑に扱うと一気に風合いが落ちます。
ただ逆に言うと、「正しい方法」でかなり復活します。
まず結論から言うと、
シワ → “蒸気”で戻す
シミ → “叩いて抜く”
パリッと感 → 軽い加工や織りの影響です。
シワシワになったシルクスカーフを戻す方法
一番安全なのは「スチーム」です。
シルクは熱に弱いので、直接高温アイロンを当てると、
テカリ
繊維つぶれ
光沢ムラが出ます。
おすすめ順でいうと、
① お風呂の蒸気(超安全)
これは古着屋や、ヴィンテージショップもよく使う方法です。
やり方
1.スカーフをハンガーに吊るす
2.入浴後の浴室に一晩置く
3.軽く形を整える
これだけ。
湿気で自然にシワが伸びます。
特にエルメス系のツイルシルクにはかなり有効です。
② スチーマー
衣類スチーマーを20〜30cm離して使います。
ポイントは、
近づけすぎない
水滴を飛ばさない
引っ張りながら整える
です。
「蒸気だけ」でやるイメージ。
③ アイロン(最終手段)
やるなら必ず、
低温(シルクモード)
裏側から
当て布あり
押し当てず滑らせるです。
古物市場でよく見る「テカテカの失敗スカーフ」は、
だいたい高温アイロン事故です。
シミ抜きのコツ
これ、超重要ですが、
「こする」は絶対NG
です。
シルクは摩擦で毛羽立ちます。
なので基本は、「叩いて移す」になります。
家庭でできる軽いシミ抜き
用意するもの
中性洗剤(エマール系)
白タオル
ガーゼ
水
やり方
① 裏にタオル
シミの裏に乾いたタオル。
② 薄めた中性洗剤
ほんの少しだけ。
③ ポンポン叩く
ガーゼや布で、
「汚れを下へ移す」感じ。
擦らない。押し込まない。
④ 水拭き
洗剤を残さない。
⑤ 陰干し
直射日光NG。
実は危険なシミ
特に注意なのが、
香水
ファンデーション
皮脂
古い汗
ワイン
コーヒー
です。
シルクはタンパク質繊維なので、
時間が経つと変色しやすいです。
黄ばみ化すると家庭ではかなり厳しいです。
高級スカーフが「ピンとしてる」理由
ここ、かなり面白い部分です。
結論から言うと、
「ノリだけ」ではありません。
です。
理由は主に4つ。
① 織りが高密度
高級ブランドはシルクの打ち込みが強いです。
特にHermèsのシルクツイルは、
かなり密度が高い。
だから新品時は
ハリ
コシ
反発感
があります。
安物ポリエステルスカーフと触ると全然違います。
② 仕上げ加工
実際に軽い仕上げ加工はあります。
工場で、
プレス
樹脂系フィニッシュ
防汚加工
軽いセット加工
をしている場合があります。
なので新品時は、
少しパリッとしています。
③ 湿気でヘタる
シルクは湿気を吸います。
つまり、
汗
湿気
保管環境
で柔らかくなる。
だから中古スカーフは、
「クタッ」としやすい。
④ クリーニング劣化
ドライクリーニングを繰り返すと、
仕上げ加工が落ちていきます。
すると、
ハリ減少
毛羽立ち
柔らかすぎる感じ
になります。
古着業界ではこれを
「腰が抜ける」
と言ったりします。
香水シミなど致命的なダメージを軽減する方法
前章でまとめた特に致命的な、
ダメージについて復活させる方法についてまとめます。
あります。ただし、正直に言うと、
「完全復活」は難しい
です。
特に高級シルクスカーフは、
繊維そのもののダメージ
表面加工の消失
光沢変化
色抜け
が起きると、100%新品状態には戻りません。
ただ、リユース現場レベルなら、
“かなり改善”
“売れるレベルに戻す”
“写真映えする状態にする”
ことは可能です。
そして実は、
古着屋・ヴィンテージ業界では、
「誤魔化しではなく、風合いを整える技術」
がかなりあります。
香水シミはなぜ致命傷になりやすいのか
香水は、
アルコール
香料油分
色素
を含みます。
特にアルコールがシルクのタンパク質構造を傷め、
黄ばみ・硬化・変色を起こします。
しかも時間が経つと酸化します。
つまり、
「シミ」+「化学変色」
のダブル状態になる。
だから普通の汚れより厄介です。
香水シミを改善する方法
① まず“脱脂”
香水系は油分が残ります。
なので、
薄めた中性洗剤で
“叩き出し”します。
この時、
絶対に擦らない。
② 蒸留水ですすぐ
水道水だとミネラル跡が出ることがあります。
ハイブランドスカーフでは、
蒸留水を使う人も多いです。
③ 酸化黄ばみは「家庭では限界」
これ重要です。
古い香水シミの茶変色は、
酸化している場合が多い。
つまり、
漂白
強洗剤
を使いたくなりますが、
シルクはタンパク質なので逆に死にます。
オキシ系を雑に使うと、
一気にゴワつきます
実務的にはどうするのか
高級ヴィンテージ屋や衣装系は、
実は
「完全除去より目立たなくする」
方向が多いです。
例えば、
全体を軽くスチーム
光沢を均一化
折り目を消す
撮影光で飛ばす
これでかなり印象が変わる。
メルカリやヤフオクでも、
「香水跡あり」でも、
全体が美しいと売れます。
“腰が抜けた”スカーフを戻す方法
これ、かなり業界っぽい話ですが、
実際あります。
ただし、
「再加工」
に近いです。
方法① スチーム+冷却固定
一番安全。
手順
1.スチームを全体に入れる
2.四辺を整える
3.平置き
4.完全乾燥
5.冷えるまで触らない
これで繊維配列が多少整います。
特にHermès系ツイルは、
これだけで結構戻ります。
方法② 薄い“糊加工”
実は昔の呉服・スカーフ業界では普通にあります。
ただし、
洗濯のりをそのままやると失敗します。
ゴワゴワになります。
プロ寄りの方法
かなり薄くした、
シルク用仕上げ剤
繊維用フィニッシュ剤
を霧吹きレベルで使います。
すると、
少しハリ感が戻る。
ただしやりすぎると、
偽物っぽい硬さ
テカリ
パリパリ感
になります。
スカーフにまつわる中古相場
いつものように、ヤフオク直近180日の落札相場を調べてみました。
“スカーフ”で検索しました。
取引数は16,892件、平均 13,106円 最高 1,052,000円でした。
最高落札された品物は、
クロコダイルバーキンのスカーフが巻かれた、
バッグです。
エルメスは、こういう一工夫でとんでもなく高いアイテムが、
登場します。
まとめ
スカーフは正直ノーマークなアイテムでした。
しかし、このオークションで若干引くくらい高いだけではなく、
大きくてかっこいいデザインに、魅力を感じました。
当社でもスカーフを出張買取、オークション代行します。
お気軽にお申し付けください。